空に問う。

空に問うても果てがない

裏切り

2017-08-24 11:26:00 | 日記
裏切りはなれてる。みんな自分が可愛いから仕方がないし、おいらみたいに保身力が乏しい奴もあんまりいないだろう。上になるとあーだこーだ言えなくなるから出来るだけガヤでいたいと思っていた。

根拠なんてなかったけど、悪いことがいっぱい起きたら、今度は良いこともいっぱい起きると思っていた。薄い望むだけど、そんな風に思っていた。まあ保身がないように破棄もないかもしれない。もくもくと仕事するるし、お客様ファーストだったしね。

おいらみたいな半端ものに見初められた神も迷惑だろうけど、あんなに信じてきたことはなかったなァ。頑張って努力していれば絶対に結果はついてくると思っていたし、資格を取れば幅が広がると思っていた。頑張りの見届け人くらいの感覚で神を慕っていた。

もうあんな頃には戻れないんだよね・・・。胸のど真ん中にぽっかり大きな穴が開いていても塞ぐ術がもうない。それくらいに大事だったんだと思う。信仰って、信心って。

おいら直結して考えなかったけど、神社すきを公言していたから、見る人によれば立派な右翼思想の持主だったのかなぁ?田舎じゃちゃんとした真言宗のお寺もないし、霊障で悩んでいたら少なくとも神社で祈願するのは有効だから奨めていたんだけど、奨めた本人が今では通うことも無くなってる。

単に人間の霊性(幽霊とか)に取り憑かれたなら真言宗で加持祈祷。しかしあんまりにも料金形態とか定かではないので、祈願料がきっちりしてる神道の方が奨めやすいのも理由の一つだった。まっ、真言宗は霊モノで困ってる人にはちゃんと手を差し伸べてくれるみたいだけど、未だに頼ったことはない。なんかもうこういうのは誰かのお導きとか、他力でしていただきたいことなんだよね。でも母ですら無視(笑)

いるんだよね。神の不在の後にどっかりと座り込んでる大物さんが・・・。お願いしても出てくつもりはないみたいだ。だからこういうのは他力本願なんだよね。

自分で自分に何か憑いてるんで祓ってくださいなんてお願いはしにくいんだよ。こういうことを書き出したら胸のあたりが熱くなる。イヤだなァ・・・全く。

窓の目隠しシートを変えたら、部屋の中に虹が出来ていた。半円の見事な虹。吉兆に思えたけど、最悪がやってきたようになった。

こんな人生なら誰だって、自分から逃げ出してしまうよね。

昨日、母が大ウソをついて、またおいらに因縁のある寺に行った。すでに檀家ではないはずだけど、きっと母はのちにうまい事言ってそのまんま保留にしてるんだと思う。墓なんか作らないというと悲しい目をするが、現実的においらと姉が死んだら面倒を見る人もいないのに墓など立てて面倒事を増やしたくないのが現実。父の方の親戚は同じ菩提寺に弔われているけど、母の身勝手で、母方の祖父母の墓所のある寺の檀家になりやがった。

そこはおいらを婦女暴行犯とありもしない噂を流した寺なのだ。もちろん冤罪だからほとんど誰も信用しなかったようだけど、普通そんな寺の檀家になりたいと思う??本当にいつも人の気持ちを無視しては、仏事でことを荒立てるのが母の仕事。葬式って訊いて、あんなワクワクする人を見たことがない。

で、昨日はその寺の地蔵尊祭だった。要するに水子供養祭。我が家には水子はいないんだけど、母の兄の家の子どもを祖母ちゃんが弔っていた。いま戒名その他は兄の家に宅急便で送ったからもうその供養に参加しなくてもいいんだけど、家族に嘘ついていく。

お大師さんの祭だと嘘をつく。指摘したら地蔵尊と言い換えるつもりだろうが、とりあえず止めましたよ。嘘つきを許す柔軟性のある仏さまはいないもんね。本人は良いことしてるつもりだろうが、おいらみたいな憑かれやすいタイプは影響しちゃうんだよ。そんなこともう口が酸っぱくなるほど伝えているけど、息子より旦那よりも寺の行事が大事なんだ。祖父母の供養というが仏壇には寄り付かない。墓ばかりに行く。何でも近所のおばはんらが墓をキレイにしてるねと褒めてくれるかららしい・・・。

盆三日目に少し気が緩んで母方の家には線香あげに行ったんだけど、やっぱり障られた。なんでこうも常識もなしにバカな祖父母なのか分からないが、祖母の義姉から押し付けられた義姉の先祖を祀った仏壇を譲り受けていたんだな。祖母は養女なので、義姉との血のつながりはない。他人の先祖の仏壇の面倒を見ていた。たぶん同じ浄土真宗だったから、負の遺産を渡したんだと思うけど、この義理姉夫婦に騙されて祖父母らは何度も痛い目にあってるのに本当に懲りないバカだと思う。まさにこの性根は母に引き継がれてる。

で、2年前にとりあえず先祖代々の位牌は供養に出したんだ。これまた年寄りには珍しく、何の考えのなしに宗派替えして浄土宗になってた。祖父ちゃんの家の菩提寺が少し離れてるから、近場の浄土真宗の檀家にならずに宗派かえして浄土宗になった。近くには3つも浄土真宗の寺があるんだけど・・・。

そこがおいらの因縁寺であるんだなァ・・・。祖父ちゃんらのバカさ加減もイヤだけど、母にもおいらは愚弄されたようなもの。イヤだよね、人を犯罪者呼ばわりした寺と付き合いを持つなんて・・・。だからそういう理由もあって、両親に去年檀家を辞めることをお願いしたはずなのに・・・・。父が死んだら大騒ぎだぞ。その寺で永遠供養してもらう気持ちもない。

今年も見当はずれの施餓鬼供養をやったんだろう?

ヘンな話、祖父は怒ってるから刺激しない方がいいのである。施餓鬼供養などするとアチラとコチラが多少薄くなる。要するに宗派替えしたことを後悔してるんだな。それが未練。祖母が亡くなった時に叔父さんが仏壇を替える気になったのを制止したのも母である。他人の仏壇ってこと知ってたくせに。本当に愚か者だ。で、仏壇も替えて欲しいみたいなんだな・・・。位牌は無くなってもその仏壇には未だに義姉の先祖らが居座っていて、盆も彼岸も戻れないから。

一応伝えましたよ笑。でも弟に相談したり、そういうこともしない。嫁に出たんだから本来我が家が祖父母の面倒を見る権利はない。墓掃除や花代、線香は別にいいんだよ。世話をすることと墓や仏壇をいじくるのは別問題だから・・・。伝えても何もしないと、伝えたおいらにさばりついて困らせんだよね・・・。いくら肉親であっても死んだら生前と別の存在だからね。未練をまんま押し付けてくる。おいらとしたら堪らない。

たぶん地蔵祭の費用も母が出してるんだ。もうそういう関わりを持つのも辞めろって言ってんのに。辛い思いをするのはアンタじゃなくておいらなんだからな。もうケンカする気にもならないくらいおいらも疲れ果ててしまってる。呪い殺したければ呪い殺せばいい。別にこんなだから半端に生きるのも辛いんだよね・・・。

もう言いたいことがあるんなら祖父ちゃんも母に取り憑いてなんとかしてもらえよな。おいらはもう迷惑だし、応えるのもイヤだ。

まあおそらくほぼ全部、母方の障りなんだと思う。もちろん霊能は父方の祖母からの遺伝だけど、それを無駄に母方の先祖が利用しにやってくる。父方のはシンプルで祖母が父に異常な愛情で固執してて大変だけど、その度に父に伝えれば気が済んでくれるけど、母方は厄介なことに昔から先祖代々祀ってきた神が無視され続けてて、祟り神になってるんで、それもおいらにのしかかって来てる。

たぶんそういういろんなヤなものとのバランスを取っていたのが、神道だった。特に御贔屓にしていた神社があって、そこだけは熱心に通っていたんだ。辛くても惨めでも心を鎮めてくれていたけど、今はもうその信仰さえ必然的に取り上げられた。自分で取り下げた。

霊験ばっかりいつの間にか望んでる、そんな見苦しいおいらがいたからだ。元を取ろうなんて浅ましいよね。そんな下らないことをせずにとっとと田舎を出るべきだった。それしか障りから逃げることは出来ないんだ。わかっていたのに・・・。

基本的にね、塩をまいたくらいでは霊は祓えません。ああいうのは気休めだから。でも意味はあるかな。気休めと自身にケジメがつく行為だから・・・。でもうっかり塩なんかを部屋に盛りっぱなしだと逆に悪い結果になるよ。自分で分からないことはとりあえず真言宗のお寺探して相談した方がいい。

まあおいらの信仰は悲しいくらい片思いだった。思えば一度も微笑みかけられたこともない。だいたい無視だなぁ笑。それでも思い込みがあった頃は神社に参るとリフレッシュしたし、神気に預かれたような気もしたが、今でももうさっぱり何も感じないし、神社に行こうと思うことすら苦痛になった。

霊能者に言われた通りにやったんだけなぁ・・・。母に取り憑いてる祟り神(貧乏神?)が帰る神社があると云うことだが、考えうる神社に行ったけどどこも見当違い。そういやあ母が他県で生まれてた。そこの産土さんかなぁ・・・。一つの神が母に宿り、おいらも祟ってると思っていたけど、それぞれ別物なんだろうなぁ。おいらの方は先祖代々大木に降ろしてきた森神さんだと思うんだけど、もう祖父ちゃんの実家に行くのもイヤだ。どうせその御神木は切られて何十年も前に売られてるはずだから。

だからまあ一緒に死んでやると言ってんのにおいらを殺さない。助けてくれとすがっても無視、殺してくれと頼んでも無視。ホント神とはご縁がない。まあ祟ってるモノを外さないと、ほかの神さまに無視されるか。恨んじゃいないが、ううん・・・恨んでるのかなぁ。

捨てて欲しい祟り神に悩まされて、どの神も拾ってくれない。不気味な出来事しかない毎日なんだけど、それにも慣れちゃえば不思議でも何でもなくなる。通常の霊なんて無視すればいなくなる。繋がってしまうのは先祖とか生き霊なんだよね。

たぶんね・・・またまた無駄な戦勝祈願をノラ神主がやっている。たぶんこの人のやっているのは祈願じゃなくて招魂術の方なんだと思う。昨日ニュースで観たけど、またヘンテコな巻き込み方で話が大きくなってるようだ。安倍政権があるから温存されてるだけだから、安倍倍の求心力が低下するとおそらく三度目の奇跡はもう起こらない。

知ってか、知らずか、また大規模な戦勝祈願を始めやがった。たぶんそれは人神を召喚する術なのではないか。この人愚かにも自分が使役してるモノがどんなモノであるか、想定していない。ただ残された祝詞を駆使して祭の儀式をやっている。要するにアホなんだ。

で、こういう場合、招魂がマズいと知っているおいらにも止めに入れみたいな要求は来る。けど、もうおいらには神に加担する理由がない。助けてもくれないのにボランティアする気はない。おいらが”打倒へぼ神主!”って祝詞あげたところで本職に勝てるはずもない。出来ると言えば実力行使・・・けどなんであんな気持ち悪い一家の悪さを止めるためにおいらが罪人(咎人)にならなきゃならないんだ。そういうのはそっちの世界で始末をつければいいことなんでは?おいらの憎しみを利用されるのはもうたくさんだ。

オマケに母方の遠い先祖は神職を務めていた家系で、いまその神社は宮司もなく、いずれ廃神社になる。そこにお礼参り(お詫び詣りかなにも行ってて、更にひどい目に遭う。ここのは無視するんじゃなくて思い切り祟ってきた。なんせ社格が高く、商売の神として古代から割り振りされてる。だからおいらの邪魔ばかりする。

でも詰まんないよね、こんなショボい神や霊性のためにおいらの人生はボロボロなんだけど、それすらすでにアホらしいと感じてるおいら。命取ってく気がないんなら、諦めてくれないかなぁ。おいらは何にも出来ないし、もうしないことにした。すべきことしてあげたいことがあったけど、これほど邪魔されるともうそんな優しい気持ちも失せるし萎える。しつこいんだよね、低俗な神の霊性も、聞き分けない先祖の未練も。

どうしてこんな窮屈な人生を選んだんだ・・・。このバカ両親の尻拭いのためにボロボロでバラバラにされた。

「子供の霊がうじゃうじゃいるけど、あんた〇〇寺の帰りに塩でもかけて家に入った?」

とだけ言って母を無視する。お大師さんじゃなくて安易に地蔵祭を認めたゾ(笑)。まあ半分以上は良いことしていい気になってるバカさ加減に腹が立ってんだけどね。意味の無い施餓鬼と地蔵尊に大枚をはたくのもイヤだけど、何よりもその因縁寺の得になるのが我慢ならん。おいらその寺のオバサンが死ぬまで、そのオバサンには性犯罪者みたいに思われてて、祖父母の墓参りに行ってる時も「アンタ何しに来たん。帰れ」と散々罵られてきた。そんなおばはんをリスペクトしてる母。

この母の神経って誰にも理解できないでしょ?

まあ分かりやすく言えば、強い者に迎合しちゃう方が楽だからじゃない。おいらの言い分を信用したら、自分自身が惨めになるから、死んでもなおオバサンの肩を持つ。自分に都合が悪いことに耳を塞ぐ。おいらが性犯罪じゃなら、あなたは性犯罪者の母親って位置づけになってることすら浮かばないご機嫌な頭の持ち主なのだ。

そういう相談を祖父母にしてる。だから黙らせるために宗派替えしてくれたんだと思う。でも母にすれば祖父母が勝手に決めたことだから自分に責任はないという。思慮深さゼロなんだ。もちろんしつこく宗派替えをすすめてきた。浄土宗と浄土真宗は兄弟みたいなものだからと大嘘をついたんだと思う。親鸞は法然の弟子だけど、悲しいくらい二つの宗派は他人くらい遠い。戒名の書き方も違うし、死後の世界観もまるで違う。浄土真宗は人間の霊性を日蓮宗と同じように否定してる。人は死ねば仏さまの弟子となり、この世を彷徨うことなどない。四十九日という概念は霊性を認めているからこそ生まれたんだよ。死後すぐに極楽浄土に召されたら、魂が彷徨うこともなく、霊性もないと云うことだ。

誰かのためじゃなくて、いつも自分のために行動する。行動原理が全て自分発進なんだなァ。例えば父の病気よりも病院で栄養士に褒められたいがために頑張ってる。おいらみたいな半端ものがいる限り、バカにされてるのも知らないでね。本当に見栄っ張りのバカ。

一時期なんのバチなのか、御詠歌まで始めた。カラオケも出来ない音痴がだよ。人数合わせで後ろに座ってるだけでいいからと、本当に練習もしないでサークル活動みたいに楽しんでた。ダンス教室とか陶芸教室でいいじゃない。仏事をやれば人に信心深いと褒められると思ってる。

でもさ、御詠歌自体が、霊を鎮める鎮魂歌だって知ってて御詠歌やってる人っているんだろうか。あれは各霊場を廻り、不浄なものや浮かばれぬものを鎮めるための歌なんだよね。巡礼歌とでも云うんだろうか。まあ天台と真言は密教で、調伏祈願も仕事の一つだから魔物退治や悪霊退治すればいいけど、その他の宗派は先祖供養に特化して派生した仏教だから、御詠歌自体は関係がないんだけどね。厳密にいうと昔の寺は今のような系統に基づいていなくて、真言宗も浄土宗も浄土真宗も兼ねていたりしてる。そんで神道もね。

今はとてもシンプルな形態になっているけど、日本の宗教とはカオスもしくはごった煮なんだよね。何かを加えることは出来ても、何かを抜くことが出来ないような混ざり方をしていた。それなのに明治政府はまず先に宗教改革を行った。明治憲法でも信仰の自由は認められていたけど、神道は各宗教の上に位置付けられ(政府が決めました)、特別なものとされてやがて国教となり、軍に利用され、あんな歪な仕組みを生んだ。神道界が条件を帰結したんじゃなくて、軍部主導で靖国を創出したんだと思うが、神道はとても間口が狭い、頑なな性格を持っているんで、人は神となれずに今も苦しんでる。普通、原理上、神となっているのであれば神道の都合では”ちゃんと祀られているモノ”は死霊悪霊または彷徨える魂にはならないそうだ。

しかし怪談話に兵隊さんが登場する忌憚はたくさんあるよね。天皇や国を恨んで亡くなれば怨霊となり神となれるけど、天皇も神も憎まずに亡くなると少なくとも神になる条件を満たさないことになる。不公正な話だけど国のために素直に殉じた人々は神になる条件は満たしていない。恨んで憎んで祟るというプロセスを得ないと神にはなれないんだなァ。こればかりは神道界で話し合って決めたとか、陛下が命令したからとか、そういう理屈ではどうにもできないし、ならない。世界史上初めてではなかったろうか。戦死したら神なるんだと兵隊を送りだした国も宗教も・・・。おそらくイスラム教の自爆テロの原型は日本の特攻にあるんだと思う。そういう小紙を日本の左翼の方たちが広めたんだって。

でも明治天皇は現人神でしょう?そして戦争に負けたから昭和天皇から象徴になった。

イエスだけどノーかなぁ?昭和天皇は”人間宣言”したけど、明治天皇も歴代の天皇も”現人神宣言”などしていないよ。政府だか軍部だとかが、国王と定めればいいところを、現人神にして国家神道の頂点に据え、政治的に軍事的にもいいように天皇の立場を神格化し絶対的な権力の象徴にして国民統治に利用したと云うことなのである。

まあ神化してる人もいるから、靖国信仰を否定はしないけど、神道の規約に加えられた比較的新しい考え方であることは承知していた方がいい。総理官邸に兵隊さんの幽霊が出ても不思議ではない。2.26の将校さんらは逆賊だから靖国に合祀されていない。でも本来連隊の跡地などに兵隊さんの霊が出没するのはおかしな話である。神格化された者らの魂は神上りしているのだから、化けて出る理由がないんだよね。だから慣れた人もいれば慣れなかった人もいると云うことになる。

だって神様の幽霊なんか視ないでしょ?仏さまにしてもね。ああいうのはあちらから現れるものだから、化ける論理は通じない。

ノラちゃんのところが招魂してしまうのは神になれなかった兵隊さんの御霊なんだと思う。古い時代には帰還兵がたくさん自死された杜にある神社だから・・・。もしかすると祈願とは招魂術なのかもしれない。この地域は神をないがしろにしても娯楽として神事の神楽が盛んではあるが、実のところ神楽とは山の祖霊を呼ぶ召喚術の一つなんだよね。しかも呼び出しておいて、神事ではないから山へ帰る儀式を怠ってる・・・。だからエロ事件などの軽犯罪が起きやすくなってる。あれを簡単に娯楽とか芸能とか言えない理由がそこにある。一つ一つは神の神威を降ろす召喚術だから。

ノラ神主は眷属とか、神の使いなどがバチを与えているんだろうと思ってんじゃないんだろうか。でもそれは無念の集合体だと思う。襲われたおいらが言うんだから間違いはない。あれは人の霊であるがとても雑多ですでに原型をとどめていなかったから、おいらには魔人、魔神、鬼、妖怪の類いに視えた。

そんなモノの刃にかけられていたら、即死するよね。心臓麻痺を起こす原因になりうると思うんだ。スゲェリアルで怖かった。

あれは無理矢理に招魂されて、無理矢理に魔的に人型を取らされたモノなんだろう。視覚的に怖がらせる効果はあっても、例えば幽霊なんてほとんど無害だから、おいらは死ななかったんだろう。おいらが死んでいないことがとても残念そうな顔してたノラ神主をみるに、たぶんソレがなんであるかは分からないんだと思う。神道的と云うよりも、修験道的と言うべき作法だと思うなァ。

あれがなんなのか不思議だったけど、このロジックなら説明がつく。残酷だよね。どんな種類の霊性に悪事を働かせていることを呪詛してる本人が知らないなんて・・・。本人は黒い人型が視えていたらしいけど、それを追っ払うようにしていた。まあ目的は誰かのために戦い死すことだった無垢な魂をあの一家は散々弄んできたんだろう。爺さんまでは招魂するものが何者か分かっていたのかなぁ。親父さんとか本人にはそれがなんであるのかは分からなかったよう。たぶん労って欲しかったんだろう。褒めて欲しかったんだろう。なのにノラ神主はそれらの霊性を悪霊と思っていた。ミスマッチだなァ・・・。

キツネ憑きはおいらの家系で、向こうは違うんだろうなァ・・・。車の走っていない国道に立ってるおいらの背中を押すくらいの力しかなかったんだけどね。まあもういい加減にまつろわぬ魂は神上りして欲しいなぁ。死んでまた呪詛に使われるなんて気の毒だと思うし。

そもそも向こうも神の御霊が使える訳じゃないんだろう。

ただ向こうがおいらの命を狩るつもりで呪詛してきたのは確かな事だろう。それは由緒ある神社の神主さんが教えてくれた・・・。自分の手を汚すわけではないから、”ホントにこんな理由で殺したいんだァ”と呆れるような逆恨みだったけどね。

今は祝いの方でいっぱいいっぱいなんだろうが、この人の場合、どんな風に駆使しても呪いになるんだろうなァ。利用しないと呪うとか、購入しないと呪うとか、そんな感じだと思う(笑)。でもさもう要らない事なんだから、恨まれた人らも溜まらないよ。大義なのか、私怨なのか分からない。

どうなっちゃってるんだろう・・・おいら。視えなくて久しいのに感知能力だけは上がってる。幸か不幸か分からないけど、おいらって無害化しちゃうから、神上りに利用されていたりして。とにかくあちら側に応じるとすごく疲れるんだよ、だらしないくらいには。

おいらを救う奇跡ってあるんだろうか。嫌な事ばかり目についてしまう。物事のいい面を見つめようとすると目隠しされるみたいだし。

もう霊にも神にもウンザリしてる。出来るなら関わりたくないし、障るのも障られるのもイヤだ。

普通になりたいんだけど、もう普通くらいじゃ報われない。やっぱ死の方が身近なんだよね。

と云うことで、使役されてる霊さんたち、上の方を向いたら明るい点のような光があるからそこ目指して登ろうね。もう自由だから空も飛べますよ。そんでしばらく休んでまた生まれ変わってきてくださいね。もうノラ神主に無垢な魂を利用させてはいけないよ。たぶん逆らえるはずだから。そいつは偽物だからね・・・本物なんだけど笑。

ただもう母の仏事にはウンザリ。叔父さんなら夢でも見れば気になって仏壇買い替えてくれるかも知れないから、叔父さんの夢枕に立つことを祖父ちゃんお薦めしますよ。おいらはお金があってもしない。なんせ理念は曲げられないからです。

ただ彷徨える霊となっているから生者に危害を加えるような攻撃的な悪霊はいないと思うけど、あんまり気持ちが良いことではない。兵隊さんを視たことはないんで、そのあたりは分からないけど・・・。




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