事故は3日の午後5時15分ごろ発生。車両からの白煙を発見して青函トンネルの青森側の出口の12キロほど手前で停車したというもの。
停車地点の1.2㎞手前には幸いにも竜飛海底駅(現在は駅ではなく竜飛定点と呼ばれているそうです)がありました。
乗客はまず、この竜飛定点に向かい、そこから青函トンネル記念館の施設内を経由して記念館用のケーブルカーを利用してトンネルから脱出したようです。
2012年6月30日に青函トンネル記念館を訪れたときに、竜飛海底駅(当時)からの脱出用通路を見ておりました。
当時の記事原文のままを転記します。
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前方に見えている扉から約200m先に「竜飛海底駅」があるそうです。青函トンネル緊急時には列車の乗客はこの扉から出てきて脱出すると説明がありました。なんかドキドキします。
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みなさーん。お元気ですかー!津軽海峡海面下からケントが報告しています!
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見学を終えて体験坑道駅に戻ってきた!
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出発です!
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さようーならー!
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ゆっくりと上っていきます。
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トンネルを出ましたよ。
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およそ7分で記念館駅に。無事帰還(笑)
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最後に無事帰還(笑)とありますが、今回の乗客たちははマジでほっとしたことでしょう。
本坑からしばらく歩いて連絡横抗のあるところまで行き、作業横抗をつかって作業抗へ入ったのでは、、、と思います。
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大成建設HPより
全員が地上に出てきたのは避難開始から5時間以上経過していたそうです。
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これはケーブルカーの定員が少ないのと往復に時間がかかるのが主原因だったようですが
新幹線が開通するともっと多くの乗客が乗っている可能性もあるわけですから、より確実な脱出方法を考えておく必要がありそう。。。
今回幸いにも人命に関わるようなことがなかったわけですから、これを教訓としたいですね。