- 公開株数は13億6000万株、公開価格の仮条件は3.73-3.99香港ドル
- 16日の注文受付開始直後に応募殺到、上場日は24日
自動運転システムで使用されるソフトウエアおよびハードウエアを提供する中国企業ホライズン・ロボティクス(地平線机器人)は、香港市場での新規株式公開(IPO)で最大54億香港ドル(約1037億円)の調達を目指している。香港で今年最大のIPO案件の一つとなる見込みだ。
16日付の上場申請書類によると、米半導体大手インテルが支援する同社の公開株数は13億6000万株、公開価格の仮条件は3.73-3.99香港ドル。
非公開情報を理由に匿名で語った事情に詳しい関係者によると、16日からの注文受付開始直後に応募が殺到したという。ホライズン・ロボティクスはコメントを控えた。上場日は10月24日の予定。
少なくとも6カ月間の株式保有にコミットしているコーナーストーン投資家は今回のIPOで約2億2000万ドル相当のホライズン・ロボティクス株取得で合意している。
ホライズン・ロボティクスによると、コーナーストーン投資家には中国の電子商取引大手アリババグループやインターネット検索エンジン最大手、百度(バイドゥ)の各子会社のほか、中国浙江省寧波市政府と関係があるファンドが含まれており、ブルームバーグ・ニュースの以前の報道内容が確認された。
ホライズン・ロボティクスのIPOによる調達額は当初の報道を上回る見通し。これは中国経済の低迷でIPO案件が枯渇する中、投資家にとってポジティブなシグナルとなる。
2015年に設立されたホライズン・ロボティクスは人工知能(AI)研究者の余凱(イー・カイ)氏が経営を手掛ける。同氏はかつて百度に勤務し、自動運転の推進に尽力していた。
IPOに向けて準備を進めている自動運転関連の中国企業には、米上場を中国から承認された小馬智行(ポニー・エーアイ)や、8月にブルームバーグ・ニュースが香港で最大1億ドル(約149億円)の資金調達を検討していると報じた上海ウエストウエル・ラボ・インフォメーション・テクノロジーなどがある。
ただ、こうした企業にとってIPO市場が完全に順風満帆というわけではない。8月には、自動運転システム向け半導体を手掛ける黒芝麻智能国際控股(ブラックセサミ・インターナショナル・ホールディング)の株価が上場初日に急落した。現値でも公開価格をなお大幅に下回っている。
ホライズン・ロボティクスのIPOの共同スポンサーはゴールドマン・サックス・グループ、モルガン・スタンレー、中信建投国際。
その他、過去の情報も調べれば多数出てきます。
設立2015年 香港証券会社上場 2024/10/24
Horizon robotics
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