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氷月神示 白鹿の84 (=その984)

アダム (=シャルル=キ○○○) より皆さんへ

翌朝、番兵達がやって来た
もし師の遺体が盗まれて復活したと宣伝されると困ると思った者達が、総督側に頼んで派遣してもらったのだ…
私は彼らが来るのを予期し、じっと上を向いて寝たふりをしていた…
(頭も全身も亜麻布に包まれていたが、私は皮膚呼吸が大量にできる体質なので、大丈夫だった)
…兵達が、2、3人がかりで入り口の岩の丸いふたを横へ転がすと、1人が中へ少し踏み込み、奥の方を見やった
一番奥に私が真新しい布にくるまれて寝かされているのを見届けると、彼はすぐに退いた
…そして、再びふたは閉じられた
「やつは中にいる」
と兵は仲間に言った
「地獄でおねんねさ」
と聞くと、仲間はガハハハハ、と愉快そうに笑った
そして、岩穴の前へ腰を下ろして座ったが、
何も盗るものがないやつのためにここにこうして座っているのもばからしいものだな、などと言い合った
…それでも任務をやり遂げないと懲罰を食らう
彼らは目をぱっちり見開いて、任務についた
…今日は安息日の続きだから誰も来るはずがない
彼らはあくびをかみ殺して、1日を退屈に過ごした

…私は、中でゆったりとしてひたすら、傷の回復に努めた
明日、夜明けになれば出られる
…それまでの辛抱だ……
私は母をヨハネに預けたし、他の者はどうしているだろうかと思うと、皆の嘆きが伝わって来た
…もちろん、彼らの姿も見えた
一番嘆いているのはペテロで、彼は私を裏切ったことを悔いて、井戸水をかぶり、井戸のそばに泣き伏した
…そして、いつまでもそうしていた……
仲間達は自分達の身の上を心配していた
園で散り散りバラバラに逃げたものの、隠れた後にめいめい出てきて連絡をとり、丘では目立たぬように群衆に紛れていた者もいた
絶望に希望が混ざり、きっと師は復活なさる、と言う者もあれば、いや、きっともうだめだろうと言い出す者もあり、しかしどっちにせよ残された自分達は師から託された使命を成し遂げねばならないのではないか、この教えを広めるべきだという意見が大勢を占めた
しかし、とにかく今は予告された3日の後の事を見届けてから判断すべきで、しばらくは動かないでいよう、ということになった

ユダの事だった
…私はこのブログの「白雪」の項目の前半 (1~62) で自分の半生を語ったが、その中にユダとの事をかなり詳しく述べた
…彼の心理について解析したつもりだ
彼が私に愛着を持つあまり、独占したくて、私を取り囲む群衆に嫉妬し、永遠に私を独占しようとしてーー、また、彼が会計の責任者であったが、いろいろちょろまかしていたので、それを仲間や私にばれたと感じて、私の愛を永遠に失うことを恐れーー、
その二つの理由から、彼は私を裏切ったのだった
…しかし、裏切った直後、彼が自○したことは文献にある通りである
彼は、私と心中したかったのか、それとも1人で地獄行きを選んだのかーー、自分の統制のとれない感情 (嫉妬と愛着と、その事で彼を振り回す私へ生まれた、一方的な憎悪)に悩み、
生きているのが苦しく、私と現世で決別すれば、少しはその感情が楽になるかと思われたものの、かえって苦しく、己れを許せなくなり、彼は死を選んだのだ
まこと、哀れな男であるが、私は彼に感謝している
なんとなれば、彼がいなければ、私の復活劇の計画は成り立たなかったからだ
それは神の采配であり、当然成るべくして成ったことである
(彼の魂はその後救われ、天にて悔悛し、新しい任務を帯びて何回か地上に重要な役で転生している
重要な役目を帯びて何回かずつ転生したのは、他の仲間達も同様である)

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