どん、どん!
みんな:なんや、江戸城の橋の上を飛び越えて着地して、3回も跳ねおッテ、
わい、振り返り:浅野殿と吉良殿を連れておるでな、3人分や、
では、参るぞ (入城)
これより3日前
勅使接待役の浅野家と伊達家は準備で忙しかった
浅野内匠頭は、若い頃1度接待役をやっているので、要領はわかっていたが、一部の変更はあったかもしれない
指南役の吉良が京都に用事で参り、儀式の行われる約2週間前に江戸に戻ってきたばかりだが、2人に親切に教えてくれた
みな:おいおい、吉良は悪役やぞ、親切やなくて、意地悪なんや、浅野をいじめよったんや、
わい:それは、物語の話
幕府もその噂を容認してたけどな、
吉良は地元の愛知では、評判の良い殿様やった
第一、浅野がミスしたら、指南役の吉良の責任になるやんか、そんなこと、吉良がすると思う?
みな:…………
わし:当時将軍は綱吉やった
細かいことにうるさい、難しい気性の方や
彼の治世はご存じの通り、お犬様の時代やった…
跡継ぎの子に恵まれんかったから、綱吉の母が信奉する僧侶の進言に従って、多産の犬にあやかろうと、犬を大事にし始めたのや…
江戸の中野に16万坪の大規模な犬囲いを作って、8~10万匹の野良犬を飼うたりな、
エスカレートして、その犬達にはひのき風呂を作ってやり、エサ代だけでもかなりの出費になった
将軍様の道楽や思ウテ見てた庶民も、だんだんそうは言えなくなってきた…
生類憐みの令が出されると、次第に締め上げがきつくなり、(特に都会では、) 犬のけんかを止めるな、犬にかまれても辛抱せよ、その内他の生き物も大切にしろとなり、鳥を撃つな、金魚の売り買いは許可制、しまいに蚊をたたいてころしたら、島流しの場合もあった…
ちょっと極端やわな、このあたり、部下がエレベーターのボタンを押し遅れて自分が乗り損ねたら、激怒した、どこかの「殿様」と似てませんか?
夜中や休日関係なく、部下にメールを何回も送って即レスを強要する、どこかのチジと似てませんかねぇ…
綱吉は一方では学問を奨励し、湯島の聖堂を建てさせたりして評価の高い一面もあるけど、わしに言わせたら、彼は武芸が苦手で、好みの学問に熱中していた… (記憶力は良いのかもしれん)
しかし不合理な法令を出して、庶民が迷惑に感じ、苦しんでいても、何のとがめも感じんのやから、本当の意味で頭が良いか、疑問やな
(人の気持ちを汲み取るのが下手で、頑固な面があったそうや)
彼にとっては、お世継ぎを授かり、武士なのに刀に興味を持てない自分を、せめて学問に優れた人間に見せかけることが第一義で、人民のことは、段々どうでもよくなっていったのかもしれん…
どこぞのチジも、賢そうなふりをしとるけど、中央省庁勤務の時は、頼んでも仕事がはかどらないと思われたらしく、地方ヘ何回も飛ばされた
彼は高校のクラブ活動援助費と称して、年間50万円の予算を、いきなり400万円に増やし、ある高校では広いグランドを立派な芝生にして、それはよいでしょうよ
某チジは最近、そのきれいな緑の芝生の前で立つ自分の写真をとり、自分の功績の宣伝に使とるようやが、裏を返せば、18才からは投票権があるでな、高校3年生の受けが良い方がええやろ、
と彼が考えたかは知りませんけどな、
予算の増やし方が極端やろ、おかしいわな、
みな:広大な犬囲いと、グランドの芝生化と、一緒に考えとるのとちゃうやろな、
わい:それは、高校生達に失礼や
湯島の聖堂と、グランドを比べた方がいい
どちらも、学問の場やからな…たとえ、設置の目的が個人の私情の都合の故でもな…
みな:…………
…どうも、さっきから綱吉と、どこぞのチジと比べとるのとちゃうカ、今忠臣蔵の話やろ、某県のハナシチャウヤロ、
わい、ギッ、とにらんで、:ああ、そうですよ、けど、どちらもヒョウ○ケンのハナシやわな、偶然やけど、
さて、ハナシを進めよう、わしの仮説やけど…、
、
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