マウスのきもち

マウスの気持ちを行動から考えてみるblog

マウスが鬱になっちゃった

2020-04-23 18:57:55 | ペット
湿気と一緒に暑さが込められた、空気が重い。
2019年6月頃、異変。

この頃、ぽぽくんは、ととくん(故)ここくん、ももくん(故)と4匹で集団生活をしていました。
この4匹は、とっても穏やか集団で、争うところなし。マウス特有?すっとんだ行動もなし。きっと超優秀?なマウス達に違いない、裏返せば、野生は無理ということで、と思っていました。

6月下旬頃・・・
え?どうしたの?ぽぽくん・・・

おやつをせがみにくる3匹とはあきらかに違う雰囲気を漂わせながら、やっとおやつをもらって両手でもってもぐもぐ。。。食べ終わると隅の方へ移動してお尻をぺたんとお家の床につけて、動きません。そのまま目を閉じました。
1時間後・・動かない・・2時間後・・動いた?・・とばして、5時間後・・ちょっと移動していた。

どういうこと?普段からのんびりなぽぽくんですが、さすがになにかある。

そこで、ぽぽくんがどれだけ移動しているのか観察を始めました。

2. 動いていない
試しにお部屋よりかなり広い箱に入れてその中をお散歩してもらいました。ぽぽくんにとっては初めての場所で、どんなところなの?不安もあり好奇心もあり、確認しようと探索を始めるはずです。
ところが、ぽぽくんはのそのそと隅にそって歩いただけで、しばらくすると隅の一か所にじっとしてしまいました。そのまま30分。停止。

3. 目が虚ろ
おやつの時、マウス達は、マウソックをまっすぐ見て角膜がつやつやぴかぴか。うれしいことがあると眼は輝くんだなーとマウソックはおやつのたびに思います。
でも、この頃ぽぽくんは、おやつをもらうとき目が虚ろでした。目を半分くらいあけていましたが、マウソックと焦点がまったくあっていないことがはっきりわかりました。おやつもやっともらって、すごくゆっくり食べていました。

4. 原因
マウスは、実は順位というものがあります。社会的順位といいますが、仲良く暮らしていると思っていたのは実はマウソックだけ。同居当初は同列順位だったのかもしれません。そのうちに、他のマウスがぽぽくんよりちょっと活動的だったり、攻撃をしかけることができたり、を繰り返していくうちにだんだんと順位ができあがってくるようです。それは、ぽぽくんの毛からはっきりわかりました。

脱毛。

鬚がなくなり、少しずつ鼻の周りの毛がなくなり、眼の周りの毛が薄くなりました。その頃はまだマウスらしい動きはありましたが、決定的だったのは、何度も飛び蹴りされたり、体の上にのっかられたり、食べているおやつを奪われたり・・・しきりに3匹から眼の周りを舐められていてもじっとしてなにも抵抗をしないぽぽくんの姿を初めて確認しました。

舐められているのは、マウスにとって殴られているのと一緒なのではないか・・・それでも抵抗しないなんて・・・

ぽぽくん、鬱になっちゃった・・・

5. 救助
じっとしているぽぽくんをそっと抱きかかえようとしたら、ちょっと目を開いて、マウソックを見ました。

なにもしないよ。気づくのが遅くなってごめんね。よくがんばったね。これからはゆっくり過ごそう。

ぽぽくんの体がちょっと冷えていました。体温低下は致命的です。マウソックはすばやくカイロの上にふかふかのタオルをのせてぽぽくんを包みました。じっとしているぽぽくん。
注射筒に入れた温かい小動物用ミルクをぽぽくんの口元にもっていくと少し臭いをかいで、一滴、
ごくん。おいしー!眼がちょっとだけキラーん!

マウソックは、ちょっとほっと。
しばらく温めてから、準備した一匹部屋に入るぽぽくん。ぽぽくんはお部屋にはいると、少しだけ探索をしてから隅に移動して眼を閉じました。

ゆっくり直していこうね。あ、りんごあるよ。食べる?
寝ています。(ぽぽくんの声)


お知らせ
「【次回】ぽぽくんが元気になるまで」をお話しする前に【余談-マウソックの大きな声で独り言 第1回】をお話しします。本題とは違うマウソックの余談もどうぞよろしくお願い致します。

マウスは平等がすき!

2020-04-20 22:05:31 | ペット
青い空。公園の木々に昼の光が降りさらさら青葉がゆれている。     
5月をそろそろ迎える頃。

ぽぽくん 2017年10月生 体重40g (お部屋に一匹で生活中)
ここくん 2017年10月生 体重38g (お部屋に一匹で生活中)
・・・ポチャかな~。。完全に飼い主の責任ですね。。         
ダイエット!頑張ろう!

鼻息が荒いのはマウソックだけ。当該2匹様は、なにも気にせず、モフモフのおしりをゆらし、お部屋の中をウォーキング。そして、カリカリポリポリお食事。大満足?で寝る。しばらくして、起きる。。。伸びーふわぁんとおおあくびー。。・・・この繰り返しで、違う意味のハッピー太りが完成。

ひとり危機を感じたマウソックは、Amazonへふっとび、「ペット用おもちゃ ハムスター 鳥 吊り 噛む玩具 咬合ボール ストレス解消 2本 」 計8個 ぽちっとしました。ボール部分は、木製で、咬み放題!吊るせるようになっているので、揺らしてブランコみたいに遊べます。
 
ぽぽくん、ここくん、楽しみだねー!

2. おもちゃが到着!

それから2~3日後。。おもちゃが到着しました。いそいそ開けるマウソック。不器用なので、なかなか開けられません。イラつくなー。地味な戦いが終わると、なんともきれいな木のボールのおもちゃが姿をあらわしました。

うわー、かわいー、、、おや??

多分このおもちゃ、チンチラさんやウサギさん用なのではないのかとおもうのですが、マウスだとちょっとおおきめのおもちゃになります。言うならば、円形ジャングルジムのようなイメージ。

まあ、いっか。揺れるジャングルジム、楽しそう!

ぽぽくん、どうぞ。                         
ここくん、どうぞ。

ぽぽくん、ここくん、さっきからガサガサしていたマウソックを見ていて、自分のお部屋に木のボールが入ってくると、あちこちぺたぺたさわり、くんくん臭いをかぎ、くるくるおもちゃの周りをまわって、しばらく探索していました。

そのうちに。。。ここくんがひょいとボールに登ってみた。。。

ゆれます!わーい、おもしろい!

それを隣の自分のお部屋から見ていたぽぽくんもおなじようにボールに登ってみます。

わー、ゆれます!

二匹ともおもったよりぐらんぐらん揺らして楽しそう。買ってよかったなー。。。でも、だんだん気になることがでてきました。

3. 運動神経の問題

おもちゃがくるまで分からなかったのですが、こうやってみていると、二匹は運動神経に差があるような気がしました。

ここくんは、ボールから降りるとき、ボールの揺れに合わせてシュッとスマートに降りるのですが、ぽぽくんは、揺れに合わせることが難しいらしく、どてっと落ちるように降りていました。。まさか、ニブイという。。
いやいや、これは本当にまずい。何回も落ちることを繰り返しているうちにケガをしてしまうのではなかろうか。。そうなれば、致命的です。もし、骨折となれば、痛みが気になり、その部分を咬んで壊死してしまうことも考えられました。

ぽぽくんのゆらゆら即停止。

ゆらゆらを楽しんでいるぽぽくんには申し訳ないのですが、ここは、ボールを揺らすことができないように床において、上り下りだけをたのしんでもらう、まさに円形ジャングルジムとなったわけです。

4. ぼくの揺れませんよ。あっちは揺れています。

ぽぽくんのお部屋にあるボールは揺れなくなりましたが、ここくんのお部屋にあるボールは見事に揺れています。
ぽぽくん、ゆれなくなったボールに何度も乗ってしきりに揺らそうと頑張ってみるものの、全く揺れなくなってしまったボール。えー、なんで?何度も登ったり下りたりを繰り返し、揺れるボールに乗って楽しむここくんを見たり、また自分の動かないボールに登って自分の足元を見たり、、
マウソックに「揺れません!あっちは揺れています!」と、地団駄踏みながらきゅきゅ鳴いて訴えて、せわしなく動き回っていました。

5. 大怒鼠・ここ

あまりに訴えてくるため、ぽぽくんに説明したのですが、もう、わけがわからんと、自分のだけなぜ揺れないんだと、事態の収集不可。 

もう、仕方あるまい。同じにしよう。(もう、安直)

そして、ここくんのボールも揺れないように床においたところ、、、

揺れなくなりました!!! 大激怒。

お部屋に付いているアルミ製の金具の部分をガジガジ咬んで咬んで、マウソックに歯を見せながら怒れるここくん。

そんな怒れる1匹をしばらく見て「♪~」自分のお部屋のお散歩をはじめたぽぽくん。

マウソック、あまりのマウスの激怒と♪~で荒れ放題のお部屋の空気にあぜん。。。結局、撤去。おやつで平和。

【次回】
マウスが鬱になっちゃった