飼い主さんにとって鳥さんの飼育で一番と言っていい悩みは温度調節ではないでしょうか?特に夏と冬には体調を崩す鳥さんが増えます。
そういった悩みを無くす為にも、まず鳥さんがどうやって体温調節をしているかと言うのを知ってもらえたらなと思います。
鳥さんにはまず汗腺がありませんので汗をかいて体温を調節することが出来ません。
どの様に体温調節をしているかと言いますと基本的に呼吸で体温を調節しています。
夏など暑ければハァハァと呼吸を早くして体の中の熱を口から排出させています。寒い時はなるべく熱を逃さない様に口を開けずにいます。
その他にも羽を膨らますなどの行動でも体温を調節しますが基本的に呼吸での体温調節が大事だと思っていただければいいかと思います。
では飼い主さんの鳥さんの体温を調節するにはどうすればいいのか?という質問の答えには
空気の温度(室温)を変えてあげる。
という事なります。
つまり扇風機や遠赤外線などで体に直接冷たい風を当てる、温かい熱を当てるよりもエアコンなどでの室温の調節が効果的だと思います。
勿論直接当てる熱での体温調節も効果はあると思いますが室温での調整が大事だと思って下さい。
そして湿度が高いと呼吸で蒸発した熱を逃がし難いので、夏は湿度が高いと熱中症等のリスクが高くなります。
湿度の話しはまた別に書こうと思っていますがとりあえず温度調節の話しはこれくらいで。