にざかな酒店

ってことで、まとめ?

思いの外サクサク書けてしまってちょっぱやで終わってしまったのでとりあえずまとめ。思いっきりネタバレているのでご注意ください。とりあえず続きに隠しておきます。
あ、ところでこれはちゃんと言っておかないとなんですが短文と短歌で話を進めているのでもう話の枷にしかならないリアリティは色々とごっそりと省かれていますv
例えば誰かさんが力任せで殴って歯が折れないのはおかしい、とか人の痛みがそのまま来てたらあんな真似されたら普通ショック死だろう、とかその制服でいきなり殺人犯にされてその返り血どうしたの、家族は?とかその辺はごっそりと。ええ。小説としてのつじつま合わせは最初から色々放棄しておりますよ!
これはこう言う話だもん、と言うことで。オッケーでしょうか…?

ってことで、ドッペルゲンガー。
よく考えたらなんでこれ主人公藤村さんから始まってるんでしょうねー。
っていうかキラーワーズの刻(二話目の)はそもそもにおいてこの藤村さんあたりからの派生でした。
で、最初言ってた通り世にもしつこい快楽的な殺人シーンはカットされました。自主規制。右手の鳥も鳥野の空斗殺人シーンが割とさっくりカットされているので。あれなんですがね。この辺をちゃんと描いてるとこれらの作品のおかしさがさらに二倍三倍になってたもんだと…。
この回の貴志美さんがすでにネタバレばればれすぎて…(笑)でもその割にもっともっとネタバレな鳥野の最の殺人(右手の鳥の)に対する言及をする藤村さんと貴志美さんの会話もまるっとカットされております。流石に最初の話でそこまで言ったら興ざめかなあ。みたいな…。お気に入りの会話だったんですが。
で、右手の鳥に入ってあれ、なんか彼女、イメージが…ってなるのね。狙ったわけではないのですが。
もともとそういう子なのでした。その辺は全く変更なし。
いつか死ねるはず行こう。
この16年も寝かされるポイントになった世にもダサい暗号(笑)
これは、実は暗号の大御所、竹本健治先生のトランプ殺人事件あたりの暗号から着想を得ています。
そんな大御所から着想を得てるのになぜにあんなにダサいのか…。
あと解決方法もよく考えればありがちっていうか、ダサいよね。結局あれって解決のうちに入るのか、ってやつですしね。「普通の話だったら月影はもっと早く登場するぞ」っていう話でして。
で、まあ…不死身で無痛だと確かにめちゃくちゃやるのは当たり前だよね、的なところに話を持って行ったのでそれほど思いつめてもなく(問題)割と淡々としております。作者も平熱であります。
しかしこの話はみんな色々出会いすぎですね(爆)
彼は彼に出会った彼は彼女に出会った彼女は彼女に出会ったこれらの文がやたらと多発します。
若干作者がこれらの文の多発ぶりにも、もういいよ…!!いいよ君ら出会わなくて、ってなってたのは内緒。
あとね、やっぱり短歌短文形式は偉いと思いました。
当時、描いても描いても終わらない終わらない終わらないとんでもなくだだ長かったいつか死ねるはずがあれだけかいつまんで話ししたら二日で終わった!終わったよ、バンザーイ。で結構重要なとこはさらえるし。美味しい。短歌短文は美味しいぞお!でやっぱりずっとやりたかった一人回転ドアは順番にとは全然違う短歌の使い方ですけどね…!ってか本当にキャプションになってるよね、短歌がね。
この内容の話がいつまでも書くの終わらなかったら、そりゃ作者はへたるってやつですよ。
この話でへたりすぎて右手の鳥が当時完成まで体が持ちませんでした。はあ。で2年くらい経って一応完成はさせたけど右手の鳥だけ日の目を見ませんでしたとさ。
ところで、これらの話のデータが見えるところにないっていうのは嘘じゃなくて本当なの。
本当に記憶力だけで話を全部とおしています。ふう。
はい、右手の鳥ー。
あ、そうそう。この右手の鳥の貴志美さんの服装はいつも白ワイシャツにジーパン、みたいな非常にストイックなものです。たまにチェックのシャツ、とか割とすぐワンピースやスカートになっちゃう私のヒロインの中では珍しい出で立ち。そういえば短文短歌方式ではキャラの服装に言及する隙がありませんでした…。
白ワイシャツ、いいよね。スッキリ。
まさかなんとなくで放り込んだ貴志美さんの絆創膏が解決編になってあんなに活躍するとは思いませんでした。世界には絆創膏がいるんですよ。はい。
あと鳥野が文月さんに会えないのは実はおまけ的な感じで入ってたエピソードなんですけど、これも上手い具合に働きました。ところであの時の貴志美さんの変貌は裏を返せば単なる不安な乙女心でございます。
そ、そうなのよ…?「あなたが私を証明してよ!」っていうやつですよ。
本当のところはもうちょっと違うエピソードで彼らは揉める予定でした。
色々予定にないのが詰まっております、右手の鳥。
あとこみやんのリンダじゃないんだエピソード、リンダじゃないんだ、は昔のゲームリンダキューブアゲインの三ルート全部で使われていた名セリフであります。
「ちがーう、リンダじゃないんだ!!」ほとんど喋らない主人公が矢尾一樹の声でね。。
ただこれをちゃんと説明する能力が私にはないので(記憶が定かではない)わかる人だけわかってください…。あの時貴志美さんはちがーう、リンダじゃないんだ!をぶちかましたくてノリノリでした。
こみやんが踏めとかいうから…この作者が珍しく自分のネタで思い出し笑いしましたよ。ははははは。若いな、こみやん。不純だなんだというからそんなことないよ、と煽ってみたら本当に不純だった(爆)そりゃずっと言われへんわってやつです。純情ど変態。あと彼の解決編のセリフも私はずっとかましたかったお気に入り。こみやんは比較的まともないいやつだよ。
ところで私描いていてあれ、と思ったのが、鳥野って割と無口というか…貴志美さんがかなりのしゃべりまくりというか(笑)この辺は全然計算してなかったので意外でした。本来は傍観者的な性格の主人公が実は狂っているというのがこの話の隅から隅までをおかしくしているところ。
しかしやっぱり不死身で全然痛くもない人間に細かい傷で毎回いちいち絆創膏を渡す貴志美さんやら殴れば自分が痛い人間をわざわざ殴る月影のような人には誰がどうやってもかなわないなあというしかありませんね。
まあ結局そういう話だ、ということで全部まとめー。
ところで、やっぱり犯人が何回問い詰めても覚えてないって最強やな、というしかありませんね。いつ彼はしゃっきりして全てを理解するのか。本人にも不可能なんです。そう、本文中には書かれてないけどすでに空斗は何回か鳥野を問い詰めていた…。か、かわいそうに…。う…。
で、魅厘さんを責められないのは、空斗のセリフ通りでして。家族って言ったって張り付いてられないし嫌なこと起こるのはわかっててもそうずっとは張り詰めてなんていられないってやつなんですよ。
いくら力があっても無理、というか。
ーーーで、この解決編、萩教授喋ってないよ?結局教授ってそんなボケる歳じゃない…。五十代ちょっと前くらいかな。
まあこういう設定ですからね。さっさとボケててもしゃーないと言うか。炎の中に消えなかったらきっと藤村さんが介護ですよ(爆笑)
痛い…。何が痛いってこの設定が一番痛い!!
この設定に比べれば三部作全体通したテーマの「無痛の痛覚」なんてまだまだ可愛いものですよね…ふ…。
あ、ところで右手の鳥のラストシーンの鳥野は「普通の若い鳥野」のように語られていましたが「萩教授の死ぬ前にちょっとしゃっきりした彼の姿」で語られたラストシーンだとした方が綺麗でスッキリしますね!?
ってことで、そう言うことにしておきましょうそうしましょう。みなさんそれでよろしく。
なにせこの主人公色々めためたやからな…。
あ、それから。このセリフ、どう考えても野暮やろう!作者的にはこんな野暮なセリフいらないよ!!って言うセリフなんだけど双子の正体に言及してるから分かるようにしたほうがいいのかな。でもこれ本当ーに野暮なんやけど。あのダサい暗号くらいアレなんやけど。って言う奴が…。
アレですよ、空斗の「君はあの日俺と出会わなかった方だね」これ。一瞬思いっきり悩んだけど話として通るか通らないかと言う奴なので、泣く泣くこのセリフ入れました(涙)
他のセリフは割とサクサクとこれいる、これいる、これ伏線的にはいる設定んだけどここ入れたら冗長かな、(これはかなりな数存在します、そのカットぶりは非常にサクサクとなんせちゃんとした小説じゃないので)なのにこのセリフだけは私はきっぱりと作者的にはこれいらない、と言う…。本当に困るよね。このセリフ…。ほんっまに野暮やわあ。それはどのくらい野暮かというと、いつか死ねるはずの後になんか腐女子の方からこれを書けと頭の中から声がする!って言って腐女子が喜びそうなもん(?)書いて全てを台無しにするのと、どっちが…(爆)くらいの逡巡でございました。まあ、オーバーな表現ですけど。そのびいえるssbkで全てを台無しになんてしませんよ。ここまで書いたのに。せっかく。そんなことしたらほんまにどっかで身を投げてくるわ。って奴です。
死んだほうがマシレベルな変態…(笑)ちっくなものがあの設定ならかけるなあ。とちらりと。どんなだ。やめとけ。はいはいその辺にしとこうぜ。死なないためには変態の抑制も重要です。はい。
どんなまとめだ。
ああ、さらに野暮なことを言う…双子殺害の凶器って誰かさんの部屋からパクってきたナイフなのね…。
そっか、やっぱりか…めっちゃめちゃ野暮やなあ…。自作を語るとこんな野暮なことばっかりネタバラシするからダメなのよねー。ねー。
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