♪音の広場♪ サウンドジムあしかがはアマチュアプレイヤーのプラットホームです。

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言葉や数字で表せないものがいっばいある。チョーキング編。

2020年07月26日 09時26分57秒 | オーナーのひとりごと

知りたいのは、そういうことなんですね。
さらに理屈ではないことも、またまた、セオリーを無視したものも
あるかもしれません。

そういうことは、すぐに理解できない、覚えられないものが多いです。
だから、動画でみてわかっていてもすぐに似ない・・ できない・・
かっこ悪い・・・となってしまい、「あ~ ダメだ!!」と、やらなくなってしまう。
だから、もっとできるようにならない。

エレキギターでのギターソロ・・。
ソロを弾くうえで、その中に、「チョーキング」というテクニックが
含まれていることが往々にしてあります。

譜面には書いてあります。しかし・・ なかなか合点がいかない。
動画をみて、「そうか・・」と。
真似てみるものの、似ない・・ 違う気がする・・

ここで気をつけないといけないのは、
「知ったからといって、すぐできるものではない」ということ。

チョーキングは、弦を指で上下いずれかに「ずらす・・」・・、引っ張りあげる・・
「押し上げる」ともいうかも。
それで、音程を変えるテクニックです。しかし、ただ音程を変えるだけではありません。

押し上げもの速度、うねり・・・。そして、ピッキングとあいまっての、
立ち上がり、さらには、上げてからの後処理・・と、一つの山のように、
「上り、ピーク、下り」とそれぞれに細かな造作がついてまわります。

また、弦のずらし幅により、微妙に音程が変化します。
このテクニックは、フレッテイングのように「そこを押さえれば良い」というような
わかりやすいものではありません。

つまり上げ幅は、音を聴いて「この程度」とめぼしを付けていくものです。
それに、譜面に、「〇〇mmずらしてください」とは書いてありません。
やはり、やってみて、「これくらいかな?」と、上げ幅をつかんでいくものなのです。

よくあるのは、「押上け不足でピッチがあってない」。また、「微妙に音程がとれてない・・」・・。
まずは、しっかり1音上げることができるように。
この一音の感覚があってこそ、1音半も半音も実現できものと考えています。
1音チョーキングのチョーキングの上げ幅の目安、そして、基準としています。

レッスンで生徒さんにお教えするとき、「まだ、足りません、全然足りません・・」
「ととと・・ 上げ過ぎです・・」とかのやり取りが出てきます。

さらには、「3弦を1音チョーキングするなら、3弦は5弦にくっつきそうになる」と説明します。

そして、「痛いですよ・・ 深爪しますよ」と。
それと、爪が伸びていると、変に力が入りません。だから、余計な力も必要ですよ。と。

プロが何気なく、さり気なく弾いている姿から、この痛みは想定できなかったでしょうね。
まぁ、これが内部の現実なのです。

きわめて、アナログなテクニックです。つまり、技術介入の余地がいっばいあるのです。

チョーキングとその音色を聴いて、そのギタリストが誰なのか・・わかってしまうくらい
特徴が出るテクニックなんです。そして、ギタリストの武器でもあります。

これに磨きをかけることをおススメいたします。無論、しっかり「1音」上げることを
まず最初に。

そうか・・・ 上げ方がわからない・・のもありますね。

とにかく、このテーマで話し出したらキリがないのです。
上げ方はまた次回に。さらにバリエーションとか・・。しばらくこれを続けます。

チョーキングは、日本での呼び名です。
英語では、ベンディングとのことです。曲げる・・ということらしいです。







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