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【閉店から20年】 釧路ステーションデパート

2024年10月12日 | 釧路



 釧路ステーションデパート



 かつて、JR釧路駅の地下に存在した「釧路ステーションデパート」。
 
 2024年9月12日にNintendo Switchで発売された『オホーツクに消ゆ』で、ステーションデパートの看板がある釧路駅が登場し、地味に話題になりました。
 
 今年で閉店から20年ということもあり、再紹介させて頂きます―—。



[出典] 「北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ~追憶の流氷・涙のニポポ人形~



 道内3番目のステーションデパート



 釧路ステーションデパートは、札幌、旭川に次ぐ道内3番目のステーションデパートとして、1961年9月8日にJR釧路駅地下にオープン。

 市内初のエスカレーターのあるデパートとして人気となり、最盛期の1975年には年間12億円の売り上げを記録。
 
 その後も釧路の玄関口の顔として市民に親しまれていましたが、大型店などに客足を奪われ、2004年5月30日に閉店しました。




 ステーションデパート出入口



 当時の国鉄は、共栄大通りと北大通を繋いでいたむすび橋を高架にする予定でしたが、「冬の寒さを考えたら地下道にすべき」という市民の声で、地下道に変更されました。
 
 そして、1962年12月に市道・通り抜け地下道として開通。

 それをきっかけにステーションデパートの地下道側の出入り口も作られ、出店者が工事費を負担する形で完成しました。



[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


【ステーションデパート出入口②】


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


[出典] 「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


 なお、釧路ステーションデパートの出入り口があった場所は封鎖され、階段だった場所の上はレストランになっています。





【ステーションデパート出入口③】


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


【ステーションデパート出入口④】


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


 釧路ステーションデパートの出入り口があった場所はセブンイレブンになっていて、エスカレーターがあった所だけ床のタイルの色が変わっています。





【ステーションデパート出入口⑤】


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


 こちらの出入り口があった場所は閉鎖されて、現在は壁になっています。






 店内風景




[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter


[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter

     







      



 店舗風景



【寿司天婦羅・八まき】

       


【東屋】

       


【和食・中華の食事処・くしろ まりも】

        


【喫茶・イエローハウス】


       


【コーヒーハウス・ダック】

       


【おにぎり・弁当のやまだ】

       


【おしゃれの店・たき】

       


【くすり、化粧品のイワホリ】

       


【鞄、ハンドバッグの秋田河】

       


【書籍のグッドラック】

       


【海産、珍味のなかがわ】

       


【カメラのデパート・六峰社】

       


【サウンドステーション・全音堂】

       


【陶器のマルカツ】

       


【エンパイアー】

       


【ヘアーサロン・シミズ】

       


【美容のツボイ】

       


【タバコ・喫煙具のマルス】

       


【おもちゃの白川】

       


【学生服専門・キャンパスビート】

         


【洋服直し専門・洋装社】

         


【女性客に人気・トムハウス】

       


【時計のマツモト】

       


【木彫りが豊富ななかむら】

       


【郷土の菓子・キヨスク】

       


【きものの大手・鈴乃屋】

       


【木彫・民芸のはまなす】

       

【軽食・喫茶の汽風】

       



 広告・館内マップ



      
      [新聞広告 / 1978年6月24日]





[店内地図 / 1990年7月31日]




 編集後記



 ステーションデパートによく行ったのは、1990年から1992年の中学時代。

 休みになると、部活仲間数人と自転車で街に繰り出し、その途中でステーションデパートに立ち寄っていました。

 改造制服のお店「キャンパスビート」とゲーセンにしか行きませんでしたが、少年時代のソウルデパートとして心の中に残っています。

 ただ、高校に入ると次第に行かなくなり、そのまま就職で離釧。気付いた時には閉店していて、閉店前にもう一度行っておきたかったと後悔。

 現在のステーションデパートの入り口は封鎖されたまま残っていて、前を通る度に切ない気持ちになります。可能ならば、跡地を有効利用してほしいものです——。



[出典] HIRO(@HIRO_CR75101) | Twitter



【出典】「“あすへの輝き”PART2 30年のあゆみ」「43年の歴史に幕 釧路駅のデパート
    「@HIRO_CR75101 | Twitter

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