ゆっくりのすすめ

発達障害で処理速度めっちゃ遅いことで悩んできました。加速する社会ですがこれからはゆっくりやっていきたいな~。

小沢健二「強い気持ち強い愛」@25日ミュージックステーション

2020-12-27 15:04:21 | 日記
2020年12月25日のミュージックステーションでの小沢健二さんのパフォーマンスに驚きを隠せない~! ちょっと紹介しますね。

日本音楽界のレジェンド筒美京平さんへの追悼と2021年へのメッセージということで、二人の共作「強い気持ち強い愛」(95年発売)が演奏されました。作詞が小沢さんで作曲が筒美さんになります。冒頭クリスマス風のコーラスに乗せて、オザケンの朗読、語りから始まります。

「この地上を歩いた者達は、困難を乗り越えてきた。イエス・キリストも、ナイチンゲールも、ここ日本列島の先人達も、疫病を超え、災害を超え、子供を育て、親の面倒をみて、何千年もかけて、今ぼくらがいる、この世界を作ってきた。その何千年の中で、一緒に地上にいる、この瞬間。そして・・・」新曲をワンフレーズ歌い本曲に移り、最後は「困難の2020年から2021年へ 来年こそは~~~!!!!!」と結ぶ(笑)

このメッセージから始めたのでほんと驚いた。そして来年こそは!というメッセージで締めくくっています。来年の彼の公演もどうなるかわかりません!自分の曲を歌うというだけでなく、様々に困難を抱えている人々にエールを送る、今を共有し一緒に乗り越えようとメッセージを伝えたい、小沢さんの愛を感じました。

困難を乗り越える人類というテーマ。クリスマスのなのもあり、イエスキリストを選んだのかなと思うんですが、小沢さんは色々な宗教に抵抗がなくむしろ良いイメージでとらえていて、神秘的という曲にもキリスト教がモチーフになってでてきます。そして、本当に困難の中キリストが十字架にかかって亡くなったことも、その後その御言葉が世界に広がっていったこともしっかり分かったうえでここに選んできたことを感じられます。

ナイチンゲールはコロナ渦ということで選んだのかなと思いますが、ナイチンゲールを選んでくれただけで私にはグッときました。元看護師なのでナイチンゲールには深い尊敬があります。野戦病院での活躍は本当にすごくて、まず汚物でいっぱいのトイレを掃除するところから始まって、環境を清潔にし、医療と栄養を施し、最終的には図書室まで作って、貧困層の兵隊達の自立を促すことまで考えていたという。頭の固い軍人さんとも直談判して野戦病院の改革をやってのけた。国に帰ってきた兵隊達がナイチンゲールをリスペクトして彼女は有名になったのです。コロナで被害にあった人たちが自立するところまで支援しなければ・・・なんて私も思います。

「強い気持ち強い愛」という曲は、聞いているとすごく元気になる曲。
以下歌詞抜粋

強い気持ち強い愛 心をぎゅっと繋ぐ
いくつもの悲しみも 残らずささげ合う 
今のこの気持ち強く強く

長い階段をのぼり生きる日々が続く
大きく深い河君と僕は渡る 涙がこぼれてずっと頬を伝う
冷たく強い風 君と僕は笑う
今のこの気持ちほんとだよね


小沢さん歌詞にはリスナーのためにという愛があります。哲学的なところも好きです。語りが多いところフォークのさだまささしさんとか、中島みゆきさんに似ていて、音楽を音楽だけの芸術範囲にとどめいないところがすごく好きです。











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