<List>
1. 1984
2. Jump
3. Panama
4. Top Jimmy
5. Drop Dead Legs
6. Hot for Teacher
7. I'll Wait
8. Girl Gone Bad
9. House of Pain
<Member>
・David Lee Roth(Vocal)
・Eddie Van Halen(Guitar, Keyboard)
・Michael Anthony(Bass)
・Alex Van Halen(Drums)
1984年の6th。このアルバムはデビューアルバムと並んで外せないです。
Van Halenの印象は、まるで自分たちの音楽性が広いんだと言わんばかりにアルバムにジャンル違いのカバー曲を平気で入れたり、リズム・アンド・ブルーズの出来損ないのような曲をいれたり、アカペラを入れたり、とにかく散漫。"1984"までは1stと2ndだけで聴いていれば良いです。そりゃー、Edward Van Halenの信者は全部集める必要がありますけどね。
と いう私もEddieのプレイには魅了されました。彼のタイム感は独特で、音色も比較的ひずみが少なくクリーンなんだけど太い。とても魅力的です。 Kramer社のバナナヘッドのギターが欲しくてたまりませんでした。結局、Fender社とJackson社の安価なモデルを買いましたが、決定的に音 感がないのとメインテナンスが面倒なので、別室で埃を被っております。
このアルバムはいきなりディープなシンセサイザーから始まり、超 有名なシンセリフに繋がっていきます。コードは単純なんでしょうど、これは最初にやった者勝ちですね。この曲でPOP好きなリスナーの心を掴みます。そし て中盤から終盤にかけて彼らにへヴィーな曲への耐性をつけていきます。
ギターが炸裂するのは"Panama"からです。バッキングも良いのですが、注目してしまうのは中間部のギターソロですね。あのバイクのアクセル音のようなものは何なのでしょうか?ギターで出しているのでしょうか?まだまだ明るいPOPな曲です。
"Top Jimmy"はバッキングが凄く難しそうです。特別に作られたギターを使っていて、1弦から6弦まで独立しているピックアップを使っていて、奇数弦をステレオの右チャンネル、偶数弦を左チャンネルから出力するようなセッティングをしているそうです。
"Hot for Teacher"は兄貴の???なドラムソロから始まって、スリリングなEddieのソロが切れ込んできます。タッピングなんだろうけど実にこれがいいん だな。曲も良いけど、やっぱりギターソロ。本当に素晴らしいですよ。Eddieより速く弾くギターリストは大勢いますが、Steve Vaiでもあのフィーリングを出すのは難しいと思います。弾けるでしょうけど、メトロノームの様に多分カチッとまとめてくるでしょう。
壮 大なシンセサイザーを使った曲が終わり、残り2曲にEddieの見せ場が待っています。タッピング・ハーモニクスから始まる"Girl Gone Bad"は"Jump"で騙されてここまで聴き続けたPOPリスナーの頭をかち割ります。「戦慄」という言葉がぴったりくるへヴィーで速い曲です。ここで も素晴らしい緊張感あるギターソロを聴く事が出来ます。
そしてPOPリスナーへとどめの"House of Pain"。へヴィーなギターリフから始まり、曲の最後ではギターソロに追い立てられるように加速していきます。そしてPOPリスナーは悟るのです。
こ の頃はニューウェーヴとか流行っていて、その中を上手く潜ったのだと思います。確か、ビルボード2位だった筈です。何故1位になれなかったって?それは Michael Jacksonの"Thriller"が行く手を阻んだからです。しかも皮肉にもその中の1曲、"Beat It"ではEddieがゲスト参加していてギターソロが挿入されています。すぐに彼だとわかるギターソロです。
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