夫婦
喧嘩しながら 何処へ
行くのも一緒 いつの間にか
帰っていて
同じ場所にいる
二人
同じ車で向かう先は
木花の村
運転席と助手席で
山と川を眺めながら 呟く
風景
吹き抜ける風と
流れ下る川に沿って
宿は
今日も
道の駅
夫婦
喧嘩しながら 何処へ
行くのも一緒 いつの間にか
帰っていて
同じ場所にいる
二人
同じ車で向かう先は
木花の村
運転席と助手席で
山と川を眺めながら 呟く
風景
吹き抜ける風と
流れ下る川に沿って
宿は
今日も
道の駅
To Missallopishii
(または光る魚)
窓の灯りで
目覚める
伝えてほしいのは
光明
迷いでも眩暈でも
夢でもない
一点の
差し込む光
季節
夢から木花村へ
出会いとご縁と別れと
その時々に
見て綴りし繋いで
破れた紙の
裏表に
吹く風を
季節と言うらし
幻夢を
源夢と
名付けて
いつしか
歩く人となりし
その姿さえも
消えそうな朝
桜咲く高野に
辿り着くまで
季節は巡らふ