不良

　警察は、裏で、裏金を、相当回収していた。
　主に、ヤクザから、上納金の、一部を、もらっていた。
　その額は、「1000億円」。
　公安委員会が、目を、つけていた。
　警察が、どうにかなっている。
　何で、こんな事になっているのか？
　それは、性質の問題だった。
　警察は、上部の、ヤクザを潰す為、まずは、資金源から、目をつけていたのだ。
　やり方が、まずい。
　裏での動きが激しく、こんな争いに、優太は巻き込まれていたのだ。
　ついに、「国際指名手配」の、手続きが、とられた。

不良

　ギリシャについた優太は、豪華な生活を送った。
　女は抱き、肉を食べ、まさに、酒池肉林だ。
　付き添いの人間は、何かを察した様に、ずっと、質素で、行いをしていた。
　実は、警察が、国際指名手配に、切り替えている事を、知った。
　優太は、それでも、諦めない。
　何とか、警察を、まけないか？そう、考えていた。
　

不良

　オンラインカジノの、収益は、1兆円を、超えていた。
　優太は、やめられないが、賭博の収益が凄いので、ギリシャあたりに高跳びし、暮らそうと考えていた。
　親分に、相談した。
　「ギリシャに、行きたいんですが」
　親分「ギリシャかぁ、まぁ、良いよ。その代わり、側近をつけて、お前、携帯にすぐに出れる様にしとけ」
　優太は、「やった！　ギリシャに行ける。警察から解放だ！」、そう思った。
　話は、そう簡単ではない。
　https://kakuyomu.jp/works/16818093084726703952

不良

　ヤクザは言う。
　「あんな、人間、度合いってもんが、あるんだ。お前は、それを、超えている」
　「枠にはまらなけりゃ、終わりだ。お前は、それが、出来る」
　「信頼してるぞ」
　やめられない。
　優太は悩んだ。
　竹田優太、23歳にして、オンラインカジノを、やっている。
　密漁よりは、マシだが、警察が近い。
　優太は考えた。
　警察を取れば、天国だと。
　こう言う考えをして、悪い事をしていると、必ず、滅びる。
　「必ず、必要悪を、やらなければ、いけない」

不良

　「てめぇ、いったい、なんなんだ？」
　警察は、ドスの効いた声で、言う。
　優太は、焦って、声が、出なかった。
　「まぁ、いい」
　警察は、諦める。
　優太は、直ぐに、父親に相談した。
　「ばぁーか！　お前、罠に、はめられてるんだよ」
　「あんな、警察の考えは、こうだ」
　「まずは、お前を使って、金を稼ぐ。時期が来たら、大物を逮捕して、名称を上げる」
　「これがわからなけりゃ、お前、ブタ箱行きだ」
　優太は、オンラインカジノを、やめたいと、考えた。