最終乗車

昨日は卒園式。でも今日はその前日の話を書きます。

バス通園児の親にとって、バス停が「幼稚園」で、添乗の先生が毎日会う「担任の先生」。自分の家の近くが、これほど思い出の場所になるとは思いませんでした水曜日は最後の幼稚園バスの日でした。この日が私にとってはもう1つの、いやむしろ、本当の卒園式という気持ちでした。

その前日、「ようちえん、いかなくていいー」と言っているジャンボくん（年少）と、急に幼稚園に行く気になったジャンボくん（年少）と、先生方へのお手紙に貼るために幼稚園で2月に撮った母子の写真（年長）の3枚を印刷しました。

幼稚園バスに慣れるまで大変だったこと
大雪の日のバスレスキュー
バス停やバスコースを変更させてもらって、仲良しのお友達と幼稚園帰りに遊んだこと
年中からは同じバス停に1学年下の子が増えたこと
バスの調子が悪くて2回代車で来たり（そのうちの1回はまさかの初回）、すぐ修理できたけれどトラックにミラーをぶつけられたこと
運転手さんの急死（結局病気による突然死だったそうです）
忘れ物をして取りに帰り、急いでバスを追いかけたこと

色々事件（？）もありましたが、毎日の見送りとお迎え。バス停でバスを待ったり、予定より早くバスが来て走ったり。でも一応、バスの時間を間違えて呼び出されることは1度もありませんでした送迎時だとゆっくりお話できないし、卒園式の日はお話できるかわからなかったし、対面だと泣いたり忘れたりして伝えきれずに悔いが残るかもしれないので、想いを全部お伝えしたくて、3年間のバス通園を思い出しつつ、泣きながら手紙を書きました子にも親にも優しくあたたかい先生が3年間変わらなくて良かったでも、そんなバス通園がなくなることが私にとって大きな喪失感なのかもしれません。

帰りに渡そうと思っていたら、行きの見送りの後、同じバス停のママからお菓子を頂き、完全に不意を突かれました…泣きそうになりながらこらえたものの、家に帰ると本当に最後なんだと実感して涙が出ました

最後のお迎えは、運行途中だし、しかもルートの最初の方なので時間を取って後の方に迷惑もかけられないし、備蓄品の受け取りはあるは、ジャンボくんが降りてくるはでしんみりしている余裕もなくバタバタでしたが、なんとか写真は撮らせてもらいました「あとでしみじみじしながら読んで下さい」と手紙を渡したら、「前日に泣かせるんですかでもありがとうございます」と受け取ってくれました。今思い出したけれど、同じバス停の子と写真撮らなかったな…

写真は最後の体操クラブの日にとってもいい香りのしていた沈丁花。卒園式は車で行かないつもりだったので、もうここを通ることもないのかな～と思いながら撮った写真です。