17年目の初代ストリーム(RN1)ですが、さすがに少しづづ具合の悪い所が出てきました。
リモコンあるいは運転席側のドアロックと連動して、すべてのドアのロックが動きますが、左側前後のドアロックが時々動かない事が多くなりました。開かないだけなら良いのですが、ロックした際に閉まらない場合があるので、防犯上よろしくありません。ディーラーで見積もったら、部品代と同じくらいの工賃がかかるようなので、自分で取り換えることにします。
■部品の取り寄せ
型番を調べたら、
左側(前席・後席)用:72155-S5A-003
でしたので、それを2個手配。右側(後)は形が左右異なること、運転席側は集中ドアロック信号を出す必要があるため、別型番ですのでご注意を。
■必要な工具
内張りはがし、プラスドライバ
エーモン 内張りはがし プラスチック製ソフトタイプ 1427 | |
エーモン工業(amonkogyo) | |
エーモン工業(amonkogyo) |
エーモン 内張りはがし(DX) 小さいクリップ用 1423 | |
エーモン工業(amonkogyo) | |
エーモン工業(amonkogyo) |
内張りはがしは2種類用意しました。金属のものは、ネジを隠しているカバーと、ビニールをはがし前にクリップを外す際に使用しました。
■作業開始(左側(後席))
では、作業を始めます。
邪魔になるので、最初に窓ガラス側の三角のパネルを外しておきます。クリップ2か所で固定されているので、上の方から引っ張っていくと外れます。
内張りを外すために2か所(ネジ3本)を外します。
ドアノブの目隠し蓋を外すと2本のネジが、取っ手の奥にも1本ネジがあるので、外します。
その後内張りを外しますが、上側がドアに引っ掛かっている形なので、下の方から内張りはがしを突っ込んで持ち上げ、指を入れながら少しづつ外していきます。
クリップが全て外れたら内張りを持ち上げます。ドアノブ部分はドア側に残るので、少し曲げながら内張りの穴から外します。
この時点で、内張りとドアはウインドウスイッチの配線でつながっているので、カプラの爪を押しながら引き抜きます。これで内張りが外れます。
作業場所はビニールの内側なので、左上の黒いクリップ(1箇所)を外し、写真のようにはがします。白いベトベトは服や髪の毛に付くと厄介なので、注意しましょう。見えてきた穴の左側を覗き込むと、アクチュエータが見えます。
この時点で、必ずドアをロック状態にして下さい。二重丸部分のピンが見えている状態にしないと、うまく外せません。
次に配線のプラグを抜きます。左側の爪を押しながら抜いて下さい。
その後ネジ(2箇所)を外すと、アクチュエータの白いパーツが外れます。
左が外した物、右が新品です。外見からは不具合は分かりませんが、長年の使用でモーターのブラシが摩耗しているはずです。
交換部品の取り付けは逆の手順でOKですが、ますはアクチュエータの緑のパーツをドア側のピンに引っ掛けましょう。その後ネジ止め→カプラの差し込みの順でやると失敗しません。この時点で、一応動作確認しておきましょう。
内張りの取り付けは、ウインドウスイッチのカプラ差し込み→ドアノブパーツを内張りの穴に通す→上側をドアに引っ掛ける→こぶしで叩きながらクリップを固定→ネジ2箇所(3本)取り付け→目隠しカバー取り付け→三角のパネル取り付け、で完了です。
■作業開始(左側(前席))
作業方法は後席と同じなので省略します。
前席の方が中が見やすく、作業が楽でした。
こちらは、ピン側のパーツは白でした。
以上で、ロック動作も快適になりました。小さい音ですが、後席側でロック時の「キューッ」という音は直らなかったので、気が向いたらまた調べてみます。
作業時間は写真を撮りながらでも片側30分程度で、割合簡単でした。