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CDのレビューとかなんとか

...And Justice for All / Metallica

2015-01-18 22:43:39 | レビュー


1. Blackened
2. ...And Justice for All
3. Eye of the Beholder
4. One
5. The Shortest Straw
6. Harvester of Sorrow
7. The Frayed Ends of Sanity
8. To Live Is to Die
9. Dyers Eve


・James Hetfield(Vocal, Guitar)
・Kirk Hammett(Guitar)
・Jason Newsted(Bass)
・Lars Ulrich(Drums)

1988 年リリースの4th。Cliff Burtonが亡くなり、Jason Newstedが加入して初めてのフルレンスアルバムです。この作品はリリース当初から物議を醸しました。スネアの音がおもちゃの鼓笛隊のような軽い音 で、確かにエフェクトを掛けていないクリーンな音ではあるけれども、メタリカの様な音楽に合うのか疑問です。それ以上に問題なのは、ベースの音が明らかに 小さい事。新加入のJasonへのイジメじゃないかと言われました。それはともかく、これは再生環境でかなり印象は変わってきます。今はJBLの CONTROL1で聴きながら原稿を書いているのですが、これでもかなりベースの音は聴こえます。サイズが大きいスピーカーは複数所有しておりますが、あ えてメインに据えているJBL 4301で聴くとなかなかのバランスです。でも、ミックスの過程で誰かさんが音を絞ったに違いありません。確かにJames Hetfield(Kirk Hammettはまたリフを弾かせてもらえなかったらしい)のギターのローエンドは太いですが、あんまりです。しかし、JasonのBassが正確に Jamesのマシンガンのようなギターリフににシンクロしているのは見事です。ピックで弾いているからだと思います。現在MetallicaにJason はいませんが、彼はRobert Trujilloより適任だったと思います。Robertも上手いですけどMetallicaには向いていないと思います。ウォーム過ぎます。さてこの作品ですが、な にかにせかされて仕上げたのかしりませんが、完成度が低いと思います。1曲目の"Blackened"は名曲です。Kirk Hammettのギターも上手かったです。彼らはプログレッシブ的な作品として答えていましたが、"...And Justice for All"や"The Shortest Straw"等は複雑ですが退屈なリフワークで、それが今日(こんにち)まで引き継がれていると思います。"Eye of the Beholder"やライブでよく演奏される"Harvester of Sorrow"のようなミドルテンポの曲もフックがありません。"Dyers Eve"はただ速いだけです。やはり作曲に"Cliff Burton"と"Dave Mustaine"がかなり多大な影響を与えていたのだと再認識した1枚なのでした。



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