空に問う。

空に問うても果てがない

手形

2017-05-27 12:24:32 | 日記
江戸時代の大関である雷電の手形を見た。相撲は神事だから、相撲取りの手形は魔除けだったんだって。

で、手形の怪を思い出した。

南向きに小さな窓が並んでいるんだけど、窓の向こうは屋根。二階です。

おいらは直接ガン視して霊は視えないで、関節的なツールを使うと視えやすい。鏡とか鏡面になるもの。

とある夜のこと。

南向きの窓を背にして、眉毛でも抜いていたのかなぁ・・・。

鏡に映った窓に”手形”が写り込んでる。まあ二階に上がれない訳でもないから瞬間ドロボーと思った。

しかし振りむけない。

何故なら、ソレは右の手のひらを押し付けているんだけど(今思うに)、人間ならば必ずあるものがないんだよね・・・・。

それは手首から腕。

でも怖いから振り向いた。

暗い背景の手前にくっきりと”窓ガラスに押し付けられた手のひら”。人間にしたらやけに大きな手。

生々しい。

が手首がない。

恐怖で唾を飲み込んでたら、ソレは元々なかったみたいに消えた。

窓に近づいても指紋、掌紋ともない。ただ手の形を縁取るように薄い油みたいな筋があった。

怖いというよりは、驚きの方が強かったかなぁ・・・心臓はドキドキしてたし、また手のひらがあらわれやしないか考えてた。

二階だし地上に降りるためには東側の腰高窓の前を通らないと廻り込めないし、地上に落ちたような音もしなかった。

今ならばスマホがあるから決定的な瞬間も撮れるかも知れないけど・・・。

やっぱりデカい手のひらだったと思う。

30cmくらいはあったかなぁ・・・。

ジャイアント馬場はまだ健在だったから、ジャイアント馬場の幽霊でもないだろう。手のひらに見合う大男はもちろん縁者にはいないし、知り合いにもいない。

相撲取りの手だったんかなぁ・・・。

まあ見たのは手のひらだから手の甲がどんなだったかは分からない。

人間とは限らない。

それこそバケモノの右手だったのかも知れない。

面倒臭いので臨場感があるように書きませんでした(笑)。

ただそんなに怖くはなかった。

心臓がドキドキしただけ。

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