空に問う。

空に問うても果てがない

マリアじゃない

2017-02-11 21:11:34 | 日記
一面の赤い大地に赤い空。

凄まじい勢いで流される雲に雷・・・。

「ここはどこ?」と思ったら、西部劇で見たような風に転がる丸い植物みたいなものが見えた。

目を開けると暗闇。濃密の漆黒の闇・・・。

怖くて、目を瞑ると、また同じ赤い大地に赤い空・・・画面にノイズが走る。

雷と思っていた音がやがて声であることに気付く。

そしたら、汚れた白い服(着物)に杖を突いた、白髭ぼうぼうの白長髪の爺さんが現れた。

なんかしゃべってる。

選ばれた・・・苦労する・・・・そのときを・・・・

聴こえたのは日本語。

でも怖くて目を開ける。

で、怖くて目を瞑る。

数回繰り返して目を開けたら、自分の部屋で蛍光灯の真下で大の字で横になっていた。

時計を見る。

0:05.

5分ほど経っているが、時間とすれば数時間は経っていたような・・・。

ちょうど中間試験で勉強をしてて、12時になったからちょっと横になったんだ・・・。

で、次に気が付いたときは・・・

風が顔に吹き付けていた。ジャージのまんま三本松と呼ばれた岬のガードレールに足をかけていた。

すぐ下は崖。

ガードレールをまたいでいたので助かったが、超えていたら崖下へ真っ逆さま。

我を取り戻したおいらは、約300メートル離れた家路を目指す。

足が痛いと思ったら、裸足だった・・・。

それでも家に帰って時計を見ると、0:05。

それがおいらの怪奇体験の始まりだった。

暇なので、オカルト検証サイトを見ていて、ふと?

薄汚れた着物の爺さんをモーセと思ったのは何故だろう?

たぶん西部劇に出てくる回転する草を見たからだ。草の名前はタンブルウィード(回転草)という。

日本名はオカヒジキ。

これってアメリカで自生していると思っていたけど、ロシアからの外来種なんだって。

まあ夢の景色は、外国であり、草が回転してるからアメリカ西部だと思った。

まあ、その頃はキリストは知っていてもモーセは知らなかった。だから、それを「あっ、この爺さんだ」と思ったのは後に見た映画チャールトン・ヘストン主演の「十戒」だった・・・。後付けのモーセ。

まあ・・・よくよく考えると・・・仙人とか日本の神でも良かったんだけど、あの夢は「何」だったんだろう。

まあ家から裸足で飛び出して、夢遊病患者みたいに崖のへりに立っていた自分の方が怖ろしくて・・・。

でも今も夢の景色も、声も、爺さんの姿も覚えてる。

こんな奇妙な夢を他に見た人いないかなぁと思い、検索したけどなかった・・・。

あの爺さん、誰なんだろう???

荒廃した土地と思ったけど、赤い空なら夕映えでもいい訳だし、赤茶けた大地ならそれこそ火星でもいいんだよね。

突然唐突もなく起こったことだったから・・・今も何のことか分からない。

選ばれた人間はひき子(ひきこもり)になったりはしないだろうし、こんな平々凡々な人間に啓示が来るはずもないしね・・・。

母(戦前にカトリック系の幼稚園に通っていたというが戦前だよ。これは空想か、後に本当に妹さんはカトリック系の幼稚園に通っていたから、お得意の「人の記憶」を奪っちゃう裏技だと思う)と姉はカトリック系の幼稚園に通ったけど、おいらは諸事情により市立の幼稚園に通ったから、この時点までキリスト教的な世界観とも無縁だったし、今もそうだけど地元の教会の敷地内に足一歩も踏み入れたことがない笑。

観光地の教会なら入ったことあるよ。でも地元は皆無なのだ。家にイエスを抱くマリア像があるくらい。

なんか、自分の体験談だけど、眉唾臭い話だよね・・・。でもそれを機に閉じ込めていた霊感がぶり返したのも事実。辻褄が合わない。

と、云うか整合性が取れない人生だなぁ・・・。

仏教信じても、神道信じてもダメだったんで、何度もクリスチャンへ改宗って思うんだけど・・・なんとなくそれもダメだろうと思うのでしなかった。

叔母は多少エキセントリックな人物で、キリスト教にも傾倒していた。でも実家の宗教は浄土真宗。以前に読んだ旧約聖書は叔母の持ち物。まあ、母よりはおいらに似ているかなぁ。神経質なところは笑。

でさー思うのは、おいらはバカだなぁってこと。

普通にカトリック系の幼稚園に通ってて、14歳の頃にそんな飛んでもない夢と死ぬ経験してたら、一気にクリスチャンだよね。そしてなぜ浄土真宗の家の娘が浄土宗の家に嫁いで、カトリックなんだろう。

自分がカトリック系の幼稚園に通っていたと思い込んでる母は、娘を通わせることで足りない記憶を補強していたのかなぁ。「あんたの時には(事情があったけど)、市立の幼稚園でいいかと思った」と云う。

幼いころ、父の実家に居候していたけど、伯父一家のイトコの姉ちゃんらは近所の寺が経営する保育園に通っていた。何故だが、姉ちゃんだけハイソで地元の金持ちがいくカトリック系の幼稚園だった。

それだけでも、母が親戚と折り合いが悪く、除け者にされた理由がなんとなく分かるよね。朱に交わればシュラシュシュシュになっちゃう人なんだろう。そんな『差』をつけられたイトコたちはなんて思ったことか。

無知なくせに高慢ちき。それが親戚からみた母の姿なんだろう。父の実家は田舎の漁師町。

祖父ちゃんは真面目だけど気弱な父をコントロールしていた部分もあるから、長男夫婦がいるのに次男夫婦も住まわせた。叔父さんは病弱と云うか、自殺願望が強い人で、真面目に働いていなかったよう・・。だから祖父も伯父も父の稼ぎを宛てにしていた風だなぁ・・・総合して考えると。

で、こんな母が嫁だから、漁師の家に合うはずもないし、姉がイトコにイジメられたことを機に新築して引っ越すことにしたらしい。それも祖父の提案。

別に近所のアパートに引っ越せば良いモノを・・・。見栄っ張りなところはおいらは祖父ちゃんに似てるかもしれないけど。そんで祖父ちゃんが紹介したのが、この呪われた宅地。普通の神経ならば辞めておけというような悪い噂がたっていた曰くつきの土地。

父は自分で考えることはしない。面倒なのか、バカだからか、両親の言いなりだった。でも心の底では相当に恨んでいるのかもしれない。墓前に花を持っていたことや饅頭一個供えるのを見たことがない。まあそういうところは恙ない母が盆には付け届けをしていたけど、言葉通りに、本当に両親を慕っていたのなら、線香くらいは買うだろう。実家によって仏前から線香を貰ってくる役目はいつも幼いおいらだった。

まあ、この地に越していなければヘンな夢も、現象も知らずに育ったのにね。4歳まで実家にいたけど、怖い記憶はないんだよね・・・・。むしろ新築のこの家に越してからの方が怖がりになったし、普通は視えないものや聴こえない声が聴こえるようにもなった。

選ばれたは当たってるかも、正確には悪い奴らに見つかった。

苦労する・・・これは大当たり。苦痛苦悩ばっかり。

そのとき・・・

重たい言葉である「そのとき」・・・その後に続くのって、命を殉じなさいって奴だよね・・・。

でも、悪いけどそんな役目まっぴらごめんです。

まあなんだかんだでカトリックとは違うけど、プロテスタントの牧師並みにはストイックな性格かなぁ。昔は遊んだけど、今はどちらと言えば老いた牧師みたい笑。

それも神道によって、そうなってしまってる笑。

まあこんな薄汚れたおいらでも罪を赦してくれるのは、他でもないキリスト教だけなんだけど、どうもそれがいちばん危険なことみたいな気がして・・・無視してる。

そのときって・・・災害とかだろうなぁ。最近はキナ臭いから戦争かもしれない。

で、そのときを回避するにはキリスト教に近づかない方がいいと思うんだよね。

直観がそう云う。

なんか悪い夢みてるみたいな人生だなぁ・・・何にも成していないし、チャンスも奪われ続けてる。

そりゃあおいらが死んで世界が救える確証があるんなら潔く殉じてもいいや。でも犬死にがいいところだ。

ちなみにクロスは持ってるよ。奇跡のマリアのメダイも持ってる。

でも「奇跡」はあいにく起きなかった。アイテムを手にしたら、素直に従ってもいいと思うけど。

だからモチーフとしてクロスは身に付けないし、ならばドクロの方がいいかと思うくらい。

ファティマの予言見てて、ここまで飛躍するバカもいないよね笑。

騙されたなぁ。

ありゃあ前半の夢は無関係で、悪い奴らに再び見つかったから命を獲られそうになったと考えるべきなんだよね。

それからも日々付け狙われて・・・15にして自死も考えるような屈辱も味わったし、16で暴打され死にかけてる。

一度は死んだのかなぁ・・・。精神的には完全に死んでると思う。

で、密教に救われ、怖いから神道に逃げた・・・。

で、今も気づきとか兆しとか信じてる本物のバカになってしまっていた・・・。

まあ、そんな寂しい悲しい人生だったから、他人に嫌われるにしても理由が欲しかったのかなぁ。呪われている方が自然だったし、いろいろ都合も良かったし。

量子の質の変化や可聴下音なんてものに気づくと、それなりに土地の障り(地形の悪条件)やバケモノが目視できた理由も着く・・・。

「ああしろ、こうしろ」と煩い先祖霊にはやられているが、たぶん本当においらをこんな目に合わせたのは武士の死霊と先祖霊なんだろうなぁ。

大叔母がおいらを介して娘に伝えたかったのは、井戸の祀り方だろう。井戸に塩を撒いてるらしい。

1日と15日に米塩お酒と卵ちゃん。水神(龍神)なんだから崇め奉るのが本筋だろう。で、複数の癌になったんだと思う。で、おいらはこんなに弱っていたのに少し肩代わりしたんだろうなぁ。何の願いを叶えてくれない神に逆恨みたいに祟られていたし、こういう祟り神はより強い方へ来るからなぁ。

父のイトコよりは霊感は強いだろう。で、この父のイトコも体内の魔物に護られてる。キツネかなぁ。

姉を頼って巡った因果。先祖霊も両親に愛情がまったくもってないことは知ってるから、唯一の肉親と思ってる姉を通して、おいらに干渉してくる・・・。

肉体から「死の記憶」を取り除くと豪語する整体師は、おいらが行く二日前に父のイトコの施術をしてる。取り除いた「死の記憶」はどうなるんだと考えていた。案の定、神道と仏式の祭壇があった。

一目見て・・・「あああ姉やっちゃった」と思った。このオッサンに死の記憶は取り除けない。インチキだってね。でもまあ骨接ぎくらいはしてもらおうと安易に考えたのが運の尽き。九字まで切り始めたからタチの悪さに気づいたときには遅かった。首をぐちゃぐちゃにされた・・・。

し、父のイトコから取り除いた穢れがおいらに整体師を通して入ってきたんだと思う。おいらに触れた途端に「井戸か清流を汚したことはないか」と言われた。それは父のイトコに云えよ。インチキ整体師。もう最初から宗教色全開じゃないか。揉むと云うよりも半分以上は電気マッサージ器使用だったし。

おしっこになって水分がとめどなく出てくるだと・・・・施術を受ける前の方がおしっこは良く出たよ。停滞したのは、その施術後からだ。お陰様で半年苦しんでる。

九字は目くらましに使う結界だ。それで人の体の中に「気の通り道」が出来るか、大馬鹿もんが。

でもおいらに何の変化もないことに逆にオッサン恐れおののいていたなぁ。最後の方はゴマすり出した。

もう「神の手」は持っていないと思う。

修験系や九字は遊びでやっちゃいかん。だからすぐにトイレで九字を解いた。九字を解く呪文は知っていたのだ。

で、大叔母のおいらを介して娘を救うキャンペーンは終了!そんな義理、この大叔母にも父のイトコにもない。今更、神として祀るにしてもちゃんと神主さん呼ぶとか本格的にしないといけないだろうし、もうそんな怖い家には一歩たりとも近づかない。

何よりも、姉からおいらに不具合が生じたことを伝えてから、また付き合いはほとんどなくなった。祖母ちゃんにしても大叔母にしても始末が悪い。直接、息子や娘に言えばいい。おいらが身を挺して犠牲になる筋合いはない。孫に対する愛情も、甥の子どもに対する慈しみも全然感じんわ笑。

と、言うことで厄災がこれ以上降りかからないように一定の距離を置くようにしたし、もうどんなに気持ちがあっても祟られるだけなら、惨めだし情けないので、墓には参らない。葬式も必要以外は行かないことにした。

もう十分に役目は果たしたと思う。それでも「ああしろ、こうしろ」は止まないがどうでもいい。

まあ唯一の肉親はかつてもう一人いた。母の母だ。祖母ちゃんは何度も夢に出ては警告してくれていた。祖父ちゃんにこの世の未練があり、祟っていることも教えてくれていた。なのに母は何にもしないし、男兄弟を動かしはしない。おいらみたいな人間は恥なのだし、恥息子のために懸命になることはない。それでも母には父と違い多少は優しい気持ちでいたが、今もうそんな気持ちもない。

おいらを困られること、傷つけること、嫌がること、しかしないのだから。

まあ母方の先祖の因縁系は何の解決の兆しもない。それこそおいらは外孫なんで、直系の孫に頼めばいい。おいらがまたもやイトコの肩代わりをするのは変だ。

もう十分に伝えたし、もう十二分に役目を果たしてる。不義理した神社の祟りも代わりに受けたし、もう自分を危険に晒してまで、してあげられることはない。

こんなに悲しいことはない。

自分を忌々しく思うのは、先祖がおいらを祟るからだ。その正体が、先祖だったからだ。古く長い呪われた血筋はおいらにだけ流れてる訳じゃない。むしろおいらは少し遠いはずだ。

おいらの身体を膿ませるのは、毒素だけのせいじゃない。母方の穢れに触れると膿むんだよ・・・突然に。

まあそれもこれも、笑う神主のせいだ。

呪詛じたいに効果はないけど、正式な肩書をもつ神職が正式な手順に基づいて行う祈願や祭にはちゃんと意味がある。悪いモノをもっとも悪い状態に調整してくれた・・・。

まあ、こやつの存在が20年普遍であったはずの神を疑わせた・・・。

祟るのも神、守るのも神って、矛盾以外の何者でもない。

相殺するならまだしも、悲劇はおいらにしか具現化されていない。

フェアじゃない。

社会的にも経済的にも、あんなにズルして仕事かまけても奴の方が上だ。なのに下である人間でさえ嫉妬し邪魔者にした。自分があんに恵まれていることも知らない愚か者の慰みにされた。

アンフェアだ。

ここでも、おいらは呪う神主の「身代わり」のように扱われた。命や人生や幸運のストックみたいな扱いを受けて、その代り奴の悪いモノと交換させられた。

こんなのは絶対にフェアじゃない。

おいらは神罰も神威も信じる者であった。だからこそ揺らいだ。

カラクリに気が付いた。

神とは人間が使いこなせるシステムなんだ。それも一方通行で容赦がない。

名前やすべてを利用された。

でも全知全能の神なら見抜いていると思っていた。でも日本の神は全知全能でないから、あんなにたくさん腐るほど(元神で魔物に堕ちたのはたくさんいる)いるんだよ。創世の神や万能の独り神はすべて出現ともに姿を隠された。

隠された時点で、神は万能性を失った。

だから神は人間に騙される。特に神に仕える立場の人間がこんなだから、騙されても気づかない。氏名、生年月日、住所さえ通ったら、たちまちブラック入りスト入りだ。嫌ってはみたが、古神道研究家の意見も一理ある。はじめて訪れた神社だって、おいらは悪人で名高いはずだ。途端に具合が悪くなる。

もう神の領分は信用していない。無実を訴えたところで、おいらでは届かない。奴がどんな祈願でおいらを悪用したのかは分からないが、神の意に背くような人間として登用はされてるだろう。

その証拠においらは未だこんなだし、奴は死んでない。

死んでないことが、堪らない。

まあ正直に言えば呪う神主に相当する罰は死のみだと思ってる。被害者はおいらだけではないし、たくさんの人間を呪ってる。人死にが出ても気づかないような存在を高位の霊性とも神とももはや呼べない。祟り神に変質変化させたのが呪う神主であっても、本職が祀るなら、それも日ノ本の正しい神だ。

邪悪な人間のせいであるけど、神が万能ではないからしょうがない。別にありがたがる必要もないし、たくさん存在する理由もないんだよね。風の神に台風の神・・・まとめて風神とするけれど個別に名前がある以上は風神とは個別の神のことである。自然からすれば微風も台風のただの「風」である。人間だけが個別に観測していて、状態を区分してラベルを貼った。

日本では強風なら強風の、台風なら台風の神にお願いしなければいけないし、神風と呼ばれる神は龍神の化身とされているから、蛇神に祈りや供物を捧げないといけない。

例えるならカードゲームか。

信じるものにより決定され変容するのが日本の神。

それにもっと早く気がつくべきだった。今の「神」は未だに敵であるかもしれないということ。最近は貧乏で祈願すらしてないし。神様は金が大好き。金の切れ目は縁の切れめをとはよく言ったもんだ。でも本職と取次してもらうのは大きな違いだ。

まあ例えば奴が死んでも、それは天罰だから、もう不必要な責任を感じることはない。奴はやり過ぎた。

呪詛により殺された者はきっと奴を祟るだろう・・・。それは呪い返しではないしね。自分が手をかけた者らを恐れ続けてる。坊主じゃないんだから数珠巻いてる神職は信じられない笑。それに頓死した者は恐ろしいよ。怨念も凄まじいだろうしね。避けるといい。避ければ家族や身内や親戚に類が及ぶだろう。

もし奴がいま不幸なら、それは自分の行いが招いた不幸だから、どうにもできないはず。人神なら死霊でも操れるかもしれないが、神道と仏教では異相が違う。霊の区分区分けが違うんだよ。

そういうときの対処に名前を悪用されるんじゃ堪らないなぁ・・・・。

死んで相当。そんな人間がいてもいいのかと思う。それはそういう存在たちが決めること。

皮肉だけど、おいらを守ったのは父のイトコと同じもので、神さまじゃなかった。血に受け継がれた魔物だ。

おいらは自分の信心に負けた。揺らいでしまった。神の選別が出来るほど、善悪の棲み分けが上手く出来ていなかった。

祟る神も観測してしまった・・・。そのとき決定したんだ。神はおいらが望んだような高潔な存在ではなく、ただ我儘なものであるということ。善悪なんて関係なし。それらを超越した身勝手な存在。

縁を切れといった。でもおいらを助ける、救うとは決して言っては貰えなかった。疑問が湧いたし、不安になった。

自分で決めなきゃいけないことくらいは分かってた。裏付けが欲しかったんじゃない。

呪詛から救って欲しかった。

奴を成敗して欲しかった。

その時は「死」なんて相応等価だとは思わなかった。

ただ救っていただきたかった・・・。嘘でも偽りでも。安心したかったんだと思う。

望み過ぎていただね。今になって万能ではない神に気づいたけど。

もともと特殊な祈願の終わりに、おいらは戸惑ったんだ・・・。身を護る術が粗塩だけでは怖かった。

あの時すでに遅かったんだ・・・4年前には結論が出ていた。縁をキープしたわけじゃないけどさ、責任者だから明日から行きませんって責任ないことは出来ないよね。

だから呪いたいだけ・・・呪われた。

そのときにすでに信心をなくしていたのに・・・つい最近までしがみついていた。不信心な己を縄で縛るみたいに・・・。縄なんてなかったのに自分を罰した。

神社本庁が祝う「建国記念日を祝う会」。とうとう本性を現したのか、改憲についてコメントしていた。まあGHQに腹を立てたのは神社と政治家だろう。意のままに国民を動かせなくなった。新しい憲法により国家神道は禁教にされ、何の権力も持たない地位に貶められた。それまでの神職は男爵もいたし、すべて国家公務員だった。

失った権威や権力の復権を望んでいるんだろう。それが神の神威とは違ってもだ。やっぱり人間の願望により神が変質するということなのだろう。笑う神主が発端ではあったが、神職に不信を持ったのは日本会議に連なる団体として、神社本庁、伊勢神宮宮司などの名前を理事の中に見つけたからだ。

正直・・・イカレテると思ったし、怖ろしいと思った。80年に渡る神道が支配した国家の再建なんて、今の国民は望んでいないと思う。

信じるのではなかった・・・な。

営業中、町々の神社を見つけると尋ね歩いた。五円玉のお賽銭もって気ままに訪れた。緑が濃いし、静かだし、落ち着く空間がそこにはあった。

あの頃のあんな気持ちのままで、神社巡りしていた頃が懐かしいなぁ。

あんな気持ちでいられたら・・・幸せだったかも。

弟をイジメたとき(ちょっとからかったくらいだけど・・・)から始まった因縁。何故だが、それがその一家の起こしたことだとおいらにはわかった。だから笑う神主がいることにびっくりした。

たぶん、そうなること(運命とやらが交錯する・・感じ)を予見してたのに。

そこで辞めるべきだった。仕事が合わぬと投げ出すべきだった。どうせあんな風に終わるのなら、何十年続けても何の意味もないことをしていただけである。

そして最初からおいらの信心も偽物であった。会社に入るキッカケになったのはただの思い違いのカン違いだった。その神社に通っていなければ・・・起きない種類のカン違いだった。その時に別の道を選択していたら、こんな風にならなかった・・・。

自分から因縁の糸に絡み獲られていったんだ・・・。こうなることを決めたのはおいらだった。

まあ、なんとなく神に利用された気がしないでもない。そのときすでに呪う神主の身内の者にブラックリストに入れられていたとしたら。奴よりも強い力があるモノがかけた呪であったなら・・・当然ながら16歳の頃には”神の意に反する者”として登録されていたんだろう。

その当時は死に損ないのろくでもない悪党だった・・・。二度も同じ血筋の者に呪われたんだろうなぁ。無為な人生を、罰のように生きること・・・。

報われない努力ばかりに費やした時間。

資格を取れば取るほどに営業成績が悪くなった・・・。頑張れば頑張るほど、理想と現実が遠くなった。

何をしたかと言えば、ひたすら神に祈った。祈願の回数も増えた・・・。

「縁を切りなさい」

そんなことはその時よりも15年前に分かっていた・・・。

何にもなってはいなかったんだなぁ・・・。逆に怒らせていたんだろう。社家に生まれた特別な命を傷つけたことは大罪だったんだ。だから・・・何もかも奪われた。

おいらにとっての神とは救う存在ではなく、仇名すモノだったんだ。

それでも信じたんだな。ほかに頼れるものがなんにもなかったから。いつもいつもそうだった。

捨てる神さえいなかったんだ・・・・。

拾う神がいるはずもない。

ましてや共通する神も祀ってる。

定石で定説すぎて、世の理に反したことなど起こっていないかったということか。悪人は最初から裁かれてる・・。

何が正しさの証明だぁ。笑わせるねぇ・・・自分で大きな過ちを招いてるじゃないか。弟とは最初から反目だった。時期が異なるから暴打事件とは無関係だと思っていたけど・・・。

社会的に恵まれていても、経済的に恵まれていても、下位の存在である者でさえ、「嫉妬し呪う」のが、この一家の本質だったんだ。兄弟に差があるなんて、どうして思ったんだろう。悪質なのは兄よりも弟だった。最初の最初から、おいらを執拗に憎んでいた。名士の子なのに、憑き物筋の家なのに、恐れないおいらを。いじめと云うか親しみを込めて”サル”と呼んだけど、ハラスメントはされた方の理解。イジメと呼ばれてもしょうがないか。・・・からかった。

最初の最初から・・・仕組まれたことだったんだ。

そう思うと・・・親友を殺されてるぞ。一緒にからかった友達は、突然起こった家の事情で、高校を辞めて18の頃に〇田で事故死した。その友人はおいらみたいに血に魔物は宿っていない普通の家の子だった。

ああ、あの時の女子を唆したのも痩せ猿だったんだ。背中越しに何故、それが指先なのか、ボールペンなのか分かったもんだと思った。彼女は”汚いものを触るみたいに”ボールペンで押されたことに腹が立ったんだ。今甦る教室の記憶・・・。痩せ猿は後ろにいた。その女子と仲も良かったのよなぁ。

それが職員室では、お触り事件になっていた笑。その女子も急展開で焦ってた。別に汚いものを触りたくなくて背中をボールペンでつついたわけじゃない。ただペンを持っていただけ・・・。おいらの悪い癖だ。

父ちゃんよりも祖父さんか。、後に本格的に呪詛されたんだ。

もう呪いの古漬けみたいなもんか。14歳で始まった怪異~16歳の暴打事件じゃなくて、線路みたいに交わることなく並行して並走して、14歳からの能力開花と16歳からの神の裁きと分けて考えるべきだった。

何よりもその時のおいらを救ってくれたのは、弥勒菩薩だった。

それが真実だ。

神に救われたことは一度もない。

信仰(祈願)が増すごと、不幸事が増えた。

笑える・・・。

祟ってくださいとばかし・・・金まで払って祟られていた。

皮肉にも今日は紀元節であり、建国記念日。神道が祝う日。

なんとなく立春は行く予定で神社には行かなかった。

今日は寒いけど、もう少しで神社にお詣りにいくところだった。

・・・神様ネットワークのブラックリスト・・・

あるんだろう。

おいらが送り込んだ神様は殺人犯の霊。

あるんだろう。

こんなあり得ない偶然も全部・・・神社絡みだった。

お詣りにした翌日に、立ち退き命令書が来てるって経験あまりないよね笑。

触らぬ神に祟りなしとはよくいったもんだ。

行けば「もれなく」祟られる。そういう図式か。

本地垂迹そのまんま・・・権現とは修験の思想であり、密教が我が国で神を取り込んだ仕組み。

11の因縁。

十一面観音・・・饒速日命。

裏が表で、表が裏で、トドメが修験系の九字きりの整体師。

破壊のシナリオだね・・・。

殺したかったわけだ。弟も兄も。

ただ一人、正しい人が正しいことを成されたんだけど、それがかえって反感を買って、何度も呪われた。

それだけは残念だなぁ。あんなに親身になってもらったのに。期待に応えるどころか憎んでさえもいた。

祟るために、呼ばれていたなんてカン違いも甚だしい。もっと純粋に神様を信じていたんだけどなぁ。長い関わりの中でも、届かなかったんだろう。おいらはあのイジメを憶えていて、こんなに後悔していたんだけど・・・。

出禁食らったAKBファンみたいだなぁ。愛されていないことは分かっていたけど、嫌われていないと思いたかった。とんだ神ファンだッたよ。情けない。

今更嘆いても悔やんでもしょうがないか・・・。前職は入社当時に辞めるしかなかったんだし、微妙だにしない神に救いなど求めたのはおいらの弱さ。わざわざ敵地に出向いて、祟りをかき集めていたなんてシャレにもならないぞ。

でも、最後の最期で気づかずに済んで良かったかな。

最期の手前で気づけたこと・・・せめてもの救いと思おう。

やっとこさ、全部が繋がった・・・。

ミッシングリンクなんて一カ所もなかったわい。呪いが巡り巡っていたんだよ。おいらの周りをぐるぐる。

止せばいいのに、詣るたびに運気を取られて、穢れを渡される。

己の出自に感謝するべきか、それとも魔物に感謝するべきか。

まあ本来ならば魔法ならこれで解けるんだけど、呪いの解除解呪方法としてはどうなんだろう。もし明日も今日と同じ明日なら、解けたことにはならないか。

大幸運か、大不幸でも起こらない限り、見分けがつかないなぁ。

だらだらとした不幸だし、幸福でないとも言えないし、無間地獄だ。

まあ正解を祈るとしよう。

32年分の呪い返しってどんだけ強いのかなぁ?

謎はすべて解けたぞ。



























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