
こんにちは。ブログが御無沙汰してしまいました。再現美容師の宮﨑文子(あやこ)です。
国会で討論している「高額療養費引き上げ」、現在も治療継続中の私にとって死活問題です。
あまり傷つくことがない私ですが、「健康な人からの税金を使ってまでも生きたいですか?」というコメントを見たときは悲しくなりました。様々な人の様々な角度からの声はあって当たり前ですが、この引き上げには反対です。
今日は、NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会 理事長 宮﨑文子としてのお話です。
長文になりますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
日本ヘアエピテーゼ協会は、高額療養費制度の引き上げに強く反対します。この制度は、医療費の自己負担が一定額を超えた場合に払い戻しを受けられる仕組みであり、経済的負担を軽減する重要な役割を果たしています。
しかし、近年、この制度の自己負担額の引き上げが議論されており、多くの患者さんにとって深刻な影響を及ぼす可能性があります。
「高額療養費制度とは?」
高額療養費制度は、患者が医療機関で支払った費用が一定の上限を超えた場合に、その超過分が払い戻される制度です。これは特に、がん治療や慢性疾患など長期にわたる治療を必要とする方々にとって、経済的な負担を軽減する大切な仕組みとなっています。
「がん患者や脱毛に悩む方への影響」
日本ヘアエピテーゼ協会は、がん治療の副作用による脱毛で悩む方々をサポートしています。
抗がん剤治療などにより髪を失った患者さんにとって、医療用ウィッグは単なる装飾品ではなく、生活の質を維持するために不可欠なものです。しかし、医療費の負担が増加すれば、患者さんの経済的余裕が減り、医療用ウィッグの購入が難しくなることが考えられます。ウィッグを必要とする方々が、その購入をあきらめざるを得ない状況に追い込まれることは、精神的な負担を一層大きくすることになります。
「私たちの願い」
日本ヘアエピテーゼ協会は、すべての患者さんが適切な治療を受け、必要なケアを受けられる社会を目指しています。高額療養費制度の負担引き上げが進めば、多くの患者さんが必要な医療を受けられなくなり、精神的・身体的な苦痛が増大することは明白です。
私たちは、患者さんの声を社会に届けるために、引き続き活動を続けてまいります。
この問題について多くの方に関心を持っていただき、必要な支援が行き届く社会を一緒に築いていきましょう。
すべての患者さんが安心して医療を受けられる社会でありますように。。。
最後まで読んでいただき有難うございました。