本当の『知性の人』

2010年03月29日 00時22分50秒 | 日記


月曜日

19;30~
地区協議会(我が家で)
妻、部屋をくまなく掃除する。

小説「新・人間革命」
3月28日
 一一一八四〇年、パリに生まれたエミール・ゾラは、大学の入学試験に失敗し、進学を断念している。文学者を志していた彼は、出版社に勤務し、本の梱包や発送、返本の整理などの仕事を通して、人びとは“どんな本を求めているのか”を学び、時代の動向を鋭くとらえていった。
 社会のなかで、見識を深め、自身を磨いていったのである。

 ゾラは、晩年には、ユダヤ人大尉ドレフュスがドイツのスパイとされた冤罪事件で、彼を擁護したことから自身も裁判にかけられ、有罪判決を受ける。そのため、亡命生活を送るが、最後の最後まで屈することなく、正義のために戦い続けている。

 山本伸一は、第十三回学光祭で、そのゾラの生涯を通して訴えた。
 「これが、本当の『知性の人』の強さであり、深さです。強靱な知性があるからこそ、正を正、邪を邪と見抜き、雑音になど紛動されない。また、自己のちっぽけな、濁った私情に負けることなく、恐れなく正義の信念に殉じることができる。真理の導く方向へ、堂々と真っすぐに進んでいくことができる。

 学問と教養によって、耕され、練り鍛えられた確固たる人格と知性――諸君は、そうした揺るぎなき『人格の人』『知性の人』になっていただきたい」

 一方、日本の知識人の多くは、権力に迎合し、大勢に押し流され、迫害に抗して正義のために戦った歴史が余りにも少ないことを指摘。それを戸田城聖は「日本の民衆の悲劇」として、深く嘆いていたことを述べた。

 「戸田先生は『民衆が教養を身につけず、一握りのまやかしの知識人に引きずられていくことは不幸である』と語っておられた。

 こんな不幸の歴史は、断じて転換しなければならない。そのためにも、民衆の一人ひとりが、教養を積み、確固たる人格を築いていかねばならない」
 まさに、ここにこそ、創価大学通信教育部開設の意義があるといってよい。

立正安国論
或は捨て或は閉じ或は閣き或は抛つ此の四字を以て多く一切を迷わし、
剰え三国の聖僧十方の仏弟を以て皆群賊と号し併せて罵詈せしむ、
近くは所依の浄土の三部経の唯除五逆誹謗正法の誓文に背き、
遠くは一代五時の肝心たる
法華経の第二の
「若し人信ぜずして此の経を毀謗せば
乃至其の人命終つて阿鼻獄に入らん」
の誡文に迷う者なり、
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