空に問う。

空に問うても果てがない

ツインズ・キャンサー

2015-02-21 19:10:03 | 日記
双子の腫瘍。

ひょうたんみたいになってるのか、それぞれなのか、まだわからない。

1ヶ月以上、体調不良で頭がずきずきしてたけど、今日はホントに霧が晴れた。ガンだって断言されてしっくりきたんですね。ただ怠いだと、怠け者ですからね~。

一昨日ケンカしてから全くオヤジと口きいてない。

「明日予定ないから一緒に行こうか」
と母が言った。まあ、ガンの告知受けると思ったから。気持ちは嬉しかったけど断った。するとスゴい笑顔で父が
「母ちゃん暇だ言うとるんだけぇ、一緒に行ってもらええや。母ちゃんも息抜きしたいんだろ」

どうして癌かもしれん息子に対して、遊ぶに連れてく感覚で笑えるんだろう。ホントにこいつ壊れてんの?って不安になった。動転してる感じでもない。

だから、あえて
「あんたがついてきてもええんよ、父親なんだから……、あんたなんか一日中ひまじゃん。」
不意を疲れて困る親父。だから、あんた一人昔から、こういう付き添いや葬式イヤがるけど、あんたがしてくれたっていいんだよ、と追い討ちを掛けた。

常に自分は重病人で、何もしないのが当たり前。させないのが我が家のルールくらいに思ってる。家族はもちろん当たり前だけど、親族や他人から大事にされる、優しくされるもんだと思い込んでる。それが叶わないとキレる。そうとうこじらしてます。その上、小心者でケチ。

もし「ワシがついていってやろうか」と嘘でも優しい言葉を言うような人じゃない。この父のお陰で、3歳の頃には人は死ぬときは一人って、ちゃんとわかってた。父の不注意で死ぬ目にあったから。

それから何度も、ばつが悪そうに声をかけてくるけど無視。もう遅いんだよ、とうちゃん。

あんたより上の病人なんて、この世にたくさんいる。

もちろんおいらより重症な病人なんて山ほどいる。でもね、あんた親だって立場わかってんの。               

だからさ、自分の病気に甘えちゃいけなかったんだよ。自分が重篤な病気だって嘘ついて、家族を病気で支配した、コントロールした。男のくせに守られる事、選択した惨めな腐りかけの年寄り。まあ蓄膿なんで腐ってるけど(笑)。

仮だけど、即手術になったら、首に傷が残るから先に写真を撮っておこうかと思ってる。脂肪の塊切開したことにすればいい。とか、考えたりしている。手術のあとの人生もおいらは真剣に考えているんだ。

父には、心がない。他人を尊敬したり慈しむ心がない。でもたまには羨ましいと思う。自分を再優先に考えるご都合主義加減は立派と言える。

もうなんだか血の繋がった他人でしかない気がした。血のつながりが本当に気持ち悪いモノにしか見えない。

でも、ゴメンネ。本気で心配してくれたのかもしれないけど、癌かもって時は誰でも優しくするでしょう。そういうわかりやすい時じゃなくて、日常の普通の時に少しでも気遣ってくれていたら、違ってたんだよ。

あんたが無責任で嘘つきでだらしなくて死ぬほどきらいだったとしても・・・・・。もう親子のフリは出来ない。しんどいよ。他人じゃないから、こじれたら簡単にいかない。

もう、話さないでいいならば話したくない。

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