犯行

　20代目閻魔様は、弱体化したギャンドに、回し者を使って、接触する事にした。
　ギャンドと、義則王の軍人が、接触した。
　ギャンド「ふざけるな！」
　軍人「まぁまぁ、落ち着け。ここで争っても仕方ないだろう」、「今日は、ある条件を、提示しに来たのだ」
　ギャンド「なめやがって」
　軍人「お前達が、密漁や、多種多様な犯罪を、しなければ、こちらは、手を引こう」
　20代目閻魔様は、「かかったな！」
　ギャンド「まぁ良いわ。その条件を、飲もうじゃないか」
　一角獣様は、圧力に切り替えた。
　あくまで、騙した上で、殺して行くのだ。

犯行

　20代目閻魔様は、軍隊で、圧力をかける事にした。
　無血開城を、心掛けたのだ。
　一角獣様は、相変わらずである。
　20代目閻魔様は、こう考えた。
　まずは、弱体化。次に、騙す。最後に、殲滅。
　その第1段階が、始まっているのだ。
　夏優子様は、天界を、整える事にした。
　「出て来る幽霊を、整えるのだ」
　選ばれたのは、正義様、慶介様、慶次様、ゴクラ様だった。
　猿渡様は、「なぜ、儂を選ばんのだ！」、笑っていた。

犯行

　義則は、人形化され、軍隊だけを、貸す事にした。
　「軍隊も、人形化し、手となり、足となり、使う事にした」、「一角獣様」
　くさびが成功し、ギャンドが、瓦解した。
　ネスタフは、手を引き、リーダーが、いなくなった。
　20代目閻魔様の、予測通りになった。
　「しかし、霊王様達は、ネスタフを、逃がすつもりは、無かった」
　一角獣様は、更に、馬力を、上げた。
　ガトリングの数を増やすと同時に、間者を使い、暗殺の馬力も上げた。

犯行

　夏優子様は、義則を、素で、抱きしめた。
　慶次様は、泣いていた。
　「義則は、とにかく、甘やかして育てた。それが、こんな事になるとは。儂が悪かった。悪かった」
　「慶次、それが、あるかものう」
　閻魔様、一角獣様は、こう言った。
　「勝てるぞ、これは。ギャンドは、死に目を見ているのだ。とにかく、義則を、人形にしよう」
　2代目暗天大魔王、夏優子様、初代暗天大魔王、ゴクラ様は、頷いた。
　「これほどの数の、幽霊が、出て来ている。時代が、うねりを、上げていた」

犯行

　義則王は、錯乱していた。
　死の恐怖、お金の枯渇、軍隊の消滅、色々な問題に、限界を感じ、疲れていたのだ。
　霊王様達は、こう言った。
　「一つずつ、解決しろ。とにかく、お前の協力なしでは、厳しいのだ」
　義則王は、泣きながら言った。
　「何でですか！　もう嫌です！　嫌だ嫌だ嫌だ！」
　霊王様達は、困った。
　「錯乱していると」
　2代目暗天大魔王、夏優子様、正義様、慶介様、慶次様が、来た。
　「大丈夫よ。必ず、上手く行く」
　皆からそう言われた、義則王は、自信を、一気に取り戻した。
　幽霊は、不思議な力が、ある。