本日2月24日、「星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議」は、星野暁子さんら御家族とともに、東京高裁への申し入れ行動を行っています。みやぎ救う会からは直接参加はできませんでしたが、みやぎ救う会の申し入れ書も一緒に提出してもらいました。以下、みやぎ救う会の申し入れ書です。
申し入れ書
東京高等裁判所大11刑事部 御中
みやぎ星野文昭さんを救う会
申し入れの主旨
昨年11月27日、星野文昭さんは、新たな証拠27点をもって第2次の再審請求を行いました。ただちに再審を開始されるよう申し入れます。
申し入れの理由
星野文昭さんは、1971年の渋谷でのデモ警備の警官1名の死亡事件に関して、殺人罪により無期懲役刑に処せられ、逮捕以来現在まで35年間も自由を奪われ続けていますが、星野文昭さんは無実です。ご本人は一貫して、「自分は現場にいなかった。無実である」と主張されています。にもかかわらず、一審で懲役20年、高裁で無期懲役の判決が、物的証拠もなく、別に逮捕した少年たちの供述証言を主な証拠としてなされていることは、全く不当で理不尽なことです。しかも、第1次の再審請求に対する最高裁の棄却決定では、確定判決の証拠構造上重要な位置を占めていたKr供述調書の「星野さんはきつね色の服を着ていた」ということが誤りであったことを認めています。確定判決の事実認定の根幹が崩れていると最高裁も認めているわけです。無期懲役というような極刑を一人の人間に科すのに、こんな脆弱な事実認定であっていい訳がありません。まして、すでに35年間も家族や社会から隔絶されているのです。足利事件では、無実の方を17年間も刑務所暮らしを強いてきたことが明らかになって、世間の怒りを呼んでいますが、星野さんは体液鑑定のような科学的「証拠」すらなく、しかも公判調書を読めば読むほど、いいかげんで一貫性のない他人の供述証言のみを根拠にして極刑を強いられているなど許されることではないと考えます。
星野文昭さんが貴裁判所に提出した再審請求書は、新しい証拠27点で構成されています。私たち「みやぎ星野文昭さんを救う会」でも、この再審請求書の第一回目の学習会を先月行いました。広く宮城の人々に宣伝しながら、くり返し学習会を行っていく予定です。私たちは、この新証拠を精査され、事実調べを行われることを強く望みます。何よりも、星野文昭さんご本人の意見陳述書に真摯に耳を傾け、事実認定のやり直しをして下さい。その際、写真などの記録を大量に持っているはずの警察・検察に証拠を開示させるよう命じて、真実に迫ってください。
私たちは、星野文昭さんの再審開始決定を強く申し入れます。誤った判決によって、無実の星野文昭さんがこれ以上自由を奪われ続けないために。 以上
2010年 2月24日
申し入れ書
東京高等裁判所大11刑事部 御中
みやぎ星野文昭さんを救う会
申し入れの主旨
昨年11月27日、星野文昭さんは、新たな証拠27点をもって第2次の再審請求を行いました。ただちに再審を開始されるよう申し入れます。
申し入れの理由
星野文昭さんは、1971年の渋谷でのデモ警備の警官1名の死亡事件に関して、殺人罪により無期懲役刑に処せられ、逮捕以来現在まで35年間も自由を奪われ続けていますが、星野文昭さんは無実です。ご本人は一貫して、「自分は現場にいなかった。無実である」と主張されています。にもかかわらず、一審で懲役20年、高裁で無期懲役の判決が、物的証拠もなく、別に逮捕した少年たちの供述証言を主な証拠としてなされていることは、全く不当で理不尽なことです。しかも、第1次の再審請求に対する最高裁の棄却決定では、確定判決の証拠構造上重要な位置を占めていたKr供述調書の「星野さんはきつね色の服を着ていた」ということが誤りであったことを認めています。確定判決の事実認定の根幹が崩れていると最高裁も認めているわけです。無期懲役というような極刑を一人の人間に科すのに、こんな脆弱な事実認定であっていい訳がありません。まして、すでに35年間も家族や社会から隔絶されているのです。足利事件では、無実の方を17年間も刑務所暮らしを強いてきたことが明らかになって、世間の怒りを呼んでいますが、星野さんは体液鑑定のような科学的「証拠」すらなく、しかも公判調書を読めば読むほど、いいかげんで一貫性のない他人の供述証言のみを根拠にして極刑を強いられているなど許されることではないと考えます。
星野文昭さんが貴裁判所に提出した再審請求書は、新しい証拠27点で構成されています。私たち「みやぎ星野文昭さんを救う会」でも、この再審請求書の第一回目の学習会を先月行いました。広く宮城の人々に宣伝しながら、くり返し学習会を行っていく予定です。私たちは、この新証拠を精査され、事実調べを行われることを強く望みます。何よりも、星野文昭さんご本人の意見陳述書に真摯に耳を傾け、事実認定のやり直しをして下さい。その際、写真などの記録を大量に持っているはずの警察・検察に証拠を開示させるよう命じて、真実に迫ってください。
私たちは、星野文昭さんの再審開始決定を強く申し入れます。誤った判決によって、無実の星野文昭さんがこれ以上自由を奪われ続けないために。 以上
2010年 2月24日
どんどん、運動を広げましょう