学生時代ヤンキーで今は現役ナースです

ナースの雅(みやび)です
学生時代のやんちゃな激動の日々を書いた
100%ノンフィクション記事です。

食物検定試験4級の話

2022-09-29 13:37:22 | 日記
A高は共学だけど
私のクラスは
家政科で女子クラスだった。

どうして家政科かというと
ただ単に普通科よりも
低い点数で入れたから。

家政科でも卒業までに
取得する検定試験があり
一年生で4級を受けることになった。

最初は食物検定
与えられたきゅうりを
検定委員の合図によって
30秒で50枚以上
厚さ0.2㎝以下の半月切りにする。

練習もせず、
包丁も持ったことのない私が
受かるはずもなく
再追試を1人で受けることになった。

さえちゃんが検定委員に
自ら名乗り出てくれた。

放課後
私の再追試験が始まった。

始まるまでいた先生が
席を外した時
さえちゃんが
「みやびちゃんかして!」
と私の持っていた包丁を奪い取り
ものすごい勢いできゅうりを切り出した。

さえちゃんの行動に
びっくりさながらも、
割烹着姿で白い三角巾をかぶった
受験生の私は
先生が戻って来ないかを
キョロキョロ見張った。

今でも
検定委員のさえちゃんが
まな板の前で包丁を握りしめて
必死にきゅうりを切る姿を
思い出すと
笑ってしまうのだけど(笑)

そのお陰で
食物検定4級は無事合格した。

時効という事で書いたけど
『良い子はマネしないでね~』
という感じの
私の検定試験のお話でした。

悪いけどよくモテてます

2022-09-25 16:50:16 | 日記
お洒落と男の子、
楽しい事に夢中になっていた私にも
高校受験はやって来た。

選択肢はほとんどなく、
担任と親が決めたA高校に
行くことになったのだけど
行きたくない私は
制服の採寸にすら行かなかった。

母親が
服飾関係の仕事をしていたので
本人が行かなくても
私の体に合った制服が
出来上がってきた。

A高は県立高校だけど
バスで40分の田舎にあった。

同じ中学のさえちゃんと
毎日一緒だった。

入学したばかりの私達は
既に目立った存在で
同級生はもちろん
先輩や先生方から注目されていた。

それはA高の外でも同じで
さえちゃんと私を待つ
出待ちの車が何台も
校門前に並んでいた。

なので、
バス代はほとんどかからない。

私の高校生活は
こうして始まった。