昨日は保育園主催の地域の親子向けの講座でした。企画段階で、以前作ったことのある担当者に「ヒンメリならできます」と伝えると「え~ヒンメリ~?」とあまり乗り気でない様子。いや、そちらに内容の指定権はないのだよ…私は材料費以外の経費を頂いていないのでね…。レッスン料というのは、指導者がその専門の技術を習得するのにかかった時間や経費が含まれていて、単にその時間の拘束料だけというわけではないのです。習い事が何千円もするのは適正価格です。
ですので、「○○やりたい」と言われて提供できるかというと、調べて(場合によっては本やキットを購入して)、習得して、試作して、期日までに材料をそろえて、材料のままでは時間内に終わりそうもない場合は少し加工までして、それを10セットとかするとなると、膨大な時間とエネルギーが必要なので、よっぽど私がやりたいと思える内容でない限りはお断りしています。たまたま私が便利屋なだけで、今までやってきたことを全部外部講師を呼んでいたら、何十万円もかかっていたかもしれません。そこを勘違いしないで頂きたい…
保育園の講座に限らず、自分のペースでできる場合のみ、今までいろんなことをやってきたけれど、催促されたり指示されるのは嫌なんだなぁ~。何の義務もないことをボランティアでやっているわけだから…。どうして私は、自分で100%選んだわけではないのにこうなっちゃうんだろう?と最近珍しく考え込んでいたのですが、今の自分の見つけた答えは、ありがたいことに器用に生まれたということは、そうやって人に還元していく宿命なのかも、ということです。あらかじめそう決まっている人生で、それを選んで生まれてきたのならば、流れに身を任せるしかないと思えます。
仕事についても悩んでいました。保育士資格を取ったりしてジタバタしながらこの向いていない仕事をこの先も続けていていいのだろうか…というのと、当初お願いされた日数より常に多くて、下手したら週5で行くようなこともあって、そんなに拘束されるなら他にやりたい仕事に転職したい、というのとで思い悩みながら月日は過ぎて、早1年半最近改めて考えて、いずれできなくなるのだから、目が見えているうちはハンドメイドを本業にしていたいという結論に至りました。勤務日数が減らせないのなら辞めるしかない、でもまずは交渉してから、と先日担当者に意向を伝えました。…が1人シフトに入れない人が発生して、結果3月は今までと変わらない勤務日数…慢性的に人手不足…私の残り(どれぐらいあるかは不明ですが)の人生、どうなっちゃうのかしら~
さて、大分話がそれましたが、普通のヒンメリではご満足頂けそうになかったので、サンキャッチャーにアレンジしてみました最初に100均のサンキャッチャー(こんなもの100円で売られたら困る、というほどの高クオリティでした)をぶらさげてみたのですが、重すぎてストローが重みに耐えられず仕方なく、きれい目のプラスチックにしようとしたのですが、問い合わせたら意外と重くてガラスとさほど変わらずだったらと、薄い形のガラスをぶら下げてみました。
片面の六芒星(写真左)は重みに耐えられずにゆがんでしまい、小さく作った分ストローが太く見えてしまう両面六芒星(写真右)は大丈夫でした
六芒星は左右均等な分、仕上がりの良し悪しが顕著に出てしまうので五芒星でできないかな~と試したらうまくいって、ガラスのつり下げ方もクリア
皆さんの作品です白(左)と薄いグレー(右)が人気でした
誰も作っていない色をあえて選んでくれた方(左)も
つり下げる場所やつり下げ方は自由にアレンジしてもらいました
材料を用意してから当日まで時間があいてしまったため、テグスとつぶし玉を忘れてしまい、糸でつりさげてもらいました
星に直接重みを加えないようにしながらも、星の中に糸を垂らさないで済むように工夫した方も
幾何学または手仕事が得意で1教えると規則性を理解して完成までほぼ1人で作れてしまう人と、1~10までの道筋を表裏10とんがり分全部聞かないとできない(わかったと思って勝手にやると違うところに行ってしまう)人、今回はハッキリその人の特性が見えておもしろかったです別に学校の勉強ではないので、これがわかってもわからなくてもその人の価値は変わらないのですが、やっぱり前者がさっさか作ると後者は引け目や劣等感を感じてしまうんですよねそこをフォローしつつ、安全に配慮して(あり得ないことに膝に子どもを乗せながらの針仕事…)、10時から飲まず食わずで4時間、スタート時間が違う人を次々に何度も指導して、イベント担当者が別件の仕事で1時間不在になる中切り盛りしたので、まあ帰宅後は屍と化しました…