今話の名セリフ:「たとえ会えなくなっても、ローラは一番大事な友達だよ! ずっと! ずっと!」(夏海まなつ)
「トロピカル~ジュ!プリキュア」第46話(最終話)「トロピカれ! わたしたちの今!」の感想です。
~ オープニング前 ~
開始早々、まなつ達はプリキュアに変身。
『はーっ!』
「あっという間に!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』
「ヤラネーダもいないのに変身する意味あるの?」
「ない!」
「ローラ。次期女王としてグランオーシャンに戻るかどうか、決めるのはあなたです。」
~ Aパート ~
今日は、トロピカル卒業フェスティバルの当日です。ですが、まなつが、どこにもいません。
しばらくすると、まなつが屋上に戻ってきました。昨夜トロピカルメロンパンの中に入っていた「当たり」の景品・メロンパンクッションをもらいに行ってました。
「でも、こんなの別に今日じゃなくても・・・。」
「ううん! だって、『当たり』のクッションもらってないのが気になって、ローラが大事な事を決められないと困るじゃない!」
「まなつ・・・。」
「何の話だ?」
「えっと・・・。」
「まなつ・・・。私が話す・・・。」
「急過ぎるだろ!」
「それで、どうする気?」
「女王になるのは、まだ先なんでしょ? なら別に、今決めなくても・・・。」
「でも、それじゃ、あとまわしの魔女と一緒になっちゃう・・・。後回しにしちゃ駄目なの・・・。」
「だけど、女王様は言ってた。ローラは帰ったら、私達の事を忘れてしまう・・・。」
「もしかしたら、私達も、ローラの事を・・・。」
「私達は忘れない! もし記憶を消されても、絶対、忘れないよ!」
「まなつ・・・。」
「このままあおぞら市に残るか、帰って女王様になるか、私は、ローラが一番大事だって思う事をやってほしい!」
「今、一番大事な事・・・。」
それからしばらくして、トロピカ卒業フェスティバルが始まりました。
「では、トロピカる部も、劇の準備だ!」
「うん!」
「待って! 1つ提案があるの・・・。」
「ラストシーンの事なんだけど、プリンセスは、みんなと仲良く暮らしましたって終わりじゃなくて、女王になるために、自分の国に帰っていきましたってラストに変更したいの・・・。」
「うん! ローラがそう決めたなら!」
「よーし! 急いで準備だ!」
『おー!』
いよいよ、トロピカる部の演劇が始まろうとしていました。
「沢山集まってる・・・。」
「緊張してきた・・・。」
「よし!」
「みんな、5人一緒の最後の部活だ!」
「トロピカっていこー!」
『おー!』
「私はナッチー! あなたの名前は?」
「私はロザリア。遠い異国からやって来たの。」
「ところで、お腹空いたわね。あなた、何か持ってないかしら?」
「おまんじゅうがあるよ!」
「いいぞ、2人とも!」
「おすすめの色はどれ?」
「え・・・。えーっと・・・。私は紫が好きなんだけど、今街で人気があるのは・・・。」
「私は、あなたのおすすめがほしいの。」
「なら、やっぱり、紫!」
「へー、あなた、作家なのね?」
「でも、今、スランプなの・・・。」
「ロザリアはどこだ?」
「ドキッ!」
「追われてるのね。私と服を取り換えて、入れ替わって逃げましょう。」
「え・・・。またあなたの乙女なポエムが読めるのね。」
「黙れ・・・。」
「ふーん・・・。私の用心棒になる気はない訳?」
「ああ。私は仲間など信じない!」
「別に仲間じゃなくてもいいのよ。強ければ。」
「なんだ、そりゃ!」
「いよいよだ。」
「変更したラストシーン・・・。」
「みんな、セリフは大丈夫か?」
「忘れても自分の言葉で話せばいい。それが私達の物語だから。」
「うん。行こう!」
「本当の事を言うわ。実は私がこの街に来たのは、女王になるためなの!」
『女王!?』
「そう。私の国の女王は、実力で選ばれるの。だから、私は手柄を挙げなきゃいけなかった・・・。」
「そして、ついに伝説の灯台を見つけた。これで私は女王になれる!」
「それじゃあ、ロザリアは・・・、私達と一緒には暮らせないんだね・・・。」
「ええ・・・。」
「女王になるためにこの街に来て、みんなと仲良くなって・・・。毎日すっごく楽しくって・・・、ずっと一緒にいたいって思って・・・。」
「だけど・・・、だけど、私は帰らなきゃ・・・。私の夢を叶えるために帰らなきゃ・・・。みんなとの仲良しの思い出を、この胸に・・・。」
「そうか・・・。」
「残念だけど・・・。」
「女王様だなんて、すごいね・・・。」
「うん・・・。トロピ・・・。トロピカって・・・。」
「ありがとう・・・。ねえ、最後に、みんな・・・。」
「行かないで!」
「行かないでよ、ローラ・・・。帰るなんて言わないでよ・・・。また一緒にトロピカろうよ・・・。」
「一緒に部活して、一緒に勉強・・・、はしなくていいけど・・・。」
「夜は一緒のベッドで寝て・・・、朝は一緒にご飯食べて・・・、お昼はみんなでトロピカルメロンパン食べて・・・。」
「ごめん・・・。私、ローラが一番大事な事してほしくて、応援するって決めてたのに・・・。」
「ありがとう、まなつ・・・。」
「さあ! 最後にみんなで歌いましょう!」
「ああ、歌おう!」
「仲良しの歌を。」
「だ、大丈夫?」
「何すんのよ! 私、女王なのよ!」
「ご、ごめん・・・。ローラ・・・。」
「ロザリアだっつーの!」
「ローラが怒った・・・。」
「ちょ、ちょっと・・・。冗談じゃないわよ・・・。感動のシーンなのに、笑いが巻き起こってしまったわよ!」
「問題ない。これが私達の物語だから。」
「はあ?」
「オーライ。ここから立て直しましょ!」
「うん! 5人でな!」
「私達、ずっと友達よ!」
「うん!」
「いつまでも!」
「ずっとずっと・・・、」
「友達だ!」
「聞いて! 話があるの! 私の本当の名前は、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール!」
「おい・・・。」
「人魚の国から来た人魚よ!」
「に、人魚?」
「そう! ローラは人魚! 大好きな友達! ね?」
「私も大好きよ! だから、最後に、あなた達にも大サービス!」
「尾ひれに触っていいわよ!」
「やっぱり幻ではなかった・・・。本物の人魚よー!」
『に、ん、ぎょ! に、ん、ぎょ! に、ん、ぎょ!』
「作り物じゃないの?」
「本物でしょ?」
「フフ・・・。人魚は本当にいたのね・・・。」
~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「あれで良かったの?」
「だって私、人魚だし! 隠したままお別れするなんて、嫌だもの!」
「あすか。明日の卒業式、私は出られないけど、卒業おめでとう。」
「ありがとう。」
「高校に行ったら、テニス頑張って!」
「ローラも、女王になっても元気でな!」
「ええ・・・。」
「ローラ! こういう時こそ、リップで気合いだよ!」
「よし!」
「まなつ・・・。」
「これはローラにあげる! 寂しくなったら、これを塗って元気出して!」
「みんなと友達でいた事を、私、忘れちゃうのかな・・・?」
「え?」
「人魚の一生は長いんだって、女王様が言ってた・・・。」
「私が女王になって、長い時間が経って、その頃にはもう、まなつ達はいなくなってる・・・。私は海の中で一人・・・。」
「大昔、人間と関わった人魚が、寂しさから記憶を消す道具を作ったんだって・・・。」
「会えなくなっても、ずっと覚えてるって、寂しい事なのかな?」
「寂しくない! 忘れてしまう方が寂しい!」
「忘れちゃったら、寂しい事も分からないよ!」
「たとえ会えなくなっても、ローラは一番大事な友達だよ! ずっと! ずっと!」
「まなつ・・・。さんご・・・。みのり・・・。あすか・・・。私の事、忘れない?」
「ああ。」
「絶対に!」
「忘れない・・・。」
「一生憶えてる・・・。」
「ありがとう・・・。また会いましょう・・・。」
「ローラ!」
「ローラ! 絶対、また会おうね!」
「おやすみ・・・。ローラ・・・。」
その翌朝・・・、
「ねえ、お母さん。うち、もう1人誰かいなかった?」
「何言ってるの!」
「だよね、やっぱ・・・。」
そして、中学校では、卒業式が開かれました。
「あすか先輩・・・。卒業おめでとうございます・・・。」
「ありがとう・・・。」
「あれ? 5つある。」
「え? 何で間違えたのかな?」
「とりあえず私が食べる・・・。」
「ああ! ずるい!」
「余った1つは、4人で分けよう。」
「みんな、平等にね。」
「はーい・・・。」
それから何日か経ち、グランオーシャンでは・・・、
「ねえ、くるるん。これ、何だと思う? いつの間にか持ってて、なぜか気になるの・・・。」
「他にも変な事があってね・・・。この落書き。魔女の所へ。」
「ローラ、勉強もはかどっているようですね。」
「はい。女王様。」
「ローラ、以前から人間の世界に行きたがっていましたね?」
「はい。次期女王として、一度この目で見てみたいんです。」
「いいでしょう。」
「行ってきなさい。ただし、人間には会わないように。」
「はい!」
「行ってきまーす!」
「だいたいこの辺らしいけど・・・。」
「よいしょっと!」
「え?」
「え?」
『え?』
「さっきは突然人魚が来て驚いたね! そういえば、この間も変な事言ってたもんね!」
「記憶を消された私がここに来たら、色々教えてほしいの!」
「あなた達の記憶は消えないのよ! なぜなら、人間でもグランオーシャンの妖精でもないから!」
「無事アイツと会えてるかな?」
「すごい! 人魚って本当にいたんだ! 私の名前は・・・。」
「あなたは私を知らないのね。なら、私が探してる人間ではないわ。」
「誰かを探してるの?」
「ええ。友達を・・・。」
「へー、私と同じだ! 何か手掛かりは?」
「これ。」
「あー! 私のリップ! 何で、ローラが持ってるの?」
『え?』
「何で、まなつが私の名前を知ってるのよ?」
『え?』
「アクアポット?」
『トロピカってるー!』
~ エンディング後 ~
「はらペコった~・・・。」
「プリティホリック、新作コスメでーす!」
「さんご、このおむすびは何なの?」
「ツヤツヤの新米、ささのひかりとのコラボだよ!」
「へー・・・。」
「大きなおむすびだ! いただきまーす!」
「あれ? 本物じゃなかった・・・。」
「私の名前は夏海まなつ! あなたは?」
「和実ゆいだよ!」
「ゆいちゃん! コスメのお試ししてって!」
「え・・・。」
「チークは、これが可愛いよ!」
「ネイルは、この色ね!」
「アイシャドウは、これ。」
「髪はアレンジ!」
「でも、まずは、気合いのリップ!」
「あげる!」
「ありがとう!」
『ニコッ!』
いや、「ニコッ!」じゃないよ! 「何か変なの見えたけど?」「き、気のせいだよー・・・」とか会話して! 「『プリキュア』ではよくある事だよね!」と、お互い言わんばかりのその笑顔がちょっと怖いよ!(笑)
「ごめん! 私、行かなきゃ!」
「分かった!」
「ゆいちゃんの今一番大事な事をやって!」
「うん!」
「まなつ、どうしたの?」
「犬のフン、踏んじゃった!」
おい、朝食中の女の子もいたかもしれないのに、キミってやつは・・・。「フンを踏んだ(フンダ)のか、フーン・・・」という三段シャレができたとか「運(ウン)がついた」といったような言い訳は認めないからな?(笑)
「いくよ! あつあつご飯でみなぎるパワー! キュアプレシャス!」
これにて「トロピカル~ジュ!プリキュア」は終わりです。
本編終了後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「みんな、1年間ありがとう! とってもトロピカってたよ!」
「今日は、新しいお友達をご紹介!」
「はーい!」
「はじめまして! キュアプレシャスだよ!」
「この子はコメコメ!」
「コメー!」
「よろしくね!」
「すっごくトロピカってる!」
「トロピカってるって、なんか美味しそう! デリシャスマイル~!」
おお、分かってんじゃん! 「トロピカってる」には、「トロ」が入っていて、トロを乗せた寿司は格別の美味さがあるしね! まだ次回作始まってないのに、なかなか見る目があって、期待できるぞ、このキュアプレシャスは!(お前は、この1年間、何を見てきた(笑))
「よーし、気合い入れて、やる気全開! 今日もみんな一緒に!」
『トロピカってこー!』
「まったねー!」
最後の一枚絵
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
トロピカル卒業フェスティバル当日、ローラは、グランオーシャンに戻って女王になる事を決意し、演劇終了後に人魚である事を明かして、まなつ達と別れ、翌日、まなつ達もローラも一緒に過ごしていた記憶は失われましたが、ある日、ローラとまなつは再会して、お互いの名前が自然とこぼれ、アクアポットからシャボンピクチャーが溢れて、一緒に笑顔になりました。
シリアスとギャグが程良く配合されていて、すっごくトロピカってた最終回だった!
感動と笑いと癒しをありがとう! トロピカル~ジュ!プリキュア!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
ローラがグランオーシャンに戻る事を決めた時や、まなつ達と別れた時はシリアスな雰囲気になったものの、シリアスにはなり過ぎず、舞台道具がローラに直撃したり、人魚である事を明かした時には心地良い笑いをもたらし、ローラとまなつが再会した時には自然にお互いの名前を言ってたのがギャグ気味だったりと、最後の最後まで明るく楽しい作風が感じられて良かったです。
まず、今話が始まって早々、まなつ達はプリキュアに変身しました。ヤラネーダが出た訳ではありませんが。
まあ、これは、ノルマでしょうね。「敵はいなくても、とりあえず、女の子達に変身後の姿を見せとけ」という上からの指示で出したのでしょう、きっと。(笑)
変身は夢オチで終わり、そこからは、ローラがグランオーシャンに戻るかどうかの選択が迫られているというシリアスな展開に。そして、トロピカル卒業フェスティバルの演劇を披露する時が来ました。
演劇は、さんご、みのり、あすかのメイン回がネタとして盛り込まれているのが、成長や懐かしさが感じられて面白かったですね。
さんごは、プリキュア初変身回のチューリップがネタに。おすすめの色を聞かれた時に、好みの色が周りと違う事から、違う色を選ぼうとしてましたが、ローラが演じるロザリアは、さんごの好みの色を求めました。
周りとは異なるオンリー1や特別を誰かが認めてくれるのって良いですよね。これまでを振り返ってみると、話が進むにつれ、周りを気にし過ぎる事もオンリー1を恐れる事もなく、堂々と行動としているのが輝いて見えて、本当に成長したな、と思いますね。
みのりは、ロザリアと服を取り替えてロザリアの追っ手を撒くという事から、入れ替わりの話がネタになりました。ローラがプリキュアになる前は、かなり笑える話でしたね。
しかも、また乙女なポエムが読めるとか、ローラさん、いや、ローラ様、笑いの雰囲気をよく分かってらっしゃる! さすが、次期女王は格が違うぜ!(笑)
あすかは、初登場回の雰囲気そのまんまでしたね。
あの時は、あすかとローラは結構ギスギスしていましたが、話が進むにつれて、少しずつ仲良くなってきました。演劇でも、それが上手く表現されていて良かったですね。
そして、演劇のラストでは、ロザリアは女王になるために自分の国に帰る事、すなわち、ローラはグランオーシャンに帰って女王になる事を告げました。
演劇開始前にまなつ達は知っていましたが、まなつは、別れたくない気持ちを抑え切れず、泣いてまで一緒にいたい気持ちを打ち明けました。まあ、まなつなら、そうなりますよね。ローラとの楽しい思い出を誰よりも沢山作ってきたのですから。
でも、ちゃんと勉強はしようね? 「一緒に勉強・・・、はしなくていいけど・・・」て言ってたけど、キミ、学業が本分なんだから、サボったらアカンよ?(笑) こういうところ、今作らしいですよね。
鼻水を出してまでのガチ泣きも見応えありました。初回であれだけ鼻水出してたら、出さない手はないですよね。泣くも喜ぶも全力なまなつらしさが感じられて、本当に良かったです。
そんな感動シーンがありながら、約30秒後には、舞台道具がローラに直撃して変顔を晒すというギャグ展開に。
素直に感動シーンで終わらせればいいのに、あえてギャグで落とすへそ曲がりっぷり。これぞ、トロピカル~ジュ!プリキュア!(笑)
まなつ達が歌い終えた後の観客達の拍手シーンも落としどころでしたかね。炎の晴れ男がマスクとサングラスを着用してたのが、笑いのツボにじわじわ来ました。
このご時世、マスクの着用は大事ですが、サングラスまでかけちゃったら、変質者だよー! あすかがツッコミ系キャラなのは、このお父さんのせいなのかな、と感じてきました。(笑)
演劇終了後、ローラは自分が人魚である事を明かしました。まあ、あの日でお別れとなれば、ありきたりの展開ですよね。
尾ひれに真っ先に触ったのが風紀委員長だったのも面白かったですね。あと少しで人魚の謎を解明できず、疲れ切った感じになってましたし。人魚に直に触れられてスッキリしたでしょうね。
その後の「に・ん・ぎょ」コールは、もう笑うしかないですね。まなつの母・碧と、さんごの母・みゆきは驚いていましたが、他は熱狂というカオスっぷり。いやー、実に、トロピカル~ジュ!プリキュア!(笑)
それからしばらくして、ローラはグランオーシャンに帰り、まなつ達と別れました。
ローラの事は絶対に忘れないと誓ったものの、その翌日、ローラと過ごした記憶がなくなっていました。しかも、山登りの時に撮った集合写真からも、ローラの姿はありませんでした。
切ない・・・。そんなに早く忘れられちゃうのかよ・・・。
あのシーンを見て、「スプラッシュスター」の満と薫の途中退場を思い出しました。あの時も、咲と舞以外は、満と薫がいた記憶がなくなってましたし。
それも、「スプラッシュスター」は、敵同士だったのが友達になったばかりだったり、咲と舞をかばって消えたりと、今回よりも悲壮感は大きかったですね。まあ、そうは言っても、ガチ泣きまでして別れたくない気持ちを打ち明けたのに、もう記憶から消えちゃってるというのは、本当に切ないですが・・・。
ですが、これで終わらず、まなつとローラが再会した時は、自然に互いの名前が出てきて、一緒に過ごした記憶を思い出しました。
まなつは別れの時にリップを渡したのがファインプレーでしたね。大切な人に思い出の品をあげるというのは、現実でもよくある話ですが、それが感動の再会劇に繋がるとか、何かすごいですよね。ベッドに「むかえに行くこと!」とメモ書きを張ってあったのも大きいでしょう。
ローラは、魔女の館に行くよう落書きを残した事と、魔女の配下達に時が来たら色々教えてほしいと頼んでいたのが、功を奏しました。強い気持ちがあれば決して忘れやしないと思っても、万が一があるかもしれないのが、この世の中。やはり、準備って大事ですね。
そして、まなつと一緒に過ごした思い出を撮ってきたシャボンピクチャーも再会劇を盛り立てました。まさか、シャボンピクチャーが、こんなすごい役目を果たすとは思ってもいませんでした。楽しい思い出は心の中にあるとはいっても、カメラとかでしっかり残す事も大事ですね。
その後はエンディングを迎え、「あれ? 今回は、次回作の主人公の出番はなし?」と思われましたが、エンディング後に出番が来ました。
口癖である「はらペコった~」「デリシャスマイル~!」は出たのは良かったですし、ご飯が大好きなのも十分伝わりました。今作プリキュアとの共闘はありませんでしたが、プリキュア変身は可愛くキマっていて、見応え十分でしたね。次回作への視聴意欲がかなり高まりました。
これで、今作は終了。最初から最後まで楽しい気分になれて、そして、全話の感想を書けて満足です! 感動をありがとうございました!
今話の感想は、これで以上です。
さて、これで、「トロピカル~ジュ!プリキュア」の感想を全話書きましたが、もちろん、これで終わりにはしません。後日、名セリフや、全話見終えての総評なども語りたいと思います。
5日から12日の間に、まとめ記事を挙げる予定です。次回作が始まる前には挙げたいと思っていますが、どうなるかな・・・。もし興味がありましたら、総評記事もご覧いただけると幸いです。
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「トロピカル~ジュ!プリキュア」第46話(最終話)「トロピカれ! わたしたちの今!」の感想です。
~ オープニング前 ~
開始早々、まなつ達はプリキュアに変身。
『はーっ!』
「あっという間に!」
『トロピカル~ジュ!プリキュア!』
「ヤラネーダもいないのに変身する意味あるの?」
「ない!」
「ローラ。次期女王としてグランオーシャンに戻るかどうか、決めるのはあなたです。」
~ Aパート ~
今日は、トロピカル卒業フェスティバルの当日です。ですが、まなつが、どこにもいません。
しばらくすると、まなつが屋上に戻ってきました。昨夜トロピカルメロンパンの中に入っていた「当たり」の景品・メロンパンクッションをもらいに行ってました。
「でも、こんなの別に今日じゃなくても・・・。」
「ううん! だって、『当たり』のクッションもらってないのが気になって、ローラが大事な事を決められないと困るじゃない!」
「まなつ・・・。」
「何の話だ?」
「えっと・・・。」
「まなつ・・・。私が話す・・・。」
「急過ぎるだろ!」
「それで、どうする気?」
「女王になるのは、まだ先なんでしょ? なら別に、今決めなくても・・・。」
「でも、それじゃ、あとまわしの魔女と一緒になっちゃう・・・。後回しにしちゃ駄目なの・・・。」
「だけど、女王様は言ってた。ローラは帰ったら、私達の事を忘れてしまう・・・。」
「もしかしたら、私達も、ローラの事を・・・。」
「私達は忘れない! もし記憶を消されても、絶対、忘れないよ!」
「まなつ・・・。」
「このままあおぞら市に残るか、帰って女王様になるか、私は、ローラが一番大事だって思う事をやってほしい!」
「今、一番大事な事・・・。」
それからしばらくして、トロピカ卒業フェスティバルが始まりました。
「では、トロピカる部も、劇の準備だ!」
「うん!」
「待って! 1つ提案があるの・・・。」
「ラストシーンの事なんだけど、プリンセスは、みんなと仲良く暮らしましたって終わりじゃなくて、女王になるために、自分の国に帰っていきましたってラストに変更したいの・・・。」
「うん! ローラがそう決めたなら!」
「よーし! 急いで準備だ!」
『おー!』
いよいよ、トロピカる部の演劇が始まろうとしていました。
「沢山集まってる・・・。」
「緊張してきた・・・。」
「よし!」
「みんな、5人一緒の最後の部活だ!」
「トロピカっていこー!」
『おー!』
「私はナッチー! あなたの名前は?」
「私はロザリア。遠い異国からやって来たの。」
「ところで、お腹空いたわね。あなた、何か持ってないかしら?」
「おまんじゅうがあるよ!」
「いいぞ、2人とも!」
「おすすめの色はどれ?」
「え・・・。えーっと・・・。私は紫が好きなんだけど、今街で人気があるのは・・・。」
「私は、あなたのおすすめがほしいの。」
「なら、やっぱり、紫!」
「へー、あなた、作家なのね?」
「でも、今、スランプなの・・・。」
「ロザリアはどこだ?」
「ドキッ!」
「追われてるのね。私と服を取り換えて、入れ替わって逃げましょう。」
「え・・・。またあなたの乙女なポエムが読めるのね。」
「黙れ・・・。」
「ふーん・・・。私の用心棒になる気はない訳?」
「ああ。私は仲間など信じない!」
「別に仲間じゃなくてもいいのよ。強ければ。」
「なんだ、そりゃ!」
「いよいよだ。」
「変更したラストシーン・・・。」
「みんな、セリフは大丈夫か?」
「忘れても自分の言葉で話せばいい。それが私達の物語だから。」
「うん。行こう!」
「本当の事を言うわ。実は私がこの街に来たのは、女王になるためなの!」
『女王!?』
「そう。私の国の女王は、実力で選ばれるの。だから、私は手柄を挙げなきゃいけなかった・・・。」
「そして、ついに伝説の灯台を見つけた。これで私は女王になれる!」
「それじゃあ、ロザリアは・・・、私達と一緒には暮らせないんだね・・・。」
「ええ・・・。」
「女王になるためにこの街に来て、みんなと仲良くなって・・・。毎日すっごく楽しくって・・・、ずっと一緒にいたいって思って・・・。」
「だけど・・・、だけど、私は帰らなきゃ・・・。私の夢を叶えるために帰らなきゃ・・・。みんなとの仲良しの思い出を、この胸に・・・。」
「そうか・・・。」
「残念だけど・・・。」
「女王様だなんて、すごいね・・・。」
「うん・・・。トロピ・・・。トロピカって・・・。」
「ありがとう・・・。ねえ、最後に、みんな・・・。」
「行かないで!」
「行かないでよ、ローラ・・・。帰るなんて言わないでよ・・・。また一緒にトロピカろうよ・・・。」
「一緒に部活して、一緒に勉強・・・、はしなくていいけど・・・。」
「夜は一緒のベッドで寝て・・・、朝は一緒にご飯食べて・・・、お昼はみんなでトロピカルメロンパン食べて・・・。」
「ごめん・・・。私、ローラが一番大事な事してほしくて、応援するって決めてたのに・・・。」
「ありがとう、まなつ・・・。」
「さあ! 最後にみんなで歌いましょう!」
「ああ、歌おう!」
「仲良しの歌を。」
「だ、大丈夫?」
「何すんのよ! 私、女王なのよ!」
「ご、ごめん・・・。ローラ・・・。」
「ロザリアだっつーの!」
「ローラが怒った・・・。」
「ちょ、ちょっと・・・。冗談じゃないわよ・・・。感動のシーンなのに、笑いが巻き起こってしまったわよ!」
「問題ない。これが私達の物語だから。」
「はあ?」
「オーライ。ここから立て直しましょ!」
「うん! 5人でな!」
「私達、ずっと友達よ!」
「うん!」
「いつまでも!」
「ずっとずっと・・・、」
「友達だ!」
「聞いて! 話があるの! 私の本当の名前は、ローラ・アポロドーロス・ヒュギーヌス・ラメール!」
「おい・・・。」
「人魚の国から来た人魚よ!」
「に、人魚?」
「そう! ローラは人魚! 大好きな友達! ね?」
「私も大好きよ! だから、最後に、あなた達にも大サービス!」
「尾ひれに触っていいわよ!」
「やっぱり幻ではなかった・・・。本物の人魚よー!」
『に、ん、ぎょ! に、ん、ぎょ! に、ん、ぎょ!』
「作り物じゃないの?」
「本物でしょ?」
「フフ・・・。人魚は本当にいたのね・・・。」
~ Bパート ~
それからしばらくして・・・、
「あれで良かったの?」
「だって私、人魚だし! 隠したままお別れするなんて、嫌だもの!」
「あすか。明日の卒業式、私は出られないけど、卒業おめでとう。」
「ありがとう。」
「高校に行ったら、テニス頑張って!」
「ローラも、女王になっても元気でな!」
「ええ・・・。」
「ローラ! こういう時こそ、リップで気合いだよ!」
「よし!」
「まなつ・・・。」
「これはローラにあげる! 寂しくなったら、これを塗って元気出して!」
「みんなと友達でいた事を、私、忘れちゃうのかな・・・?」
「え?」
「人魚の一生は長いんだって、女王様が言ってた・・・。」
「私が女王になって、長い時間が経って、その頃にはもう、まなつ達はいなくなってる・・・。私は海の中で一人・・・。」
「大昔、人間と関わった人魚が、寂しさから記憶を消す道具を作ったんだって・・・。」
「会えなくなっても、ずっと覚えてるって、寂しい事なのかな?」
「寂しくない! 忘れてしまう方が寂しい!」
「忘れちゃったら、寂しい事も分からないよ!」
「たとえ会えなくなっても、ローラは一番大事な友達だよ! ずっと! ずっと!」
「まなつ・・・。さんご・・・。みのり・・・。あすか・・・。私の事、忘れない?」
「ああ。」
「絶対に!」
「忘れない・・・。」
「一生憶えてる・・・。」
「ありがとう・・・。また会いましょう・・・。」
「ローラ!」
「ローラ! 絶対、また会おうね!」
「おやすみ・・・。ローラ・・・。」
その翌朝・・・、
「ねえ、お母さん。うち、もう1人誰かいなかった?」
「何言ってるの!」
「だよね、やっぱ・・・。」
そして、中学校では、卒業式が開かれました。
「あすか先輩・・・。卒業おめでとうございます・・・。」
「ありがとう・・・。」
「あれ? 5つある。」
「え? 何で間違えたのかな?」
「とりあえず私が食べる・・・。」
「ああ! ずるい!」
「余った1つは、4人で分けよう。」
「みんな、平等にね。」
「はーい・・・。」
それから何日か経ち、グランオーシャンでは・・・、
「ねえ、くるるん。これ、何だと思う? いつの間にか持ってて、なぜか気になるの・・・。」
「他にも変な事があってね・・・。この落書き。魔女の所へ。」
「ローラ、勉強もはかどっているようですね。」
「はい。女王様。」
「ローラ、以前から人間の世界に行きたがっていましたね?」
「はい。次期女王として、一度この目で見てみたいんです。」
「いいでしょう。」
「行ってきなさい。ただし、人間には会わないように。」
「はい!」
「行ってきまーす!」
「だいたいこの辺らしいけど・・・。」
「よいしょっと!」
「え?」
「え?」
『え?』
「さっきは突然人魚が来て驚いたね! そういえば、この間も変な事言ってたもんね!」
「記憶を消された私がここに来たら、色々教えてほしいの!」
「あなた達の記憶は消えないのよ! なぜなら、人間でもグランオーシャンの妖精でもないから!」
「無事アイツと会えてるかな?」
「すごい! 人魚って本当にいたんだ! 私の名前は・・・。」
「あなたは私を知らないのね。なら、私が探してる人間ではないわ。」
「誰かを探してるの?」
「ええ。友達を・・・。」
「へー、私と同じだ! 何か手掛かりは?」
「これ。」
「あー! 私のリップ! 何で、ローラが持ってるの?」
『え?』
「何で、まなつが私の名前を知ってるのよ?」
『え?』
「アクアポット?」
『トロピカってるー!』
~ エンディング後 ~
「はらペコった~・・・。」
「プリティホリック、新作コスメでーす!」
「さんご、このおむすびは何なの?」
「ツヤツヤの新米、ささのひかりとのコラボだよ!」
「へー・・・。」
「大きなおむすびだ! いただきまーす!」
「あれ? 本物じゃなかった・・・。」
「私の名前は夏海まなつ! あなたは?」
「和実ゆいだよ!」
「ゆいちゃん! コスメのお試ししてって!」
「え・・・。」
「チークは、これが可愛いよ!」
「ネイルは、この色ね!」
「アイシャドウは、これ。」
「髪はアレンジ!」
「でも、まずは、気合いのリップ!」
「あげる!」
「ありがとう!」
『ニコッ!』
いや、「ニコッ!」じゃないよ! 「何か変なの見えたけど?」「き、気のせいだよー・・・」とか会話して! 「『プリキュア』ではよくある事だよね!」と、お互い言わんばかりのその笑顔がちょっと怖いよ!(笑)
「ごめん! 私、行かなきゃ!」
「分かった!」
「ゆいちゃんの今一番大事な事をやって!」
「うん!」
「まなつ、どうしたの?」
「犬のフン、踏んじゃった!」
おい、朝食中の女の子もいたかもしれないのに、キミってやつは・・・。「フンを踏んだ(フンダ)のか、フーン・・・」という三段シャレができたとか「運(ウン)がついた」といったような言い訳は認めないからな?(笑)
「いくよ! あつあつご飯でみなぎるパワー! キュアプレシャス!」
これにて「トロピカル~ジュ!プリキュア」は終わりです。
本編終了後は、最終回恒例の次回作へのバトンタッチがありました。
「みんな、1年間ありがとう! とってもトロピカってたよ!」
「今日は、新しいお友達をご紹介!」
「はーい!」
「はじめまして! キュアプレシャスだよ!」
「この子はコメコメ!」
「コメー!」
「よろしくね!」
「すっごくトロピカってる!」
「トロピカってるって、なんか美味しそう! デリシャスマイル~!」
おお、分かってんじゃん! 「トロピカってる」には、「トロ」が入っていて、トロを乗せた寿司は格別の美味さがあるしね! まだ次回作始まってないのに、なかなか見る目があって、期待できるぞ、このキュアプレシャスは!(お前は、この1年間、何を見てきた(笑))
「よーし、気合い入れて、やる気全開! 今日もみんな一緒に!」
『トロピカってこー!』
「まったねー!」
最後の一枚絵
【まとめ】 ※今回も、かなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
トロピカル卒業フェスティバル当日、ローラは、グランオーシャンに戻って女王になる事を決意し、演劇終了後に人魚である事を明かして、まなつ達と別れ、翌日、まなつ達もローラも一緒に過ごしていた記憶は失われましたが、ある日、ローラとまなつは再会して、お互いの名前が自然とこぼれ、アクアポットからシャボンピクチャーが溢れて、一緒に笑顔になりました。
シリアスとギャグが程良く配合されていて、すっごくトロピカってた最終回だった!
感動と笑いと癒しをありがとう! トロピカル~ジュ!プリキュア!
今話の感想を簡単にまとめると、こんな感じですね。
ローラがグランオーシャンに戻る事を決めた時や、まなつ達と別れた時はシリアスな雰囲気になったものの、シリアスにはなり過ぎず、舞台道具がローラに直撃したり、人魚である事を明かした時には心地良い笑いをもたらし、ローラとまなつが再会した時には自然にお互いの名前を言ってたのがギャグ気味だったりと、最後の最後まで明るく楽しい作風が感じられて良かったです。
まず、今話が始まって早々、まなつ達はプリキュアに変身しました。ヤラネーダが出た訳ではありませんが。
まあ、これは、ノルマでしょうね。「敵はいなくても、とりあえず、女の子達に変身後の姿を見せとけ」という上からの指示で出したのでしょう、きっと。(笑)
変身は夢オチで終わり、そこからは、ローラがグランオーシャンに戻るかどうかの選択が迫られているというシリアスな展開に。そして、トロピカル卒業フェスティバルの演劇を披露する時が来ました。
演劇は、さんご、みのり、あすかのメイン回がネタとして盛り込まれているのが、成長や懐かしさが感じられて面白かったですね。
さんごは、プリキュア初変身回のチューリップがネタに。おすすめの色を聞かれた時に、好みの色が周りと違う事から、違う色を選ぼうとしてましたが、ローラが演じるロザリアは、さんごの好みの色を求めました。
周りとは異なるオンリー1や特別を誰かが認めてくれるのって良いですよね。これまでを振り返ってみると、話が進むにつれ、周りを気にし過ぎる事もオンリー1を恐れる事もなく、堂々と行動としているのが輝いて見えて、本当に成長したな、と思いますね。
みのりは、ロザリアと服を取り替えてロザリアの追っ手を撒くという事から、入れ替わりの話がネタになりました。ローラがプリキュアになる前は、かなり笑える話でしたね。
しかも、また乙女なポエムが読めるとか、ローラさん、いや、ローラ様、笑いの雰囲気をよく分かってらっしゃる! さすが、次期女王は格が違うぜ!(笑)
あすかは、初登場回の雰囲気そのまんまでしたね。
あの時は、あすかとローラは結構ギスギスしていましたが、話が進むにつれて、少しずつ仲良くなってきました。演劇でも、それが上手く表現されていて良かったですね。
そして、演劇のラストでは、ロザリアは女王になるために自分の国に帰る事、すなわち、ローラはグランオーシャンに帰って女王になる事を告げました。
演劇開始前にまなつ達は知っていましたが、まなつは、別れたくない気持ちを抑え切れず、泣いてまで一緒にいたい気持ちを打ち明けました。まあ、まなつなら、そうなりますよね。ローラとの楽しい思い出を誰よりも沢山作ってきたのですから。
でも、ちゃんと勉強はしようね? 「一緒に勉強・・・、はしなくていいけど・・・」て言ってたけど、キミ、学業が本分なんだから、サボったらアカンよ?(笑) こういうところ、今作らしいですよね。
鼻水を出してまでのガチ泣きも見応えありました。初回であれだけ鼻水出してたら、出さない手はないですよね。泣くも喜ぶも全力なまなつらしさが感じられて、本当に良かったです。
そんな感動シーンがありながら、約30秒後には、舞台道具がローラに直撃して変顔を晒すというギャグ展開に。
素直に感動シーンで終わらせればいいのに、あえてギャグで落とすへそ曲がりっぷり。これぞ、トロピカル~ジュ!プリキュア!(笑)
まなつ達が歌い終えた後の観客達の拍手シーンも落としどころでしたかね。炎の晴れ男がマスクとサングラスを着用してたのが、笑いのツボにじわじわ来ました。
このご時世、マスクの着用は大事ですが、サングラスまでかけちゃったら、変質者だよー! あすかがツッコミ系キャラなのは、このお父さんのせいなのかな、と感じてきました。(笑)
演劇終了後、ローラは自分が人魚である事を明かしました。まあ、あの日でお別れとなれば、ありきたりの展開ですよね。
尾ひれに真っ先に触ったのが風紀委員長だったのも面白かったですね。あと少しで人魚の謎を解明できず、疲れ切った感じになってましたし。人魚に直に触れられてスッキリしたでしょうね。
その後の「に・ん・ぎょ」コールは、もう笑うしかないですね。まなつの母・碧と、さんごの母・みゆきは驚いていましたが、他は熱狂というカオスっぷり。いやー、実に、トロピカル~ジュ!プリキュア!(笑)
それからしばらくして、ローラはグランオーシャンに帰り、まなつ達と別れました。
ローラの事は絶対に忘れないと誓ったものの、その翌日、ローラと過ごした記憶がなくなっていました。しかも、山登りの時に撮った集合写真からも、ローラの姿はありませんでした。
切ない・・・。そんなに早く忘れられちゃうのかよ・・・。
あのシーンを見て、「スプラッシュスター」の満と薫の途中退場を思い出しました。あの時も、咲と舞以外は、満と薫がいた記憶がなくなってましたし。
それも、「スプラッシュスター」は、敵同士だったのが友達になったばかりだったり、咲と舞をかばって消えたりと、今回よりも悲壮感は大きかったですね。まあ、そうは言っても、ガチ泣きまでして別れたくない気持ちを打ち明けたのに、もう記憶から消えちゃってるというのは、本当に切ないですが・・・。
ですが、これで終わらず、まなつとローラが再会した時は、自然に互いの名前が出てきて、一緒に過ごした記憶を思い出しました。
まなつは別れの時にリップを渡したのがファインプレーでしたね。大切な人に思い出の品をあげるというのは、現実でもよくある話ですが、それが感動の再会劇に繋がるとか、何かすごいですよね。ベッドに「むかえに行くこと!」とメモ書きを張ってあったのも大きいでしょう。
ローラは、魔女の館に行くよう落書きを残した事と、魔女の配下達に時が来たら色々教えてほしいと頼んでいたのが、功を奏しました。強い気持ちがあれば決して忘れやしないと思っても、万が一があるかもしれないのが、この世の中。やはり、準備って大事ですね。
そして、まなつと一緒に過ごした思い出を撮ってきたシャボンピクチャーも再会劇を盛り立てました。まさか、シャボンピクチャーが、こんなすごい役目を果たすとは思ってもいませんでした。楽しい思い出は心の中にあるとはいっても、カメラとかでしっかり残す事も大事ですね。
その後はエンディングを迎え、「あれ? 今回は、次回作の主人公の出番はなし?」と思われましたが、エンディング後に出番が来ました。
口癖である「はらペコった~」「デリシャスマイル~!」は出たのは良かったですし、ご飯が大好きなのも十分伝わりました。今作プリキュアとの共闘はありませんでしたが、プリキュア変身は可愛くキマっていて、見応え十分でしたね。次回作への視聴意欲がかなり高まりました。
これで、今作は終了。最初から最後まで楽しい気分になれて、そして、全話の感想を書けて満足です! 感動をありがとうございました!
今話の感想は、これで以上です。
さて、これで、「トロピカル~ジュ!プリキュア」の感想を全話書きましたが、もちろん、これで終わりにはしません。後日、名セリフや、全話見終えての総評なども語りたいと思います。
5日から12日の間に、まとめ記事を挙げる予定です。次回作が始まる前には挙げたいと思っていますが、どうなるかな・・・。もし興味がありましたら、総評記事もご覧いただけると幸いです。
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