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空に問う。

空に問うても果てがない

世界から僕が消えたら

2015-02-05 18:04:58 | 日記
川村元気著の「世界から猫が消えたら」を読んだ。ずいぶん前に文庫本を買ったけど、書き出しが嫌いで読むのをやめた。

で、忘れてたんだけど、偶然昔の手紙やら写真みたいに積んであった本の下から出てきた。

一気に読んだ。良かった。

ーーーーーでも僕は誰かから何かを奪って、生き延びることが幸せだと思えなかった。ーーーーー

この一行がグッと来た。おいらは昨年たくさんのモノを奪われた。仕事がいちばん辛かった。とは思わなかった。意義あることをしているのだと思っていた。尊厳を奪われた。

慣れ親しんだ仕事だったけど未練は不思議と全然ない。
尊厳を奪われたこれがかなり辛かった。

十何年も少ない人数でこなしてきた仕事だったから、ルールを作ってたし、ルーティンもあった。その規範や規則を無視された事が何よりも辛かった。自由って人が求めるほど楽な生き方じゃない。いっぱい考えて、いっぱい笑って、いっぱい泣いた。

起こった事話しても誰も半分も理解できないだろうし、関わった人の多くがおそらく納得していないだろう。それくらい会社の上層部の方が法的手段や社会貢献度や行政の要請を蹴散らして閉店を決めた。確かに儲けは少なかったけど、その時が辞め時ではなかった。どうせ2年後には閉店してた。そのあたりは自分の口からは言えないんだけど(それこそ訴訟になる)、そこまではやり通したかった。

どうせダメになるもんだけど、今までやってきたことの終わりを見届けたかった。

まあ最後まで揉めて、その時保身に走るあまりの上司から漏れた言葉にただ驚いた。「店を閉める理由もあんたをクビにする正当な理由もなく閉鎖するんだから・・・・・」。この後にはおいらに訴えられたら100%会社が負けるから、訴えないという誓約書を書いてくれと懇願された。MR保身。・・・もちろん書類にサインなどしなかった。訴える権利まで、会社に明け渡す意味がわからないし、退職金を上積みしてくれるようでもなかったからだ。

まあ、こういう人らを傀儡にして、あることないことトップに吹き込んだのが、件の邪悪な神主だったりするんだろう。毎日毎日言いそうだもん。主張が通るまでくどくど。ダブルで呪詛されたんだろうし。

正直、相談したある弁護士には訴訟を勧められた。悔しいけどしなかった。仕事しない神主と天秤にかけられ負けた自分をもう一回同じ天秤にのせることが嫌だったから。また呪詛かけられるんだよ。

売上悪いから店閉められたっていう自己責任にして終わりにした。自己嫌悪。自己憐憫、自己批判・・・・・。

どのみち居座ったって嫌がらせされて追い込まれて辞めさせられたろうから、移動の話も道端の小石をけるくらいの気持ちで断った。

今でも思う。こんな小説にもドラマににもならないような現実がある事に。漫画みたいだった。だから退職したあと、ふとしたきっかけで心が宛もなくさまよい始めた。今はもうないけど、自分が死ぬなら道連れじゃとか考えてたな😁大袈裟だけど奴らを心から憎んでたから、やっつける方法や計画を立てた。もちろん正攻法ですけどネ😁。空想の回想も酷い妄想も確かにあったけど!だから相手の呪詛にされるがまま真っ逆さまに落ちて、転んで、病んだ。アレもウツだろう。それこそ霊的ウツ😁

でも今思えば全部懐かしい出来事。しっかり仕事していたから悔いもない。特殊な仕事だったし、貴重な経験だった。

だから、「世界から~」の文章が身に沁みた。心にストンと落ちる話ってあんまりないから感動したな。それに今読むから、救われたんだろう。

なんか「負」や「不」の運び屋だったけど、「金」や「幸」の運び屋になれた一日だった。もう前を見よう。

アガってる自分ってホント久しぶり!!

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