こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。
雨が降ったり曇ったり、湿度の高い日は
髪がまとまらない、とお困りの方は多いと思います。
それもそのはずで、髪の毛は湿度で伸縮しやすく、
湿度を観測するために利用されているほどです。
湿度計には、伸縮式、電気抵抗式、露点計などがあります。
伸縮式湿度計は、仕組みが簡単でよく利用されます。
毛髪を利用する場合は、性質上、
細い金髪がもっとも適しているそうです。
油脂を落としたりと特殊加工したものが、束ねて使われます。
毛髪製湿度計は乾湿計と異なり、湿度を直接読めます。
反面、測定に適した温湿度の範囲外では、
誤差が生じやすくなります。
湿度の精密な測定自体が、非常に難しい作業のようです。
もっとも正確な湿度がわかるのは、乾湿計だそうです。
乾球と湿球、二つの温度から湿度を計測します。
しかし、目盛による計算が必要なことと、
湿球を維持したり、風を通すなど、環境を管理する必要があります。
正確さと手軽さと、それぞれ一長一短です。
当店で取扱いの感部に毛髪を使用した湿度計はこちらです。
一般的な家庭用湿度計と比較すると、高精度になっています。
◆湿度計(温度計付) ハイエスト1型 佐藤計量器
《価格》10,860円
《精度》±3%rh (40~80%rh at15~25℃、その他は±5%rh)
◆湿度計(温度計付) ハイエスト2型 佐藤計量器
《価格》12,280円
《精度》±4%rh (40~80%rh at15~25℃、その他は±7%rh)
また、実店舗では温湿度の自記計も販売しております。
自記計も、湿度の計測には毛髪が使われています。
本物の髪が使われている、とびっくりされるかもしれませんが、
もちろん洗浄や特殊加工がなされていますので、ご安心くださいね。
湿度計は性質上、伸縮性に限らず、
経年により感部が劣化して誤差が生じます。
それなりの精度を保つためには、どうしても
定期的に校正、または新しいものへ交換する必要があります。