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森の里ホームズのブログ

菌血症(bacteremia)

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 菌血症(bacteremiaあるいはbacteraemia)とは、本来無菌であるはずの血液中に細菌が認められる状態を指し、通常血液培養によって証明される。血流感染(blood stream infection; BSI)とも呼ばれる。 敗血症と混同されることが多いが、敗血症は「感染を原因として全身性に炎症が起きている状態」と定義される。一方菌血症は「細菌が血液中に存在すること」を指し、両者は重複する概念だが、別概念である。

血流感染症(bloodstream infection)は、血流中に微生物が存在し、患者が発熱等の感染症状を呈している状態をいう。菌血症(bacteremia)も同様の意味で使用されるが、厳密には菌血症では菌が血液から検出されるものの、患者が必ずしも感染症状を呈するとは限らないため、無症状の場合は血流感染症とは呼ばない。

口腔内は非常に多くの菌が常在しており、歯周病などの口腔疾患や虫歯、外傷や歯科治療に伴う抜歯などより、常在菌が一時的に血液中に侵入している。免疫が正常な健常者であれば、すぐに自身の免疫が細菌を排除するため、一過性の菌血症で終わるために大きな問題とはならないが、投薬や基礎疾患により免疫抑制状態にある者は、菌血症から感染性心内膜炎、敗血症、壊死性筋膜炎へと進展することがある。

【症状】
 菌血症では通常、症状はみられませんが、ときに特定の組織や臓器に細菌が増殖して、重篤な感染症(細菌性髄膜炎や感染性心内膜炎など)を引き起こすことがあります。

菌血症の人に発熱や心拍数の上昇、悪寒戦慄(寒気とふるえ)、低血圧、消化管症状(腹痛、吐き気、嘔吐、下痢など)、呼吸数の増加、または錯乱がみられる場合は、おそらく 敗血症または敗血症性ショックが起こることがあります。

 ⇒ 菌血症と敗血症


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