たわいもない話 (八王子浅川の風景)

息子が都心から八王子に引っ越した。年をとって低登山に興味が出たのか奥多摩の山々を身近に感じたいと言っている。元々自然派で昆虫大好き！

職場が市ヶ谷なので、凡そ１時間、通勤にかかるらしい。

帰りは一つ手前の四ツ谷から通勤快速に乗ると座っていけるのが嬉しいと。「終点がな、大月やねん、大月と言ったら山梨県やで。オレ、山梨から通ってるねんで！」と息子。東京育ちの夫に「昔ならとても考えられない」と色々言われて大笑い。

早く行ってみたいけどコロナが終息するまでは我慢我慢。

出勤２日目の朝　靴を履こうとしたら靴の上に何やらコチョコチョと動く黒いものが。

それはまさにクワガタ。初めてのお客さんがクワガタやで。

さすが田舎！大歓迎大感激して嬉しそうに写メを送ってくれた。

門前虫羅不亦楽乎と(論語の朋有り遠方より来ると同じ意味らしい)

私も新しい土地でいい事ありそうな予感がし写メをコピー。それを刺繡をして12cm正方の額に入れて息子に送った。日本昔話だったらこのクワガタが働き者の人間となり後にお嫁さんになる。そんなたわいもないストーリーを想像して笑いながら刺繡に精を出した。

勿論そんな事息子には内緒！オホホ・・・・・