10月の頭の出来事。
朝起きた瞬間だった。
なんかヤバい気配がした。
部屋のドアは閉めていたから実際に視えたわけじゃないけど、その人間のかたちをしたものが突然玄関から二階に上がってくる映像が視えた。
すると本当にドアが自動的にあいて、その黒い人形(ヒトガタ)がベットのところまで来て、起き上がろうとする自分を押した。
瞬間的に「刺される」と思った。確かにソレは凄い力で刺してくる。でも痛みはない。
お経それとも祝詞って逡巡したが、日課で覚えた天津祝詞の戦前版を詠唱した。この祝詞は呪力があるとのことでGHQの検閲が入り、現在、一般的に伝わっているものと少し内容が違う。それくらいにはアメリカ軍および政府は”TATARI”を畏れていたみたいだ。
すると途端にその黒いヒトガタはたちどころに消滅した。
背丈は2mはあっただろうか。一番似てるものと言えば、ビッグフットかな。表面はヘドロみたいに蠢いていた。脈動していた。眼は渦を巻くグレー。
あれを穢れと呼ぶのであれば、まさにふさわしいと思う。
穢れのヒトガタ。
ま、ま、まさか・・・・・。
家には祓い専門の神社から結界守りを貰っていた。しかしそれをものともせずに侵入してきた黒い穢れの塊。
しばらくボー然としていたが、すぐに腹をまさぐった。刺されはしたもののは布団越しであったが見事に身体の中を貫いていた。物理現象を無視した力だ。
しかし傷一つなかった。
異常はなかったし、具合も悪くならなかったので、そのまま会社に行った。閉店するから、その片づけだ。
あれは何だったんだろう。
確かにちょうどその頃、会社と揉めていた。営業所閉鎖による解雇のはずが、自主退職をすすめてきたからだ。本当に薄汚い。
・・・・しかしもう襲われる理由はないんだな。邪魔者はほっておいても消えるんだから。
でもその揉めてた上司と呪いさんは何故だか懇意なので、さくっと相談したのかも知れない。
最後の方はおいらは会社の脅威にまで成長していた笑。個人VS組織になっていた。
おいらはおいらの権利を行使したまでだけどどこの世界に「合意」した解雇なんてある。その書面にサインしないと稟議が通らないと言う。解雇の稟議???そんな話訊いたこともない。でもこの二人は異常なくらい、異様なくらい仲良しさんだから、呪いさんが放った呪詛る穢れだったんじゃないのかなと思った。
もう、それからの交渉の中で、上司は”気が触れてる”にふさわしい言動を繰り返した。こればかりはスタッフも唖然としていた。加えて「営業所を閉鎖する正当な理由もないし、真面目なあんたを解雇する理由もない」と言い始める。
ん?
なんだそれは・・・・・。
この言葉を訊かせたい人間はたくさんいた。
まあ退職トラブルは然るべき行政機関に相談して事なきを得ずで終わったが、こんな狂った会社に要られるわけない。最後まで移動を明示してきたが固辞した。そんな訳の分からない血迷ったような愚かな会社に残れるはずもない。残っていても確実に潰されていただろし。もう気持ちが悪かった。本当に意味も分からない気持ちの悪さだけ残った。
もう支離滅裂だ。
おいらVS祟る死霊集団もしくは、おいらVS上司って形に則って呪詛られたんだろうか?
思えば、呪いさんに共犯がいるとしたら、その上司しかあり得ない。同じように邪魔者を消す依頼でもしたことあるんだろう。
仕事しない人間に仕事しろと命令もしない。それで部下が困ってる。それはなんとかうまくやってよと言う。これがTOPなんだ笑。
その上ええ年したオッサンである呪いさんを「憎めない可愛い奴」って大真面目に庇う。もうその状況はラブリーな関係まで想像させてしまうくらいで、胸クソが悪かった。子弟と言うよりも愛人みたいだった。まあ一度でも呪いさんの呪詛の恩恵にあずかっていれば従うわな。その行為が正しくない邪法だとわかっていても、目の上のたんこぶを取り除いてくれたことは感謝に値するだろう。で、同時に疚しさや良心の呵責から共犯者に救いを求める。同類を自然に求める。
それがいつの間にか、もし裏切ったら今度は自分が殺されるんじゃないかと疑心暗鬼を生じる。そうした恐怖が弱みとなって立場が逆転し従わざるおえなくなる・・・・。嫌なパターンだけど有りえそうな話だ。
罪の共有って奴だろうか。まるで犯罪組織だ。そうやって何人陥れたんだろう。悪党は偽善者の顔をしてるっていうけど、本当にそんな感じの人。根はうすら寒い。
まあそれはともかく、アレは呪詛る神職がし向けた刺客だったんだろうな。
その頃はちょうど30日間毎日、由縁りのある神社にお詣りしていた時で、一時的にスキルアップしていたから事なきを得たんだと思う。
確かに穢れた黒い”刃”は何十回もおいらを刺した。
それはもう有り余る”殺意”だった。
ちなみに会社に行く前に、由縁りある神社にお詣りしたのは言うまでもないだろう。殺してやるって憎しみは後になればなるほど辛くなる。この時は悲しくて悲しくて、ただ拝殿の前で泣いた。悔しかった。
それもあって会社の神棚を処分する際に、もう一つの由縁りある神社(またまたにもほどがあるけど会社の氏神さんで宮司さんがいる)で祈願を受けた。その効果かなのか、会社との揉め事は綺麗さっぱり収まった。もう嘘みたいに笑。
今日は結界のための特殊な小型の幣を外そうかと思ったけど今年いっぱいは掛けておくことにした。こういう話のあとに、あの穢れに襲われたんじゃ埒もない。
もう黒い穢れはいなくなったけど、しばらくはうすぼんやりと家の周囲を伺っていた。それは確かに視えたし、確認も出来た。それはもしかすると去年から家の周りをうろついていた人影もどきと関係があるのかもしれない。ずっとおいらの命を奪おうとしていた悪いモノ。でも一瞬の不意を突かれんだろう。確かに護符は効いていたと思う。
もう営業所の片づけだけだったし、気が緩んでいたのは確かだ。その不意を起き掛けに突かれた。その頃、親父と大喧嘩していたので、家族の輪っかもほころんでいただろうし・・・・。に、しても、そんじょそこらの悪霊の類いなら途端に浄化するようなパワフルアイテムだぞ。
だから短期間スキルアップしていたお蔭だろう。最後に助けていただいた神が崇敬する神でなかったことが少し残念に思えるけど。このお社には現在神主はいない。昔、母方のご先祖が神職として奉じていた神さんである。
1か月であったが、もしお詣りをしていなければ心臓麻痺もしくは原因不明の心停止で死んでいたんだろうな。あの時・・・・。そう思うと少しゾッとする。
あれは殺意を持って、おいらを的確に、何度も刺したのだからね。あれが刃物であれば死んでるはず。
それまで地元の神社で正式な儀式にのった祈願は受けたことがなかった。今でもそれは不思議でならない。あれほどいろんな神社にお詣りしたのに、住んでる市の神社にはほぼ行かなった。格式だ、ご神徳だぁーって調べて参ってたりもしたのに。まあ近寄らせたくないような捻じ曲がった力が働いていたとも言えるのか。
もし浜田にUターンした頃に気が付いていたら、ご先祖に由縁りがある神社があると知っていたら、もっと早く通っていただろうから、禍根が30年も続いてはいなかっただろう。それにその頃の災いの大本は違うものだと思っていたし。でももし気が付いていたら前の職場にも務めることはなかっただろうな。でもその方が個人的には良かったのかも知れない。この16年間で飼いならされた犬みたいになっちゃってて人間性を著しく失っていたし、閉店する機会はいくらでもあったのに、それこそ現実に反してそのたび撤回されてきた。まるで呪いさんと裏の世界で呪詛合戦のケリをつけるまで引き延ばされたみたいに。まさに最後はおいらを取るか、呪いさんを取るかになっていたんだろう。
だから、おいらが善くなってはいけない状況が生まれていて、おいらも何故だかわからない理由で、地元の神社に参拝はせずにことあるごとに他市まで出掛けて祈願を受けたりしていた。もしかすると神ごとの領域があって、手出しできないエリアだったのかも知れない。それにしても石見一宮、二宮ときて、地元にある三宮に通い始めたのは今年の8月16日からである。いくら阿呆でももっと早く三宮にたどり着いていても不思議はない。なのに、、、、ないがしろにしていた気がする。三宮の近くにあるもう一つの由縁りある神社もそうだ。だから最後は地元の神さんに救われたから少しはマシかな。
しかし、まるっきりそういう系と関わりはないと思っていたし、寺社巡りも単に興味本位だった。一宮に通うキッカケになったのも、その当時にしてた仕事絡みだった。ああしたキッカケがなければ地元の人みたいに怖くて近寄らなかっただろう。西部の人間は、神徳あらたかなこの神社を通り越して出雲大社に行く。皇室との所縁は出雲大社以上であってもだ。それくらい特出し特殊な神社でもあるのが石見一宮である物部神社だ。ご祭神はまじまいの神である。神職の祖とも言われてる。表が奈良の石上神宮なら、裏が物部神社と言われている。皇室のバックアップや罪穢れ祓いのスペシャリストの神なのである。だけど、おいらにはどうだったんだろう。それはいつの時も思っていた。でも20年以上かかって三宮に導いてくれたのは物部神社のお蔭だと思っている。一宮を知らなければ二宮に参ることもなかったからだ。二宮の宮司さんになんでか「三宮にいきんさい」と言われた。
何度お詣りしても地元の人を見かけることは少ない。それくらい恐れ多い神さんなのである。まあ歴史的には負けた一族が奉じる神だから、祟り神の系譜とも言えなくもない。よほどの事がない限り、地元の人は訪れないと訊く。なんでだろう?それは今も理由を知らない。おいらみたいな目に合うのかな。見合わない願い事をすると叱られる。腹は立ったけど後悔はしていない。ひとりぼっちの自分をいつも支えてくださっていた。これは上手ではなく本音です。もし物部神社に参っていなければ潰れていたと思う。今よりももっとぺしゃんこに。それに今は意味も分かるから、無理矢理に納得させる必要もない。手が出せない理由はあったんだと思う。邪神を崇めようが、神を奉じる身分にバツは下せないのであろう。それはどうも三宮の神さんも同じみたいだ。護ることと罰することは種類が違うことなんだろう。仮に呪いさんが神の奉仕を怠れば、その時は話が違うのだろうが。ここから先は神のみぞ知る決まり事なんだろうな。
お盆の頃に初めて「先祖云々・・」の話を訊いてモーレツに反省した。昨年の大儀な願い事をした際にも行かなかった。三宮なのに・・・・・。忘れてた。片隅にもなかった。
だからせめて一宮に通った次になるくらいは数を稼ごうとして、三十日詣りを思い立ち実行した。その間中も決して追い風が吹くことはなった。余計に悪化したとも言えなくもない。個人VS組織が表面化してきたのも、この頃だった。常軌を逸したような異様な出来事てんこ盛りだったけどそれでも一心に通い詰めた。その後は休みのたんびに出掛けた。今も出来る限り続けてる。三十日間はとにかくこれまでの無礼の数々とお詫びに精を出した。
今はたまに呼んでもらえる。今日もそんな感じがしたけど、今日は心細いから行きたいだけなんだろう。でも弱っちいときは単に神頼みになるので今日は遠慮した。気分が塞ぐときは行かない方がいい。なんたって万能じゃないのが、日本の神さんだからね。大切にする想いって、そういうものだと思うようになった。呪いさんの千倍くらいは神さんを好きでいよう。邪魔者を悉く消し去ってくれる、それはどう考えてもまともな神じゃない。荒ぶる神でもないだろう。それはすごいもんだと思うけど、おいらが信じる神さんじゃない。ただの死霊かまさしく怨霊だ。引き際が視えなんだろうから、最後はソレに飲まれてしまうんだろう。おいらはその一歩手前で気が付いた。人間で留まることにこそ、人間に生まれた最大の目的はある。表の世界こそ、神が担う世界であるんだ。
でもここまでやっても、呪いさん本人はピンピンしてる。したくはないけど、それ以外の人も当然一応は疑ってみたが、知る限りひどい目にあった人はいなかった。でも違うとは思わなかった。おいらの知る限る、これだけすべての条件を当てはまる人物はいないし、固有の気配に固有の匂いがするからだ。
霊視は出来ないけど匂いなら分かるんだ。いつも呪いさんのつけてるコロンの匂いがした。
でも、
なんか世の理を無視し過ぎではないかい。超越していないかい。
通常の事務処理で終わるところを揉め事にしたのは、おいらじゃないし。
これじゃなんでもアリじゃありませんか。
やられ損だ。割に合わない。金よこせぇぇぇー(なんじゃコリャ)
それにしても超法規的だし、超自然的だ。これを反対に返せる力って存在するんだろうか?
だからこんなに今も歪みが生じているんだろう。それは吐き気をもよおうすくらいの時もある。淀んでいるんだ。濁っているんだ。
挨拶に行ったけど、呪いの本拠地は人外のものがたくさんいた。綻んでた。こんなゲスの個人的な恨み辛みのために、たった一人の愚かな人間のために、この町は近い将来に大事なものを失う。それは決定的に破壊的に。
それをなんとか阻止したくて一人で躍起になっていたけど排除されちゃいまして力不足を痛感してる。
まだ間に合えばいいけど・・・・。もう止められないんだろう。
その不吉な原因をどうもおいらに押し付けたようだけど、おいらは完全無欠の素人だから、玄人の真似は出来ません。そういう嘘はそのうち消えて、言いだしっぺに戻って来る。おいらはもういないのに、おいらのせいで、表の世界は覆ったりはしないんだよ。まあ、そん時に謝られても無視ですけどね。
正しいモノが消え去り、邪悪なモノが闊歩する。これがひとりの歪んだ感情が引き起こしたとするならば、他でいいように使えと思う。自分を高める世界はもっと高みにあったろうに。だから綻びを少しだけ破いてやった笑。
そしてこの町はおいらを必要としない。閉鎖空間でうまくいってると思い込んでる。拒むならそれでいい。だからもう二度と自らの意志で足を向けようとは思わない。魔法はもうすぐ溶けるだろう。
まあ、世の理なんてものは人間が正義を求めるがゆえに必要なただの概念かも知れないけど、通常言われてる理屈は何一つ通用しなかったと言える。術者を突き止めても何も起こりはしなかった。だからネットに出てる呪い返しなんてあてにしない方がいい。そんなものないとざっくり切り捨てた方がいい。
それにおいらが頑張れば頑張るほど、祈願に行けば行くほど、相手を太らせてしまう。力を与えてしまう。だから我慢して忘れるよりほかはないんだ。
今はあの”黒い穢れのヒトガタ”は周囲にいない。
でも、ここまで呪われる理由も謂われもないんだけどネ・・・・・。はっきり言って因縁つけられただけ笑。
せめておいらが味わった恐怖と苦痛と精神の地獄は味わってほしいな。この人なら耐えられずに死を選ぶのだろうけど。この苦痛くらいは感じて生きて行って欲しいと思う。それくらい思うのは呪いじゃないだろう。呪われし者の相応な権利だと思う。特権だ。
実際にこういうことを体験すると、なかなか現実が戻ってこない。これが呪われた後遺症とでもいうのだろうか・・・・。脱したい。
でも脱し切れない。
行ったり来たりしてる。
これが呪われると言うことだ。
だから書いてみた。
強くなるために・・・・。
そして神に届けばいいと思う。
蒼生の切なる思いです。
正しくあってくださいませ。
朝起きた瞬間だった。
なんかヤバい気配がした。
部屋のドアは閉めていたから実際に視えたわけじゃないけど、その人間のかたちをしたものが突然玄関から二階に上がってくる映像が視えた。
すると本当にドアが自動的にあいて、その黒い人形(ヒトガタ)がベットのところまで来て、起き上がろうとする自分を押した。
瞬間的に「刺される」と思った。確かにソレは凄い力で刺してくる。でも痛みはない。
お経それとも祝詞って逡巡したが、日課で覚えた天津祝詞の戦前版を詠唱した。この祝詞は呪力があるとのことでGHQの検閲が入り、現在、一般的に伝わっているものと少し内容が違う。それくらいにはアメリカ軍および政府は”TATARI”を畏れていたみたいだ。
すると途端にその黒いヒトガタはたちどころに消滅した。
背丈は2mはあっただろうか。一番似てるものと言えば、ビッグフットかな。表面はヘドロみたいに蠢いていた。脈動していた。眼は渦を巻くグレー。
あれを穢れと呼ぶのであれば、まさにふさわしいと思う。
穢れのヒトガタ。
ま、ま、まさか・・・・・。
家には祓い専門の神社から結界守りを貰っていた。しかしそれをものともせずに侵入してきた黒い穢れの塊。
しばらくボー然としていたが、すぐに腹をまさぐった。刺されはしたもののは布団越しであったが見事に身体の中を貫いていた。物理現象を無視した力だ。
しかし傷一つなかった。
異常はなかったし、具合も悪くならなかったので、そのまま会社に行った。閉店するから、その片づけだ。
あれは何だったんだろう。
確かにちょうどその頃、会社と揉めていた。営業所閉鎖による解雇のはずが、自主退職をすすめてきたからだ。本当に薄汚い。
・・・・しかしもう襲われる理由はないんだな。邪魔者はほっておいても消えるんだから。
でもその揉めてた上司と呪いさんは何故だか懇意なので、さくっと相談したのかも知れない。
最後の方はおいらは会社の脅威にまで成長していた笑。個人VS組織になっていた。
おいらはおいらの権利を行使したまでだけどどこの世界に「合意」した解雇なんてある。その書面にサインしないと稟議が通らないと言う。解雇の稟議???そんな話訊いたこともない。でもこの二人は異常なくらい、異様なくらい仲良しさんだから、呪いさんが放った呪詛る穢れだったんじゃないのかなと思った。
もう、それからの交渉の中で、上司は”気が触れてる”にふさわしい言動を繰り返した。こればかりはスタッフも唖然としていた。加えて「営業所を閉鎖する正当な理由もないし、真面目なあんたを解雇する理由もない」と言い始める。
ん?
なんだそれは・・・・・。
この言葉を訊かせたい人間はたくさんいた。
まあ退職トラブルは然るべき行政機関に相談して事なきを得ずで終わったが、こんな狂った会社に要られるわけない。最後まで移動を明示してきたが固辞した。そんな訳の分からない血迷ったような愚かな会社に残れるはずもない。残っていても確実に潰されていただろし。もう気持ちが悪かった。本当に意味も分からない気持ちの悪さだけ残った。
もう支離滅裂だ。
おいらVS祟る死霊集団もしくは、おいらVS上司って形に則って呪詛られたんだろうか?
思えば、呪いさんに共犯がいるとしたら、その上司しかあり得ない。同じように邪魔者を消す依頼でもしたことあるんだろう。
仕事しない人間に仕事しろと命令もしない。それで部下が困ってる。それはなんとかうまくやってよと言う。これがTOPなんだ笑。
その上ええ年したオッサンである呪いさんを「憎めない可愛い奴」って大真面目に庇う。もうその状況はラブリーな関係まで想像させてしまうくらいで、胸クソが悪かった。子弟と言うよりも愛人みたいだった。まあ一度でも呪いさんの呪詛の恩恵にあずかっていれば従うわな。その行為が正しくない邪法だとわかっていても、目の上のたんこぶを取り除いてくれたことは感謝に値するだろう。で、同時に疚しさや良心の呵責から共犯者に救いを求める。同類を自然に求める。
それがいつの間にか、もし裏切ったら今度は自分が殺されるんじゃないかと疑心暗鬼を生じる。そうした恐怖が弱みとなって立場が逆転し従わざるおえなくなる・・・・。嫌なパターンだけど有りえそうな話だ。
罪の共有って奴だろうか。まるで犯罪組織だ。そうやって何人陥れたんだろう。悪党は偽善者の顔をしてるっていうけど、本当にそんな感じの人。根はうすら寒い。
まあそれはともかく、アレは呪詛る神職がし向けた刺客だったんだろうな。
その頃はちょうど30日間毎日、由縁りのある神社にお詣りしていた時で、一時的にスキルアップしていたから事なきを得たんだと思う。
確かに穢れた黒い”刃”は何十回もおいらを刺した。
それはもう有り余る”殺意”だった。
ちなみに会社に行く前に、由縁りある神社にお詣りしたのは言うまでもないだろう。殺してやるって憎しみは後になればなるほど辛くなる。この時は悲しくて悲しくて、ただ拝殿の前で泣いた。悔しかった。
それもあって会社の神棚を処分する際に、もう一つの由縁りある神社(またまたにもほどがあるけど会社の氏神さんで宮司さんがいる)で祈願を受けた。その効果かなのか、会社との揉め事は綺麗さっぱり収まった。もう嘘みたいに笑。
今日は結界のための特殊な小型の幣を外そうかと思ったけど今年いっぱいは掛けておくことにした。こういう話のあとに、あの穢れに襲われたんじゃ埒もない。
もう黒い穢れはいなくなったけど、しばらくはうすぼんやりと家の周囲を伺っていた。それは確かに視えたし、確認も出来た。それはもしかすると去年から家の周りをうろついていた人影もどきと関係があるのかもしれない。ずっとおいらの命を奪おうとしていた悪いモノ。でも一瞬の不意を突かれんだろう。確かに護符は効いていたと思う。
もう営業所の片づけだけだったし、気が緩んでいたのは確かだ。その不意を起き掛けに突かれた。その頃、親父と大喧嘩していたので、家族の輪っかもほころんでいただろうし・・・・。に、しても、そんじょそこらの悪霊の類いなら途端に浄化するようなパワフルアイテムだぞ。
だから短期間スキルアップしていたお蔭だろう。最後に助けていただいた神が崇敬する神でなかったことが少し残念に思えるけど。このお社には現在神主はいない。昔、母方のご先祖が神職として奉じていた神さんである。
1か月であったが、もしお詣りをしていなければ心臓麻痺もしくは原因不明の心停止で死んでいたんだろうな。あの時・・・・。そう思うと少しゾッとする。
あれは殺意を持って、おいらを的確に、何度も刺したのだからね。あれが刃物であれば死んでるはず。
それまで地元の神社で正式な儀式にのった祈願は受けたことがなかった。今でもそれは不思議でならない。あれほどいろんな神社にお詣りしたのに、住んでる市の神社にはほぼ行かなった。格式だ、ご神徳だぁーって調べて参ってたりもしたのに。まあ近寄らせたくないような捻じ曲がった力が働いていたとも言えるのか。
もし浜田にUターンした頃に気が付いていたら、ご先祖に由縁りがある神社があると知っていたら、もっと早く通っていただろうから、禍根が30年も続いてはいなかっただろう。それにその頃の災いの大本は違うものだと思っていたし。でももし気が付いていたら前の職場にも務めることはなかっただろうな。でもその方が個人的には良かったのかも知れない。この16年間で飼いならされた犬みたいになっちゃってて人間性を著しく失っていたし、閉店する機会はいくらでもあったのに、それこそ現実に反してそのたび撤回されてきた。まるで呪いさんと裏の世界で呪詛合戦のケリをつけるまで引き延ばされたみたいに。まさに最後はおいらを取るか、呪いさんを取るかになっていたんだろう。
だから、おいらが善くなってはいけない状況が生まれていて、おいらも何故だかわからない理由で、地元の神社に参拝はせずにことあるごとに他市まで出掛けて祈願を受けたりしていた。もしかすると神ごとの領域があって、手出しできないエリアだったのかも知れない。それにしても石見一宮、二宮ときて、地元にある三宮に通い始めたのは今年の8月16日からである。いくら阿呆でももっと早く三宮にたどり着いていても不思議はない。なのに、、、、ないがしろにしていた気がする。三宮の近くにあるもう一つの由縁りある神社もそうだ。だから最後は地元の神さんに救われたから少しはマシかな。
しかし、まるっきりそういう系と関わりはないと思っていたし、寺社巡りも単に興味本位だった。一宮に通うキッカケになったのも、その当時にしてた仕事絡みだった。ああしたキッカケがなければ地元の人みたいに怖くて近寄らなかっただろう。西部の人間は、神徳あらたかなこの神社を通り越して出雲大社に行く。皇室との所縁は出雲大社以上であってもだ。それくらい特出し特殊な神社でもあるのが石見一宮である物部神社だ。ご祭神はまじまいの神である。神職の祖とも言われてる。表が奈良の石上神宮なら、裏が物部神社と言われている。皇室のバックアップや罪穢れ祓いのスペシャリストの神なのである。だけど、おいらにはどうだったんだろう。それはいつの時も思っていた。でも20年以上かかって三宮に導いてくれたのは物部神社のお蔭だと思っている。一宮を知らなければ二宮に参ることもなかったからだ。二宮の宮司さんになんでか「三宮にいきんさい」と言われた。
何度お詣りしても地元の人を見かけることは少ない。それくらい恐れ多い神さんなのである。まあ歴史的には負けた一族が奉じる神だから、祟り神の系譜とも言えなくもない。よほどの事がない限り、地元の人は訪れないと訊く。なんでだろう?それは今も理由を知らない。おいらみたいな目に合うのかな。見合わない願い事をすると叱られる。腹は立ったけど後悔はしていない。ひとりぼっちの自分をいつも支えてくださっていた。これは上手ではなく本音です。もし物部神社に参っていなければ潰れていたと思う。今よりももっとぺしゃんこに。それに今は意味も分かるから、無理矢理に納得させる必要もない。手が出せない理由はあったんだと思う。邪神を崇めようが、神を奉じる身分にバツは下せないのであろう。それはどうも三宮の神さんも同じみたいだ。護ることと罰することは種類が違うことなんだろう。仮に呪いさんが神の奉仕を怠れば、その時は話が違うのだろうが。ここから先は神のみぞ知る決まり事なんだろうな。
お盆の頃に初めて「先祖云々・・」の話を訊いてモーレツに反省した。昨年の大儀な願い事をした際にも行かなかった。三宮なのに・・・・・。忘れてた。片隅にもなかった。
だからせめて一宮に通った次になるくらいは数を稼ごうとして、三十日詣りを思い立ち実行した。その間中も決して追い風が吹くことはなった。余計に悪化したとも言えなくもない。個人VS組織が表面化してきたのも、この頃だった。常軌を逸したような異様な出来事てんこ盛りだったけどそれでも一心に通い詰めた。その後は休みのたんびに出掛けた。今も出来る限り続けてる。三十日間はとにかくこれまでの無礼の数々とお詫びに精を出した。
今はたまに呼んでもらえる。今日もそんな感じがしたけど、今日は心細いから行きたいだけなんだろう。でも弱っちいときは単に神頼みになるので今日は遠慮した。気分が塞ぐときは行かない方がいい。なんたって万能じゃないのが、日本の神さんだからね。大切にする想いって、そういうものだと思うようになった。呪いさんの千倍くらいは神さんを好きでいよう。邪魔者を悉く消し去ってくれる、それはどう考えてもまともな神じゃない。荒ぶる神でもないだろう。それはすごいもんだと思うけど、おいらが信じる神さんじゃない。ただの死霊かまさしく怨霊だ。引き際が視えなんだろうから、最後はソレに飲まれてしまうんだろう。おいらはその一歩手前で気が付いた。人間で留まることにこそ、人間に生まれた最大の目的はある。表の世界こそ、神が担う世界であるんだ。
でもここまでやっても、呪いさん本人はピンピンしてる。したくはないけど、それ以外の人も当然一応は疑ってみたが、知る限りひどい目にあった人はいなかった。でも違うとは思わなかった。おいらの知る限る、これだけすべての条件を当てはまる人物はいないし、固有の気配に固有の匂いがするからだ。
霊視は出来ないけど匂いなら分かるんだ。いつも呪いさんのつけてるコロンの匂いがした。
でも、
なんか世の理を無視し過ぎではないかい。超越していないかい。
通常の事務処理で終わるところを揉め事にしたのは、おいらじゃないし。
これじゃなんでもアリじゃありませんか。
やられ損だ。割に合わない。金よこせぇぇぇー(なんじゃコリャ)
それにしても超法規的だし、超自然的だ。これを反対に返せる力って存在するんだろうか?
だからこんなに今も歪みが生じているんだろう。それは吐き気をもよおうすくらいの時もある。淀んでいるんだ。濁っているんだ。
挨拶に行ったけど、呪いの本拠地は人外のものがたくさんいた。綻んでた。こんなゲスの個人的な恨み辛みのために、たった一人の愚かな人間のために、この町は近い将来に大事なものを失う。それは決定的に破壊的に。
それをなんとか阻止したくて一人で躍起になっていたけど排除されちゃいまして力不足を痛感してる。
まだ間に合えばいいけど・・・・。もう止められないんだろう。
その不吉な原因をどうもおいらに押し付けたようだけど、おいらは完全無欠の素人だから、玄人の真似は出来ません。そういう嘘はそのうち消えて、言いだしっぺに戻って来る。おいらはもういないのに、おいらのせいで、表の世界は覆ったりはしないんだよ。まあ、そん時に謝られても無視ですけどね。
正しいモノが消え去り、邪悪なモノが闊歩する。これがひとりの歪んだ感情が引き起こしたとするならば、他でいいように使えと思う。自分を高める世界はもっと高みにあったろうに。だから綻びを少しだけ破いてやった笑。
そしてこの町はおいらを必要としない。閉鎖空間でうまくいってると思い込んでる。拒むならそれでいい。だからもう二度と自らの意志で足を向けようとは思わない。魔法はもうすぐ溶けるだろう。
まあ、世の理なんてものは人間が正義を求めるがゆえに必要なただの概念かも知れないけど、通常言われてる理屈は何一つ通用しなかったと言える。術者を突き止めても何も起こりはしなかった。だからネットに出てる呪い返しなんてあてにしない方がいい。そんなものないとざっくり切り捨てた方がいい。
それにおいらが頑張れば頑張るほど、祈願に行けば行くほど、相手を太らせてしまう。力を与えてしまう。だから我慢して忘れるよりほかはないんだ。
今はあの”黒い穢れのヒトガタ”は周囲にいない。
でも、ここまで呪われる理由も謂われもないんだけどネ・・・・・。はっきり言って因縁つけられただけ笑。
せめておいらが味わった恐怖と苦痛と精神の地獄は味わってほしいな。この人なら耐えられずに死を選ぶのだろうけど。この苦痛くらいは感じて生きて行って欲しいと思う。それくらい思うのは呪いじゃないだろう。呪われし者の相応な権利だと思う。特権だ。
実際にこういうことを体験すると、なかなか現実が戻ってこない。これが呪われた後遺症とでもいうのだろうか・・・・。脱したい。
でも脱し切れない。
行ったり来たりしてる。
これが呪われると言うことだ。
だから書いてみた。
強くなるために・・・・。
そして神に届けばいいと思う。
蒼生の切なる思いです。
正しくあってくださいませ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます