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薬指のチョーキングです。
中指と薬指の2本の指で、3弦を押し上げています。
人差し指も使ってるように見えますが
これは、4弦に触れるために添えています。
それは、ミュートするため・・・。
ですが、そのミュートは、ピッキングが4弦から弾いてしまった時の
ためのものです、
ストロークの合間に、単音を狙いに行く時・・・、
どうしてもピンポイントで狙っていても、正確に3弦だけを
弾けるわけではないので、その予防策です。
また、多少、濁った音・・つまり、「ギャリーン!」とかやりたい時に
も重宝しています。
もう一つは、フォーメーションとしての役割。
薬指のチョーキングから、人差し指への展開は、
よくあることです。その際に、もうすでに次の指を準備しておくことにあります。
使わないからといって、弦から指を遠ざけない。
無論、間に合えばいいわけですが、得てして、遠ざけた指は、
無駄な動きとなってしまうでしょう。
遠くまで離したら、かならずその分は戻らなければならないです。
常々、フィンガーボード上では、無駄を少なく・・・
これをフォーメーション上の課題とする場合が多いです。
チョップ奏法・・というのがあります。
4弦だけでなく、5弦、6弦も人差し指をかぶせてミュートし、
さらに、右手でも、弦をミュートして、「ギャリン!」とやる奏法です。
これは、右手との連携プレーとなってきます。
でも、「ギャリン」とやるだけでは、チョップというにはちと寂しいです。
私は、右手を斜め上空から、弦を叩きます。
真上でもいいですけど、せっかくミュートしたブラシング音が加わらないため
クリアな音になるでしょう。もちろんそれでもいいです。
ただ、弦と平行にカッティングして右手を急に90度転換して、
真上からというのも難しいですね。
そして、3弦だけを狙っても、その的中率に不安が残りますので。
無論、トレーニングで、的中率は上がるでしょうけど。
そこに時間はかけません。
クリアに出ても、ブラッシング交じりのチョップになっても、
それはその時の結果で結構だと思ってますので。
ブルース屋さんのギターはとても参考になります。
そして、とてもエキサイティングなプレイです。
お気づきの方がいるかもしれません・・・。
ギターは「打楽器」でもあるのです。
エキサイティングなプレイの秘訣のひとつはここにあると思ってます。
もちろん左手だけでなく、右手、ピッキングのこともお話しなくてはなりません。
森
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