真壁造りのローコスト住宅として「建築家と作る木の家」とグループ工務店の
「サイエンスホーム」で工事を行っていた矢掛町のポツンと一軒家、完成間近です
外張り断熱の高気密高断熱でありながら、1,500万円台のローコスト住宅です
屋根はローコスト住宅では主流となっているガルバリウム鋼板ではなく、平板瓦葺き
瓦屋根は断熱性もさることながら、耐久性にも優れます
外壁の黒い部分は焼杉板、既製品の機械焼きでなく職人が一枚づつ手焼きした本焼杉板
杉板の内部まで炭化しているので数十年以上持ちます、2階の白い部分はモルタル塗に
リシン吹付という昔からあるやり方です
黒と白のツートーンが裏山の杉林に映えます
柱、梁は地域材のヒノキとマツ、集成材は使っていません
プランは1階、2階ともワンルームで、空間は勾配天井でつながります
この家の用途はセカンドハウス、みんなでこのポツンと一軒家で集まって会食をしたり
カラオケをしたりする予定です
床は今養生シートで隠されていますが、無垢板のフローリングです
奥に見えるストリップ階段は90度3段割の難工事
1階の4分の1を占める土間
土間の中心に例のダルマストーブを据え、冬場はダルマストーブを中心にみんなが
集まります
この家の中心となるキッチン 土間から直接アクセスできます
メーカーのシステムキッチンではなく、木製カウンターにシンクとIHヒーターを
取り付けた造付キッチン 大幅なコストダウンになります
キッチンの内側とカウンター側で18㎝の段差があるおかげで、カウンターで座って
食事をとることができます
2階のロフト
用途を限定せず、寝室、趣味室、物置等多用途に使えます
壁は化粧をせず、あえて合板のまま
工作の得意な施主Kさんが、棚を釘打ちしたり自由に内装を変えていく予定です
高気密高断熱の家ながら、建築家の創意工で実現した真壁造りのローコスト住宅の
プロトタイプですので大変参考になると思います。
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