新型コロナで帰らぬ人となった隣室の高齢女性。
日本人同居者の人達は彼女の死を悼みました。
そして、ここにいてはいつかクラスター(集団感染)が起こってしまうかもしれないと他に移る事を考え始めます。
シェアハウスに滞在していた留学生達も新型コロナがおさまるまでそれぞれ母国へ帰りました。
シェアハウスオーナーの江藤さん(仮名・女性)は入居者の高齢女性を救えなかったと、自分の祈りの力が足りなかったのではないかと嘆き悲しんでいます。
祈りの力で新型コロナが治ると本気で思っているシェアハウスオーナー江藤さんに対して周囲は呆れて声をかける気にもなりません。
次の日、シェアハウスオーナー江藤さんの部屋から江藤さんと江藤さんの娘さんの激しい口論がシェアハウスのエントランスに響き渡ります。
内容は、江藤さんがシェアハウスオーナーであるにも関わらず入居者数名が新型コロナに感染したことを届け出を出さないということでした。
新型コロナ感想者がシェアハウス入居者に数名いた?!
その内容を聞いて日本人入居者の人達は耳を疑いました。
新型コロナに感染していたのは高齢女性だけではなかったのかと。
他の感染者数名は外国人留学生の中にいたとのことでした。
それで外国人留学生達は急いで母国に帰国していったのかと、やっと話がみえてきました。
このシェアハウス内でクラスター(集団感染)が起こっていた。その事実を知ると日本人入居者達は本気でここから退去する準備を始めるのでした。
太田さん(仮名・女性)もこれをきっかけにシェアハウスを出ようと決意します。