こんにちは。
はかりの三和屋、奥田です。
みなさんは「バイメタル温度計」をご存知ですか?
バイメタルとは、温度計の仕組みのことらしいのです。
本日は「バイメタル式」とはどういうことなのか、調べてみました。
当店の商品を「バイメタル」で検索したところ、5点の温度計が出ます。
共通しているのは、目盛版の後ろに細長い筒が付いている点。
この形状は、仕組みに関係しているのでしょうか?
「バイメタル」とは、熱膨張率の異なる2枚の金属を貼り合わせたもの。
つまり熱で「よく伸びる素材」と「あまり伸びない素材」を貼り付けます。
これを加熱すると、「伸びない素材」の方へ湾曲するのです。
このようなバイメタルの性質を利用したもののひとつが、温度計。
バイメタル式の温度計では、
バイメタルを細長くらせん状に巻いています。
(TDKさんのマガジンで分かりやすく図解されていました)
膨張率の差により、温度が上がれば上がるほど、
伸びたらせんはぐるぐると回ります。
このらせん状のバイメタルを指針と関連付けておけば、
温度計の指針は目盛版の上で回るということでした。
wikipediaで、実際に巻いたバイメタルを
加熱している様子を見ることができます。(こちら)
この原理は、温度計の他に
サーモスタットなどにも利用されています。
と、いうことで、目盛版に付いている細長い筒は、
バイメタルを内蔵した感知部でした。
もちろん、バイメタルはらせん状以外でも使えますので、
必ずしもあのような形状とは限らないようです。
熱膨張率の差を利用した「バイメタル」、
そしてこの温度計への利用を考案した人は偉大ですね。
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≪バイメタル式温度計の例≫