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オフコンKシリーズの歴史:その4

2010年10月13日 | 富士通製コンピュータの歴史

                          

 ミリオンリース販売株式会社の主力商品である、富士通製の中古オフコン群。その歴史と歩みに付いて、少しづつシリーズで紐解いて行っております。今回はその4回目です。

 前回、1980年末からオフコンの世界にSISという概念が入ってきた事をご説明致しました。このSISとはStragetic Information System’の頭文字を取った物で、戦略的情報システムという事でした。情報を戦略的に組み立て、使っていこうという概念です。富士通ではこのSISのために、経営活動支援ソフトMANASUS、戦略経営システムSuperCAPSEL、開発支援ツールCASET 、統合オフィスシステムIFOSなど数々のソフトウェアを発表します。そしてこれらソフトとともに、1990年末には、”戦略経営のパートナー”となるべく新オフコン、K600シリーズSiモデルを発表しました。パソコンクラスのK-100Siから、汎用コンピュータクラスのK-690Siまで8機種20モデルにシリーズを拡大したのです。
 その後さらに大規模なSISを実現する為に、次々と大型モデルが発表されました。1991年には最上位モデルのK-690Siモデル30、1年後の1992年にはさらに上位のK-690Siモデル40と発表されます。一方、ノート型オフコンのK-150SiNBが1992年に発表されました。 
 Siモデル発売の翌年、1990年代の富士通の新しいシステムスタイルとして、「MESSAGE90s」が発表されました。この「MESSAGE90s」に基づき、「Kシリーズ 90s」としてオフィスプロセッサの新しい世界を開く、4つの新しいコンピューティング環境が提案されました。すなわち「グループコンピューティング環境「マルチベンダー/オープン環境」「GUI(グラフィカルユーザインターフェース)操作環境」「SI(システムインテグレーション)環境」の4つです。このコンセプトに基づき、K-150クライアントサーバシステム、データJOIN、アイコンデスクトップ、K-Windows、Super RDB(1991年10月)など数多くのソフト製品が発表されました。
 このように富士通オフコン環境ではSISやMESSAGE90sなどのコンセプトが生まれ、シリーズもそれに伴って高速化巨大化の一途を辿りましたが、1990年代に入るとオフコンにもオープン化/ダウンサイジングの影響が出始めます。特に1991年頃からオフコンの出荷台数は前年割れとなり、富士通のオフコン出荷台数も徐々に減少し始めます。

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