父は昨年の11月に余命宣告を受けた。肺癌だった。年に一度肺の検査で昨年までは何も異常は無かっ
た。長くても桜が咲く頃迄だと言われ、一体何を言ってるのか! 主治医を疑った。咳き込むこともないし
食欲もあるし、何一つ変わったことは無い。今思い出しても、その時のことを思い出せない。結局父は医
師の言うとおり3月に亡くなった。でも、2月くらいから段々食欲が無くなり殆どソファーで気持ち良く寝て
いた。亡くなる4~5日前からオムツをしていて、寝る前に取り換えようと、父におむつを取り替えてやるか
ら、と言ったら頷いた。そして私がおむつを取りに行き、父の所に戻って来て言葉をかけても何の反応も
なかった。この時悲しい気持ちは余りなかったような気がする。何も苦しまず、94年間生きて本当に永眠
したから凄い事で、むしろ感動の方が大きかったかもしれない。亡くなってから4ヶ月が経つけどまだまだ
ショックを引きずっている。父の死は私にとって大きすぎた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます