群馬県みなかみ町のペンション【モグハウス】オーナー山崎健次のブログです
先日息子が注文していてくれたパンが届きました。
確か2年半ほど前に、久しぶりに家に帰ってきた息子が、私たち夫婦にプレゼントとして「幸せをはこぶ「天使のパン」という本を持ってきて、その幸せをはこぶ「天使のパン」を注文しといたよ」と言っていました。その時は「凄く注文が多いので、2~3ヵ月後くらいに着くだろうけど」と言っていました。
この幸せをはこぶ「天使のパン」というのは元競輪選手だった多以良 泉己さんがレース中の事故で大怪我をし、その後遺症で左足には今も麻痺が残り、長時間経っていることさえ、ままならない。体調のすぐれない日には一日中、横になっていることも少なくない。脳の障害で記憶力は落ち、言いたい言葉もなかなか頭に浮かんでこない。彼は、言葉の代わりに、パンに自分の思いを込める。
食べてくれる人を想像しながら、その人のためだけにパンを焼く。彼が焼くことのできるパンは3時間に1つだけ。1日中、オーブンの前から離れずに焼き続けても、作れるパンはせいぜい4つか5つ。そのパンを人々は待っている。
ある人はささやかな楽しみとして、ある人は愛する家族のために、そしてまたある人は怪我や病と闘いながら、パンがやってくるその日を、じっと心待ちにしている。
人々に幸せと生きる勇気を届けるパンは、いつしか「天使のパン」と呼ばれるようになった-----。(宇佐美 総子著 幸せをはこぶ天使のパンより抜粋、引用)
それから幾ら待っても届かないので、「本当に注文したのかな」「そんなに注文が多いのかな」などと家内と話し合っていましたが、
そのうちすっかり忘れていました。
そのパンが昨日届きました。包みを開けると、美味しそうな山型食パンとベイクドチーズケーキが入っていました。
さらに奥様の宇佐美 総子さん直筆の手紙が入っていました。
手紙には「ご子息様よりご両親様へ天使のパンとケーキの贈り物です。多以良 泉己が「幸せなことがありますように」という願いをこめて、三時間かけて一つのパンを手ごねで、米粉と信州チーズを(すべて無添加です)使って一時間蒸し上げてチーズケーキをこちらもお一つだけ手作りさせて頂きました。(以下省略)」
この手紙を読みながら、多以良さんのこと、奥様のことそしてプレゼントしてくれた息子のことを思い浮かべながら、家内と二人でありがたく、幸せな気分で美味しく頂きました。
多以良さん、これからも頑張って天使のパンを焼いてください。総子さん8月に丈夫で元気な赤ちゃんを産んでください。そしていつか以前良く訪れていたという藤原にご家族三人でお出かけください。お出でを心よりお待ちしています。ご馳走様でした。
先日息子が注文していてくれたパンが届きました。
確か2年半ほど前に、久しぶりに家に帰ってきた息子が、私たち夫婦にプレゼントとして「幸せをはこぶ「天使のパン」という本を持ってきて、その幸せをはこぶ「天使のパン」を注文しといたよ」と言っていました。その時は「凄く注文が多いので、2~3ヵ月後くらいに着くだろうけど」と言っていました。
この幸せをはこぶ「天使のパン」というのは元競輪選手だった多以良 泉己さんがレース中の事故で大怪我をし、その後遺症で左足には今も麻痺が残り、長時間経っていることさえ、ままならない。体調のすぐれない日には一日中、横になっていることも少なくない。脳の障害で記憶力は落ち、言いたい言葉もなかなか頭に浮かんでこない。彼は、言葉の代わりに、パンに自分の思いを込める。
食べてくれる人を想像しながら、その人のためだけにパンを焼く。彼が焼くことのできるパンは3時間に1つだけ。1日中、オーブンの前から離れずに焼き続けても、作れるパンはせいぜい4つか5つ。そのパンを人々は待っている。
ある人はささやかな楽しみとして、ある人は愛する家族のために、そしてまたある人は怪我や病と闘いながら、パンがやってくるその日を、じっと心待ちにしている。
人々に幸せと生きる勇気を届けるパンは、いつしか「天使のパン」と呼ばれるようになった-----。(宇佐美 総子著 幸せをはこぶ天使のパンより抜粋、引用)
それから幾ら待っても届かないので、「本当に注文したのかな」「そんなに注文が多いのかな」などと家内と話し合っていましたが、
そのうちすっかり忘れていました。
そのパンが昨日届きました。包みを開けると、美味しそうな山型食パンとベイクドチーズケーキが入っていました。
さらに奥様の宇佐美 総子さん直筆の手紙が入っていました。
手紙には「ご子息様よりご両親様へ天使のパンとケーキの贈り物です。多以良 泉己が「幸せなことがありますように」という願いをこめて、三時間かけて一つのパンを手ごねで、米粉と信州チーズを(すべて無添加です)使って一時間蒸し上げてチーズケーキをこちらもお一つだけ手作りさせて頂きました。(以下省略)」
この手紙を読みながら、多以良さんのこと、奥様のことそしてプレゼントしてくれた息子のことを思い浮かべながら、家内と二人でありがたく、幸せな気分で美味しく頂きました。
多以良さん、これからも頑張って天使のパンを焼いてください。総子さん8月に丈夫で元気な赤ちゃんを産んでください。そしていつか以前良く訪れていたという藤原にご家族三人でお出かけください。お出でを心よりお待ちしています。ご馳走様でした。