
冬場は、大気の乾燥が著しいです。
私も、朝起きると喉がガラガラになってます。
ネック木部の湿度もグッと下がって乾燥がすすんでます。
よって、ネック木部が縮んで、鉄部のフレットが残ってしまい、
結果、フレットの端が飛び出してしまう現象がみられます。
これが「ネック痩せ」といわれるものです。
著しいと、プレイしていて、グリッサンドやスライド時に
突出したフレット端部で指にケガをしてしまうこともあります。
もちろん急に痩せるわけではないのですが、
久しぶりにギターを弾くときなどは注意してください。
ギターが乾燥でこのような状態になっていることがあります。
夏場になれば元に戻るとも考えられますが、
使っているギターはこの1本・・ ならば、
突出したフレットを削ってあげることが必要です。
サウンドジムにも今期に入って4本メンテナンスさせていただきました。
なんか・・ 今年は多いようです。
雪も嫌ですが、少しは湿気が欲しいところです。
喉も楽になりますし。
当ジムでは、除菌水を噴霧していますが、
実は、ギター保湿のための役割もあるのです。
適した湿度は40~50%と言われています。
高温多湿のある日本の気候では、一般家庭において
一定の湿度を保つのは難しいでしょう。
もともと、ギター材はシーズニングといって、その土地の気候になじませるため
材を寝かせる期間を置くことが多いですが、これが十分でない場合もありますし、
仮にシーズニングされていても、日本の四季はアップダウンが強烈ですから
木が順応しきれないのも事実です。
もっとも、すべてのギターがそのようになってしまっているわけでは
ないのですが、1フレットからボディー方向へ
ネックを握って滑らせてみて、「チクッ!!」としたり、
「ゴツゴツ」とフレットのエッジが当たるなら要注意です。
このほか、ネックの反りなども湿度との関係が深いです。
弾いていて「違和感」がある場合は、ぜひ、
サウンドジムまでお問合せください。
もちろん無料で診断いたします。
森
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