D430をWindows10化した際に発生した無線LANの問題に対応するため、無線LANカードの換装を実施しました。
PCの機種依存の問題ではないため、他機種の方にも参考になるかと思います。
以前の記事はこちら
DELL LATITUDE D430 をWindows10化!(Office2003含む)
【発生した問題】
使用無線LANカード:intel WM3945ABG
現象:電源ON時、既定の無線LANアクセスポイントへの接続ができない
「問題のトラブルシューティング」から、リセットをかけると復旧する
まずは、intelのWindows10対応状況を確認してみました。
http://www.intel.com/support/jp/wireless/wlan/sb/CS-035711.htm
ここの記載によると、WM3945ABGはサポート対象外ということなので、今後のドライバーアップデートで解消される見込みはありません。仕方がないので、同ページのWindows10ドライバが供給されているもの又はWindows8.1ドライバでWindows10上で動作するものの中から、目的にあったものを選んで換装することにします。
どの規格に対応しているか等の情報は、下記で確認します。
http://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/wireless-products/wireless-product-selection-guide.html
今回は
・802.11a,802.11n対応であること
・デュアルバンド(2.4 & 5GHz)対応であること
を条件に、Intel Centrino Advanced-N 6205(62205ANHMW)を選びました。
注意点として、Intelの無線LANカードには、「汎用」のものと「IBM/HP用」のものが存在します。DELL製PCで使用する場合は、必ず「汎用」のものを選択してください。
というわけで、早速購入。
汎用 純正品 Intel Centrino Advanced-N 6205 (62205ANHMW) 802.11a/b/g/n、2.4 GHz および 5 GHz 対応デュアルバンド対応 Wi-Fi | |
Intel 6205 | |
Intel 6205 |
カードがハーフサイズなので、D430等で使用する場合は、アダプタも合わせて入手してください。
No brand mini pci express card 用 ハーフ フル 変換アダプタ | |
ノーブランド | |
ノーブランド |
届いたカードがこちら。
こちらはアダプタ。ネジもちゃんと付いています。
でもって、早速組み立てて交換します。
交換後、ドライバについてはネットワークの接続前でも、Windows10の自動認識で問題なく接続できるようになりました。念のためドライバのアップデートも実施すると、最新のドライバに更新されます。
E4310の方は、元々「Centrino Advanced-N 6200(622ANHMW)」が入っていました。とりあえずは動作していましたが、こちらもサポート対象外リストに入っているため今回購入のカードをE4310に持っていきます。(D430はbroadcomのカードで対応)
broadcomのWindows10対応状況は、良く分からなかったので調べ切っていません。
【参考:E4310のWindows10化】
記事にはしていませんが、D430の手順(事前の7化手順は不要)と同様、あっさり成功しています。
Windows10のCDキーを確認後、以下の記事の手順で作成したメディアからのクリーンインストールもOKでした。
Windows10アップグレード後にやっておくべき事(インストールメディア作成)
以上ご参考まで。