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…それでは、神サンの話に参るわな
…昔むかし、その昔、(又かよ、) おおきな神サンがいました
…それは形のない気のもやでずいぶん広大であり、果てがわからないほどでした
無色透明で無我で静か、居るのか居ないのかさえわからない、ただ微細な気の粒子群から成っていました…
神様は長らくじっと動かなかったのですが、その内に内部で気の粒子の分裂増殖が起こり、密度が濃くなってまいりました
するとある時とうとう、(球形になり) 密度が限界いっぱいになり、破裂?しましタ……
(破裂?! そら大へんや、救急車や、)
壊れたのではない、飛び散っただけです…それでその時から、各気の粒子達は自転を始めました……くるくるコマのように、皆同方向に直立自転です…そうすると、姿勢が安定継続するので
…それから次第に落ち着いて参り、以前とは異なり粒子達が自転したまま等距離を保ち、均一な密度の大きな気のもやに戻りました…
それが、第2段階の神様の姿です
が、その時もまだ神は無我のままだった
その全体の中でちょこっと気の密度に偏りがある所が残り、やがてある時、「神」は何気にそこにぐっと力を入れた
腹にちょいと力を入れるような感じで
…すると気体が液化するように、そこの気の密度が濃くなり、塊ができてそこの箇所の粒子群がまとまって波打ち、揺れ始めた…
そしてそこだけ薄い琥珀色になった
あなた方は陰陽という言い方を知っています
波で言うと山波が陽、谷波が陰です
陰陽の波は、揺れて陽が陰を埋めようとする
常に静かな凪の、安定した中性の状態に戻ろうとするのです
故に、陰と陽は求め合い、惹かれ合う
これが、愛です
この時無我だった神様の中に、初めて小さな愛が生まれ、揺れ始めた
この愛とは相手に執着することであり、自分に「我」が生まれたことと等しく、今までの神とは正反対の性質だった
また、神全体は無波動なのに、そこだけ「波動」が生まれた
それを、神様はおもしろく思われた
…しかしこのままだと、愛の波はすぐに広大な周りの凪の気に吸収されて消えてしまうだろう…
そこで神様は、無我の部分と愛の部分とが混ざりあわないように、急いで白い霧状の中性の気を作って波を丸く包み、周りと隔てられた…卵の殻のように
我々仲間は、この時できた気の液状箇所を「愛の蝋(ろう)の海」と呼んでいます…
それは薄い蜂蜜液のような色をして、人間から見ればものすごく広大でゆったりとうねり、ほのかにとろみがあり、薄甘い感覚だからです
ハネムーンの時に人は甘い蜜のような気分で過ごしますが、あれと同じ成分で、もっと濃い気でできています
愛の原始の姿ですね
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