昨日・・・タバコ買いに出かけたら、とたんに古い気持ちが甦って、あの苦しいような切ないような淡い気持ちが蘇ってきた。
好きな人がいた。たぶんこれ以上ないくらい好きだった。他に何もいらないと思った。
まぁ、夢はあったけど、それはいつか叶うだろうと東京や大阪には進学せず、広島の専門学校へ行った。
その人が広島に就職したからである。
付き合ってはいたんだけど、温度差って云うのかな。
もうこれしかないという恋と、結婚までの間に何回も落ちてしまう恋と、二人の間の溝は深くなるばかりだった。
だんだん会えなくなって心が離れてくのが分かって、なんだろう「お前のために広島に来たのに・・」なんて憎しみにも似た感情が湧いた。
まあ若いんだから友達と遊ぶのもヨシ、彼氏とべったり過ごす必要もないのに、おいらは週末を独占しようとした。
ここからは割愛するけど、やっぱりおいらの気持ちが重たすぎて別れ話になった。
そのとき殺意が湧いた。ここで殺してしまえば、このひとは永遠に自分のものになると思った。
細い首・・思い切り締めたかな・・・。
たぶん相手が暴れたら、もっと強く手に力を込めたかも知れないけど、「殺して・・・」って言われたから、それ以上首を絞めることが出来なかった・・・。
今思うと、そこまで深刻に思い詰めないで、少し距離を置いたり、別れれば良かったんだ。
結局、そのひとはおいらに対する恐怖と、このままおいらをほっておけないという二つの葛藤の中でも、自分を選んでくれた。それから一年は付き合った・・・。
それでもなんとか関係は修復出来たんじゃないのかと思うようになったころ、そのひとは仕事で大失敗をした。グループでやってる作業だから一人が責められるべき話ではなかったけど、どうやら責任を押し付けられてる感じがしたと言っていた。
まあ二十歳くらいのガキで、学生だったおいらはそこまで真剣に考えずに「でもこのまま逃げ出しても後悔するから、自分で納得できるまで仕事続けたら」と行った。おいらは一人暮らしだったから、仕事辞めたら一緒に住もうって話した。
でもそこからが地獄だったらしい。今でいうパワハラにセクハラ・・・。ひどい目にあったと後で訊いた。
そんなに辛いんならちゃんと言ってくれればあ良かったのに、おいらが言う通りに頑張ったせいでボロボロになっちゃったんだ・・・。
最後にあった日が10月10日の体育の日だった。
すごく幸せだった。
理想論を言ったんじゃなくて、翌日辞表だして逃げ出してくれてもいいと思っていた。二人ならなんとか出来るだろうと考えていた。
そんな軽い気持ちだったのに・・・頑張って頑張って、そのひとはおいらのひと言に従ったばかりに心を壊してしまった・・・。
あと10年くらいのつまらない人生かなんて死ぬことばかりここ数年考えていた。
そのひとと別れた21の頃からずっと「自分は幸せになってはいけなんだ」と思いながら暮らしてた。自分の中の恋愛の限界も知ってしまっていたし、捨て鉢だった・・・。
苦しくて眠れなくなって、不眠症になって見兼ねた友達が夜の仕事を紹介してくれた。人と話してて酒飲んでたら少しはマシになるんじゃないのか。というよりも早く忘れて、新しいひとを見つけようという魂胆があったみたいだけど。
まっ、その水商売がのちに更なる悲劇に繋がっていくんだけど、それはまた今度にします。
昨日、古い気持ちが甦ってきて思ったのは、おいらはずっとそのひとのことが好きで、ただ一緒にいたくて、もし今も一緒にいれたら、きっとこんな自分ではなかったんだろうと思ったこと。
夢だ夢だなんて言っていたけど18の時にもう諦めていたんだよね・・・。
21で別れてから数年後、友だちの計らいで会うことが出来た。たぶんもうおいらを好きなことはないと思うけど、昔おいらがあげたオリジナルカセットテープから、あの頃流行った歌が流れてきた・・・。
おいらはまだ好きだったけど、もう失うのは嫌だった。生きてればまたいつか会える。だから生きてみようと思った。
もうその時から呪いは始まっていて、おいらもひどい目に合っていて、死にたい病にかかってた。
ずっともう前から死ぬことだけを考えていたから。自殺とかじゃなかったけど、あんまり長く生きれないような気がして。
もちろん自殺未遂したことはありますよ。死ねなかったけど。
死にきれなかったと言うべきか笑。
そんで逃げるように広島から地元に戻った。風の噂でそのひとは幸せだって、少し寂しかったけど、それでも幸せを祈ってた。
たぶん、愛するひとを殺しかけたような男は罰受けて生きるのが当然って思っていた。
そのひとと最後に会ったのは病院だった・・・。事故に遭ったと訊いた。腰の骨を折ったらしい。
今でも覚えてるけど、川沿いを自転車で走って、20分くらいかけて病院へ行った。何度もどうしようか悩んだ。迷惑だろうなぁと思った。ケーキを買っていった。
でも歩けなくなるかも知れないと訊いたので、勇気を振り絞って会いに行った。最後に会った時から、またいろいろあって、おいらは信用を失くすようなことをしてしまった。
数年後に会えた時、もう一度やり直せるのなら来てほしいと、そう約束した時間においらは待ち合わせの駅にいなかった。行けなかった。ちょっとしたアクシデントが起きていた。
まだポケベル全盛期みたいな時代で、簡単に連絡を取ることは出来なかった。今じゃそんなすれ違いはないと思うけど、あんがいあっさりLINEとかで告ったり、別れたりするんだよね。
だから会いに行くのが怖かった。それきりそのまんまだったから・・・。
病室を覗いたら、足をつり下げていて大変な事故だったんだと思った。ずっと顔を背けていたので、
「もう歩けないの?」って訊いたら「歩くことは出来るようになると言われてる」と言った。
それだけ訊いて、ケーキを置いて部屋を出た。
行くべきじゃなかったんだろうなぁ・・・と思いながら元来た川沿いの道を走りながら、気がついたら泣いていた。
それきり・・・もう20年以上会ってない。だけど噂で結婚したと訊いた。子どももいるって訊いた。
口では悪く言っていたけど、幸せばっかり願っていた・・・。
でも、いつの間にか仕事人間になってて、そういう大切な気持ち忘れていたな・・・。
こんな田舎大嫌いだ。出来るなら捨てたいと思う。両親も苦手だし、この町の閉塞感が堪らなくなる。
このまま終わるのは嫌だと思う。だからまた死にたい病が出てきてる。
なんかやっと突破口が見えたと思ったら、今は口唇ヘルペスが出てくちびるがアンジェリーナジョリーみたいになってて、身体が怠い。
本当になんだろうね・・・。呪いか、精神力の成せる業か。今は心臓が痛いから半夏厚朴湯を飲んだ。不安神経症は自覚してるから・・・。
でも、もういつもはそのひとの事は忘れてる・・・。友達との話題に出ることもないし。呪いに打ち勝つことだけ考えてて、気が狂いそうだった・・・。自分が恨まれたせいで、家族まで被害が及んでいたから。本当は殺せば良かったんだよね。あんな畜生神主なんて笑。
で、昨日・・・ああ18の時にすべて決めてダメになった。それから一つも上手く行かない。
きっと「幸せになる資格がない」と思って生きてきたからだ。そういう呪いみたいな思い込みがあると、人は出会う人を間違えたり、タイミングを逃したり、誤った選択をする。
だから「幸せにならない」願いだけは叶ってる。
タバコを買って振り向いたら、町が夕やみに滲んでた。ありふれた週中の町。
やりたいことはあるけど、それこそ奇跡でも起きなきゃ無理だ笑。
人生諦めたのはもうずいぶんと前にことなのに、・・・それすらも忘れてた。
”希望”や”奇跡”や”霊験”なんて求めてた。損したんだから取り戻さなきゃって。
心と身体と自分と現実と空想とごちゃまぜになって居た。
焦っていた。
出来ることしかしないくせに。
そんでふと街灯の明かりを見てたら、自然と涙が出てきたんだ。禁煙薬のせいかも知れないけど。
きっと、あのひとと一緒にいたら頑張れたんだろうなぁ・・・って。
それがずっと自分が探し求めていた安らぎとか幸せだったんだ。
もう絶対に戻らないのに・・・ね。
時間も自分も・・・。
でも過去の自分に今思ってるような切ない気持ちが届くといいなぁ・・・。
もう幸せになってもいいよね。
もう忘れてもいいよね。
犯した罪は消えないけど、もう十分に償ったよね。
もうおいらは自分を許してあげていいんだよね。
好きな人がいた。たぶんこれ以上ないくらい好きだった。他に何もいらないと思った。
まぁ、夢はあったけど、それはいつか叶うだろうと東京や大阪には進学せず、広島の専門学校へ行った。
その人が広島に就職したからである。
付き合ってはいたんだけど、温度差って云うのかな。
もうこれしかないという恋と、結婚までの間に何回も落ちてしまう恋と、二人の間の溝は深くなるばかりだった。
だんだん会えなくなって心が離れてくのが分かって、なんだろう「お前のために広島に来たのに・・」なんて憎しみにも似た感情が湧いた。
まあ若いんだから友達と遊ぶのもヨシ、彼氏とべったり過ごす必要もないのに、おいらは週末を独占しようとした。
ここからは割愛するけど、やっぱりおいらの気持ちが重たすぎて別れ話になった。
そのとき殺意が湧いた。ここで殺してしまえば、このひとは永遠に自分のものになると思った。
細い首・・思い切り締めたかな・・・。
たぶん相手が暴れたら、もっと強く手に力を込めたかも知れないけど、「殺して・・・」って言われたから、それ以上首を絞めることが出来なかった・・・。
今思うと、そこまで深刻に思い詰めないで、少し距離を置いたり、別れれば良かったんだ。
結局、そのひとはおいらに対する恐怖と、このままおいらをほっておけないという二つの葛藤の中でも、自分を選んでくれた。それから一年は付き合った・・・。
それでもなんとか関係は修復出来たんじゃないのかと思うようになったころ、そのひとは仕事で大失敗をした。グループでやってる作業だから一人が責められるべき話ではなかったけど、どうやら責任を押し付けられてる感じがしたと言っていた。
まあ二十歳くらいのガキで、学生だったおいらはそこまで真剣に考えずに「でもこのまま逃げ出しても後悔するから、自分で納得できるまで仕事続けたら」と行った。おいらは一人暮らしだったから、仕事辞めたら一緒に住もうって話した。
でもそこからが地獄だったらしい。今でいうパワハラにセクハラ・・・。ひどい目にあったと後で訊いた。
そんなに辛いんならちゃんと言ってくれればあ良かったのに、おいらが言う通りに頑張ったせいでボロボロになっちゃったんだ・・・。
最後にあった日が10月10日の体育の日だった。
すごく幸せだった。
理想論を言ったんじゃなくて、翌日辞表だして逃げ出してくれてもいいと思っていた。二人ならなんとか出来るだろうと考えていた。
そんな軽い気持ちだったのに・・・頑張って頑張って、そのひとはおいらのひと言に従ったばかりに心を壊してしまった・・・。
あと10年くらいのつまらない人生かなんて死ぬことばかりここ数年考えていた。
そのひとと別れた21の頃からずっと「自分は幸せになってはいけなんだ」と思いながら暮らしてた。自分の中の恋愛の限界も知ってしまっていたし、捨て鉢だった・・・。
苦しくて眠れなくなって、不眠症になって見兼ねた友達が夜の仕事を紹介してくれた。人と話してて酒飲んでたら少しはマシになるんじゃないのか。というよりも早く忘れて、新しいひとを見つけようという魂胆があったみたいだけど。
まっ、その水商売がのちに更なる悲劇に繋がっていくんだけど、それはまた今度にします。
昨日、古い気持ちが甦ってきて思ったのは、おいらはずっとそのひとのことが好きで、ただ一緒にいたくて、もし今も一緒にいれたら、きっとこんな自分ではなかったんだろうと思ったこと。
夢だ夢だなんて言っていたけど18の時にもう諦めていたんだよね・・・。
21で別れてから数年後、友だちの計らいで会うことが出来た。たぶんもうおいらを好きなことはないと思うけど、昔おいらがあげたオリジナルカセットテープから、あの頃流行った歌が流れてきた・・・。
おいらはまだ好きだったけど、もう失うのは嫌だった。生きてればまたいつか会える。だから生きてみようと思った。
もうその時から呪いは始まっていて、おいらもひどい目に合っていて、死にたい病にかかってた。
ずっともう前から死ぬことだけを考えていたから。自殺とかじゃなかったけど、あんまり長く生きれないような気がして。
もちろん自殺未遂したことはありますよ。死ねなかったけど。
死にきれなかったと言うべきか笑。
そんで逃げるように広島から地元に戻った。風の噂でそのひとは幸せだって、少し寂しかったけど、それでも幸せを祈ってた。
たぶん、愛するひとを殺しかけたような男は罰受けて生きるのが当然って思っていた。
そのひとと最後に会ったのは病院だった・・・。事故に遭ったと訊いた。腰の骨を折ったらしい。
今でも覚えてるけど、川沿いを自転車で走って、20分くらいかけて病院へ行った。何度もどうしようか悩んだ。迷惑だろうなぁと思った。ケーキを買っていった。
でも歩けなくなるかも知れないと訊いたので、勇気を振り絞って会いに行った。最後に会った時から、またいろいろあって、おいらは信用を失くすようなことをしてしまった。
数年後に会えた時、もう一度やり直せるのなら来てほしいと、そう約束した時間においらは待ち合わせの駅にいなかった。行けなかった。ちょっとしたアクシデントが起きていた。
まだポケベル全盛期みたいな時代で、簡単に連絡を取ることは出来なかった。今じゃそんなすれ違いはないと思うけど、あんがいあっさりLINEとかで告ったり、別れたりするんだよね。
だから会いに行くのが怖かった。それきりそのまんまだったから・・・。
病室を覗いたら、足をつり下げていて大変な事故だったんだと思った。ずっと顔を背けていたので、
「もう歩けないの?」って訊いたら「歩くことは出来るようになると言われてる」と言った。
それだけ訊いて、ケーキを置いて部屋を出た。
行くべきじゃなかったんだろうなぁ・・・と思いながら元来た川沿いの道を走りながら、気がついたら泣いていた。
それきり・・・もう20年以上会ってない。だけど噂で結婚したと訊いた。子どももいるって訊いた。
口では悪く言っていたけど、幸せばっかり願っていた・・・。
でも、いつの間にか仕事人間になってて、そういう大切な気持ち忘れていたな・・・。
こんな田舎大嫌いだ。出来るなら捨てたいと思う。両親も苦手だし、この町の閉塞感が堪らなくなる。
このまま終わるのは嫌だと思う。だからまた死にたい病が出てきてる。
なんかやっと突破口が見えたと思ったら、今は口唇ヘルペスが出てくちびるがアンジェリーナジョリーみたいになってて、身体が怠い。
本当になんだろうね・・・。呪いか、精神力の成せる業か。今は心臓が痛いから半夏厚朴湯を飲んだ。不安神経症は自覚してるから・・・。
でも、もういつもはそのひとの事は忘れてる・・・。友達との話題に出ることもないし。呪いに打ち勝つことだけ考えてて、気が狂いそうだった・・・。自分が恨まれたせいで、家族まで被害が及んでいたから。本当は殺せば良かったんだよね。あんな畜生神主なんて笑。
で、昨日・・・ああ18の時にすべて決めてダメになった。それから一つも上手く行かない。
きっと「幸せになる資格がない」と思って生きてきたからだ。そういう呪いみたいな思い込みがあると、人は出会う人を間違えたり、タイミングを逃したり、誤った選択をする。
だから「幸せにならない」願いだけは叶ってる。
タバコを買って振り向いたら、町が夕やみに滲んでた。ありふれた週中の町。
やりたいことはあるけど、それこそ奇跡でも起きなきゃ無理だ笑。
人生諦めたのはもうずいぶんと前にことなのに、・・・それすらも忘れてた。
”希望”や”奇跡”や”霊験”なんて求めてた。損したんだから取り戻さなきゃって。
心と身体と自分と現実と空想とごちゃまぜになって居た。
焦っていた。
出来ることしかしないくせに。
そんでふと街灯の明かりを見てたら、自然と涙が出てきたんだ。禁煙薬のせいかも知れないけど。
きっと、あのひとと一緒にいたら頑張れたんだろうなぁ・・・って。
それがずっと自分が探し求めていた安らぎとか幸せだったんだ。
もう絶対に戻らないのに・・・ね。
時間も自分も・・・。
でも過去の自分に今思ってるような切ない気持ちが届くといいなぁ・・・。
もう幸せになってもいいよね。
もう忘れてもいいよね。
犯した罪は消えないけど、もう十分に償ったよね。
もうおいらは自分を許してあげていいんだよね。
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