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夜、なかなか寝ないジャンボくん。私は寝かしつけながらウトウトして、目が覚めては布団を抜け出したジャンボくんを捕獲して布団に寝かせるということを繰り返していた。

また目覚めるとジャンボくんがいない。探しにいくと、隣の部屋で静かにいたずらしていた。バケツに入った茶色い水がじゅうたんにしみている。じゅうたんに散らかったぬいぐるみも当然濡れている。

私は一瞬で眠気が吹き飛び、慌ててぞうきんを持ってくるが、じゅうたんにしみた水はなかなかふききれない。ぬいぐるみは多分処分するしかない。私は1つ1つ被害を確認しながらジャンボくんにむき出しの怒りをぶつけ、何度も手を叩いた。ジャンボくんは恐れの表情を浮かべてはいたが、意味はわかっていない様子だった。そして、泣かなかった。

そして、私の竹製の1m定規が2ヶ所折れていた。水分を吸ってもろくなったところにジャンボくんが乗って折れたに違いない。私の怒りのボルテージは最高潮になり、またジャンボくんの手を思い切り叩く。それでも泣かないジャンボくんにますます腹が立ち、顔をひっぱたくか突き飛ばしたい衝動にかられた。

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この後私はどうしたと思いますか？

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衝動をこらえているうちに、目が覚めましたそう、これは夢だったのです「夢で良かった…」とホッとした私は、すでに隣で寝ていたジャンボくんの頭をよしよしとなでましたでも…。家は微妙に間取りが違ったし、我が家はじゅうたんではなくフローリングだし、汚れた水の入ったバケツを床に置きっぱなしにするわけがないし、シチュエーションは違うのですが、私の怒りの気持ちは本物。夢の中で私自身が感じたことです。私は普段あまりキーッとなることはないのですが、あまりの生々しさに、夢の中でのことを色々反省してしまいました。

叱る時は、一呼吸おいて冷静になってから。
何がどういけなかったのか、わかるように叱る。
むやみに叩かない。

今度同じ夢を見たら、後味の悪い目覚め方はしないはずです。