今回は、国鉄客車の4回目。
1980年2月に宮崎駅で撮影した写真です。
オハフ33・スハフ42・スハ43・オハ35・46・47などに代表される旧型客車、昭和末期はローカル列車を中心に運用されていましたが、南九州の日豊本線などにはまだ多くの客車列車が走っていました。
茶色の車体で内装は木造、木やニスの香りのする車内はエンジンやモーターの音もせずたいへん静かで、鈍行列車の旅では、山間の小駅で他の列車との行き違いなどのために長時間停車すると、野鳥のさえずりなども聞こえることもあり、とても情緒がありました。
現在の鉄道車両は窓も開かないものが多く、一駅に長時間停車することも少なくなり、あの当時とは趣が変わってしまいました。
旧型客車での鈍行列車の旅。
今では味わうことのできない懐かしい思い出です。オハフ33 492 オハフ33形オハフ33 609 オハフ33形オハ47 226 オハ47形
(写真すべて)
撮影日:1980年2月
撮影地:日豊本線・宮崎駅