ミニヨンペットショップの日記

ペット用品の話しとか日記を書きます。

(追記有り)パネル型外付け式バードヒーター検証

2022-01-12 18:44:58 | 日記
こんにちわ。ミニヨンペットショップです。
今回はタイトルの通り、パネル型外付け式バードヒーターの検証をしていきたいと思っています。

以前にも書いた様に(鳥さんの体温調節のお話し)鳥さんは呼吸での体温調整がメインであり、本来保温をするなら熱を放射してケージ内の空気を素早く温めてくれる保温球タイプのペットヒーターを使ってもらうのがベストです。

そんな中近年SANKOさんからパネル型外付け式バードヒーターという商品が発売されました。

私個人はアサヒの保温球型のペットヒーター60W(100W)を愛用しています。


壊れては修復を繰り返したがついにどうしようも無くなった底にも穴がある旧型のアサヒのヒーター。20年くらいはお世話なりました。

空気を温める面積が狭い20Wのパネル型バードヒーターは興味も無く、生体に直接熱を当てて温める方式はあまり効果ないのでは?と思っていました。

まず個人的に思いつく保温球型とパネル型のメリット・デメリットを書いておこうと思います。

パネル型

メリット
・SANKOさんのは外付けで薄く、スペースに悩まされる事がない。設置が簡単。
・消費電力が20wなので電気代は安そう(検証してないので予想です)
・保温球は保温球自体が光るのに対してほぼ光る部分がない
・外付けなので接触でのヤケドリスクがほぼない

デメリット
・温める場所が限られている。全体的な空間を温める能力が低い。
・メインの保温にはならない。
・耐久性などがまだ分からない。
・球の入れ替えなどが出来るわけではない。
・値段もやや高め
・熱を放射して温めるわけではないので複数飼育の環境には向いていない。単独飼育向け。もしくは一羽一羽付けてあげる。

保温球型

メリット
・温まるのがとにかく早い。
・100wなどの球を切り替えての温度調整も可能。
・とにかくアサヒのペットヒーターは頑丈でした。
・サーモスタットと併用する事で温度調整がかなり簡単になる。サーモスタットのコードにいたずらされない工夫が必要にはなります。

・これはメリットでもデメリットでもありますがぼんやりとした光がある事でパニックの抑制効果があります。代表的であるオカメパニックなどは間接照明があると多少リスクが抑えられます。勿論明る過ぎると睡眠の妨げになるので調整が必要です。

デメリット
・置くスペースに悩まされる。
・ケージ内に設置した時に鳥さんがヒーターの上にずっといると低温ヤケドのリスクがある。(店の鳥さんでなったことはないのと置く場所の工夫をすれば大丈夫です)

と正直あまりデメリットがないんですよね。それくらい保温の部門でアサヒのペットヒーターは優秀な商品だと思っています。


前置きが長くなりましたが、ここからがパネル型外付けバードヒーターの検証になります。

条件は
・一戸建ての二階の六畳部屋
・外気温は約8℃。室内の温度は16℃〜18℃でエアコンなど使用していない状況

です。

パターン1



囲いなどが無く直接パネルヒーターの熱が当たってるとどれくらいの温度が上がるのか?
止り木が直接バードヒーターと接触していますが止り木ホルダーなどを使って設置し、物は接触しない方がいいです!止り木ホルダーが家に無かったのでこの様な形になってます。
まぁ止り木が燃える様な温度では無いですが万が一があってはいけません。

この状態から一時間経過して温度を見てみました。

16℃→18℃

と変化がしていました。
ただ鳥さんは常にここに居てくれるわけではないので、これを付けてるだけで保温対策はバッチシとはいかないと思います。

パターン2





プラダンで囲い前面を布で被したらどうか?
寝る時はこの形になるかなと思います。
ここから一時間放置してみます。



18℃→22℃

これはまあまあ良い結果では?と思いました。

しかし呼吸で取り入れる空気が温まってないと鳥さんの体温は中々上がりません。

パターン3







パネルヒーターを下段に、温度計を上段に。それも左右ずらしてヒーターの熱が直接当たらない状況ではどうだ?

それと断熱材などで保温環境も高めて一夜検証してみました🌞


写真二枚目の様に(ちょっとわかりにくいですが💦)パネルヒーターを手前の下段に移動して温度計を上段の右奥に。
そして写真三枚目の様に断熱材を囲いの内面に貼りケージの全面を(下にも断熱材を置いて)囲いました。

もしこの位置で温度計の気温が上がっていればケージ内の空気がしっかり温まっているという事になります。

画像はありませんが前面にも断熱材を貼ったパネルを作り全方位断熱材で囲んでみました。

開始は17時半19℃です。

温度がどれくらい上がるのかハッキリさせたい為にエアコンを無しで寝ました。すごく寒くてやるなら廊下ですればよかったやんと思いましたが、もういいやとなりました。

結果は一番冷えてるであろう朝の4時に見る事にしました。



30分寝坊しましたが仕方ありません。何が仕方ないかはわかりません。

結果ですが21℃で維持されていました。

大事なのは

・パターン1・2と違い温度計がパネルヒーターから出る熱に直接当たっていない離れた場所にあること
・室内の温度は14℃だったので+7℃空間がしっかり温まっていました

しかし断熱材で全方位囲ってしまうと空気の入れ替えが少なくて健康上はあまり良くないと思います。一応下は密閉せずにして検証してるので空気の入れ替えはある程度ある状態ではあります。

外気温は0℃でした。本当に寒かった。



ではまとめに入りたいと思います。

まず体調を崩したときに鳥さんに必要な温度は28℃〜32です。
なのでそういった鳥さんの保温には向いていません。
保温球型のヒーターは所持する必要があります。

しかしパネル型の外付けバードヒーターも保温能力が全く無いわけではありません。
健康な鳥さんには冬場付けてあげると喜ぶと思います。風邪の予防などにはなると思います。

色々な商品が出る中、効果がしっかりありそうな商品は試して感想を書いていきたいと思います。参考になれば嬉しいです😀

(追記)1/17
今の所メーカー側からの説明が無いのでなんとも言えませんが一応所有されてる方は気をつけて貰った方がいいと思います…💦





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