誰もが
ケイタイを
握りしめて
日常を漂流している
ケイタイが
社会と自分とをつなぐ
命綱ででも
あるかのように
向かい合って
黙って
メールを
打っている
ふたりともが
孤独で
一緒にいるのに
目を合わせない
ふたりともが
ひとりぽっちで
一緒にいることで
ひとりひとりが
傷ついている
コーヒーがさめてゆく
グラスの水が減ってゆく
ケイタイを
握りしめて
日常を漂流している
ケイタイが
社会と自分とをつなぐ
命綱ででも
あるかのように
向かい合って
黙って
メールを
打っている
ふたりともが
孤独で
一緒にいるのに
目を合わせない
ふたりともが
ひとりぽっちで
一緒にいることで
ひとりひとりが
傷ついている
コーヒーがさめてゆく
グラスの水が減ってゆく