生活の質を上げるための取り組み

身体機能の維持と回復が生活の質を上げる鍵になる

高齢者のQOLの向上に欠かせないリハビリの話

2020-03-09 07:27:57 | 日記
高齢になると運動機能が低下してしまい、自立した生活を送る事が困難になってしまう。
したがって、高齢者施設の中にはリハビリに注力しているとところもあり、理学療法士や作業療法士による機能回復訓練が行われている。

一般的なリハビリの内容は、腕や足などの機能を回復させ、自立した日常生活を送れるように支援をする事が目的だ。
リハビリには生活リハビリやパワーリハビリなど、いくつかの種類があり、それぞれで内容や目的が異なる。

生活リハビリは、介護保健サービスで行われる一般的なリハビリで、自立した日常生活を送れるようにする事を目的にしている。
一方、パワーリハビリは、老化や障害などによる運動機能の低下を防ぎ、QOLを向上させる事が目的だ。

パワーリハビリでは、主にトレーニングマシンなどを使用して、立つ、歩く、座るなどの基本的な行動を行う事により、筋肉を効率的に使い、運動機能の維持や向上を促す。
また、パワーリハビリは、老化による健康上の不安や1人暮らしによる孤独感から起こるうつ病などの防止にも効果がある上に、パーキンソン病や脳卒中などの予防も期待できる訓練だといわれている。
パワーリハビリで使用するトレーニングマシンは、通常の筋トレ用の物ではなく、リハビリ専用に開発されたトレーニングマシンなので、高齢者も安心して使用することができるのが特徴である。

そのほか、言語聴覚士によるリハビリもある。
コミュニケーション能力の改善や嚥下機能の回復など、円滑にコミュニケーションを取れるようにするために行われるリハビリだ。
脳血管障害や神経疾患などにより、上手く話せない、話を理解できない高齢者に対して行われる。

歳を取ると身体機能が低下し、生活の質は低下してしまう。
したがって、QOLを維持したり、向上させるためには、根気強いリハビリが欠かせないのだ。
このことについては、以下のリンク先【http://qolkojo-rihabiri.com】にも書かれている。