金曜、最初の手術は、子宮蓄膿の12歳のビーグル。
「もう、いい年だし、寿命ならしょうがない、って言ったら、嫁に行った娘に怒られたんだよ」と、
お父さんが連れてきていた。
麻酔が効いて、グーグー高鼾のビーグルの腹の中を見ていたら、さっき見てきた父の事を思い出していた。
身体を傾けさせようにもマネキンのように硬直していて、上手く向きを変えられなかった・・・
母は、どうして我が子のようにあそこまで面倒を見れるのだろうか?
(後はもう、苦しむ事なく逝ければ・・かな?)
フっとでも、そんな事を思うなんて・・・ヒドイねぇ
次は、何度も死にそうなところから復活した15歳の猫。
”あの後、もう来ないから死んだかな?”なんて思っていると、
”それからずっと元気だったんだけれどね”と・・また具合が悪くなってからやって来る。。。
悪い時しか来ないんだもんーーー、
だから乳がんが見付かった時も、もうこの歳だから、このまま寿命の方が先だろうと、
飼い主も手術を諦めていたのに・・
とうとうガンが大きくなり過ぎて口が開いてしまい、汁が垂れ流れ始めてしまったから~
このままではどうしようもないと・・幸い、今は調子が良くて、食欲あるそう、
猫も、いい顔つきだったので!
手術に踏み切ることにした。
最初麻酔の効きが微妙で、虫の息みたいな時は、
もうハラハラで、生きろ生きろ!と心で呟きながらだったが、
段々と麻酔も落ち着いてきて、
それからは!
何箇所もあるガンの、まず一番むずかしい場所から取り掛かる。
皮膚から切り離して行き、深いところは腹膜にまでくっついていた・・
そこまで取るとなると、腹腔まで開いてしまう。
膀胱や腸まで見えているが・・
ガンは全部取れた!腹膜も閉じ、
お年寄りだから皮膚が薄くてー
それを細かく縫うのが、気が遠のきそう・・・
さて、今度は脇の下のガン・・・
これは案外、つるリン♪と取れ。
でも皮膚を縫うのに骨が折れ。
9時から取り掛かった手術、二つが終わったところで、2時半、
片付けが終わって3時半~~、ほぼ6時間立ちっぱなしで、
踵は痛いわ、腰は痛いわ↓
でも、猫も麻酔から覚めてちゃんと起き上がったし!
これでしばらくの命は救ったぞー!と、4時半に寝た。。。
ところが、
次の日、病院を開けに下りたオットが、上がってきて、
「あれが死んでる!」
ド、(あれって、どっち?・・・・・)
あーーぁ、あんなに苦労して、手術成功した猫でした。。。。
オットも、「あれだけ丁寧にやったのにな、あの猫もがんばったのにな、敗北感だ~・・」
そして「手術して死んだって、久しぶりだなー、やっぱり嫌なもんだな」
そう。。。ふたりしてドっと、
疲労感でした。。。。
その日、
ここんとこずっと点滴に通っていた腎臓が悪い猫の飼い主さん、連休中もいつも夫婦でいらっしゃっていたが。
ずっと食べられなかったのが、今日は少し鰹節だけは食べたと、喜んでくれた。
過去、糖尿と診断され、それ以来糖尿病食を続けていて元気だったのだが、
今回の血液検査の結果は、腎臓はもう腎不全の値。。。。
ところがなんと!あの糖尿病に関しては問題のない値だった!
それで飼い主さん、過去の資料を探したそうで、その、糖尿と診断された時のデーターは、
「なんと11年前だったのよ!」と。
救えた命もあるのに、救いきれなかった命もあります・・・
「もう、いい年だし、寿命ならしょうがない、って言ったら、嫁に行った娘に怒られたんだよ」と、
お父さんが連れてきていた。
麻酔が効いて、グーグー高鼾のビーグルの腹の中を見ていたら、さっき見てきた父の事を思い出していた。
身体を傾けさせようにもマネキンのように硬直していて、上手く向きを変えられなかった・・・
母は、どうして我が子のようにあそこまで面倒を見れるのだろうか?
(後はもう、苦しむ事なく逝ければ・・かな?)
フっとでも、そんな事を思うなんて・・・ヒドイねぇ
次は、何度も死にそうなところから復活した15歳の猫。
”あの後、もう来ないから死んだかな?”なんて思っていると、
”それからずっと元気だったんだけれどね”と・・また具合が悪くなってからやって来る。。。
悪い時しか来ないんだもんーーー、
だから乳がんが見付かった時も、もうこの歳だから、このまま寿命の方が先だろうと、
飼い主も手術を諦めていたのに・・
とうとうガンが大きくなり過ぎて口が開いてしまい、汁が垂れ流れ始めてしまったから~
このままではどうしようもないと・・幸い、今は調子が良くて、食欲あるそう、
猫も、いい顔つきだったので!
手術に踏み切ることにした。
最初麻酔の効きが微妙で、虫の息みたいな時は、
もうハラハラで、生きろ生きろ!と心で呟きながらだったが、
段々と麻酔も落ち着いてきて、
それからは!
何箇所もあるガンの、まず一番むずかしい場所から取り掛かる。
皮膚から切り離して行き、深いところは腹膜にまでくっついていた・・
そこまで取るとなると、腹腔まで開いてしまう。
膀胱や腸まで見えているが・・
ガンは全部取れた!腹膜も閉じ、
お年寄りだから皮膚が薄くてー
それを細かく縫うのが、気が遠のきそう・・・
さて、今度は脇の下のガン・・・
これは案外、つるリン♪と取れ。
でも皮膚を縫うのに骨が折れ。
9時から取り掛かった手術、二つが終わったところで、2時半、
片付けが終わって3時半~~、ほぼ6時間立ちっぱなしで、
踵は痛いわ、腰は痛いわ↓
でも、猫も麻酔から覚めてちゃんと起き上がったし!
これでしばらくの命は救ったぞー!と、4時半に寝た。。。
ところが、
次の日、病院を開けに下りたオットが、上がってきて、
「あれが死んでる!」
ド、(あれって、どっち?・・・・・)
あーーぁ、あんなに苦労して、手術成功した猫でした。。。。
オットも、「あれだけ丁寧にやったのにな、あの猫もがんばったのにな、敗北感だ~・・」
そして「手術して死んだって、久しぶりだなー、やっぱり嫌なもんだな」
そう。。。ふたりしてドっと、
疲労感でした。。。。
その日、
ここんとこずっと点滴に通っていた腎臓が悪い猫の飼い主さん、連休中もいつも夫婦でいらっしゃっていたが。
ずっと食べられなかったのが、今日は少し鰹節だけは食べたと、喜んでくれた。
過去、糖尿と診断され、それ以来糖尿病食を続けていて元気だったのだが、
今回の血液検査の結果は、腎臓はもう腎不全の値。。。。
ところがなんと!あの糖尿病に関しては問題のない値だった!
それで飼い主さん、過去の資料を探したそうで、その、糖尿と診断された時のデーターは、
「なんと11年前だったのよ!」と。
救えた命もあるのに、救いきれなかった命もあります・・・