那須の大八郎と鶴富姫の銅像
その後ろが当時の屋敷
椎葉村観光を終えた我輩。
帰路に着くも道が分からない。
「そうだこんな時こそ頼りになるカーナビがあるではないか」
なんとゆう便利な世の中ではないか。
早速ナビの目的地設定に。
ルートを見ると2つのルートが。
最初にナビが表示したルートは明らかに遠回りだ。
そこで少しでも早く着きたい我輩は距離優先で2番目のルートを設定した。
これがいけなかった。
ナビで見る限りこっちの方が断然早そうに思えたのだがいやはやとんでもない間違いに途中で気付いた。
行けども行けども山の中。
すれ違う車もほとんど無いぐにゃぐにゃの曲がりくねった、1台やっと通れるような険しい山道をひたすら走り続ける。
初めての土地でどれだけ走れば抜け出せるかさえも皆目分からない。
どうやらこの道は今は使われていない旧国道のようだ。
普通の市街地の一般道だと人間には勘と言うものが働くのだが
この場面では通用しない、だから今走ってる道が正しいのかさえも疑わしい。
他に逸(そ)れる道もないし引き返す事も出来ず不安と孤独感満載で誰もいない山道をただひたすら走り続けました。
走っても走ってもその山道の終点が見えて来ない。
カーナビは「5キロ以上道なりです」を繰り返すばかり。
「うるせーよ分かったよ」とナビにやつあたりしながら懸命に焦る気持ちを抑えながらただひたすら走り続ける。
それでも2時間近く走っただろうかナビの音声がようやく変わった「おおよそ5キロ先左方向です」。「やった別れ道だ、この状況からやっと抜け出せる、でもまだ5キロも先か」
ところが別れ道に入っても状況は変わらなかった。
「なんだよまだ続くのかよ、このぐにゃぐにゃ道は」。
辺りは薄暗くなって不安な気持ちはますます募る。
そんなこんなでなんとか目的地に着いた時には2時間で着く予定が5時間近くかかってしまいました。「トホホ」
到着した時にナビの音声が
「貴方はおおよそ20年先も道なりです」